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焼畑が地域を豊かにする 鈴木 玲治(著/文 | 編集) - 実生社
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取引取次: 鍬谷|トランスビュー
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9784910686035

焼畑が地域を豊かにする 火入れからはじめる地域づくり

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発行:実生社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
288ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-910686-03-5   COPY
ISBN 13
9784910686035   COPY
ISBN 10h
4-910686-03-7   COPY
ISBN 10
4910686037   COPY
出版者記号
910686   COPY
Cコード
C3061  
3:専門 0:単行本 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年3月31日
書店発売日
登録日
2022年2月23日
最終更新日
2022年4月9日
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書評掲載情報

2022-05-05 京都新聞  朝刊
評者: 住吉哲志
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紹介

山を焼いて耕作地を切り拓き、作物を育てる焼畑。草木の灰や焼いた土から生じる養分は、肥料になります。日本では高度経済成長期に衰退しますが、その火は現在まで途絶えることはありませんでした。なんといま、焼畑を復活させる地域が増えています。

「環境破壊」だなんて、とんでもない!化学肥料や除草剤が不要、作物はおいしく育ち、カーボンニュートラル。在来野菜を活かした食・森づくり・地域おこしとも結びつきながら、現代によみがえっているのです。
「古くて新しい」焼畑の魅力と可能性に迫ります!


もくじ
 ◎第1部 焼畑は「環境破壊」か――みなおされる現代の焼畑
1 今、なぜ焼畑なのか? 新たな可能性を紡ぎだす試み 鈴木 玲治/2 焼畑の現代史――「消滅」から継承・再興へ 辻本 侑生/3 焼畑は「よくわからないけれど面白い」 大石 高典

 ◎第2部 全国にひろがる焼畑の輪――焼畑が豊かにする地域
4 伝統の継承と復興
4-1 継続は力なり――宮崎県椎葉村 焼畑蕎麦苦楽部 椎葉 勝/ 4-2 焼畑から森づくりへ――静岡県「井川・結のなかま」の活動 望月 正人・望月 仁美 聞き手・構成:大石 高典/4-3 蕎麦屋と焼畑――静岡県 焼畑蕎麦にあこがれて 田形 治 聞き手・構成:大石 高典/4-4 焼畑実践の魅力 ――静岡県静岡市 井川における実践から 杉本 史生

5 焼畑カブのブランド化 
5-1「焼畑あつみかぶ」ブランド化の軌跡――山形県鶴岡市温海地域 中村 純/ 5-2 焼畑を活用した資源の循環利用で持続可能な森林づくり――山形県鶴岡市 温海地域 鈴木 伸之助/ 5-3 「灰の文化」が育む赤カブ栽培――新潟県村上市 さんぽく山焼き赤かぶの会 板垣 喜美男

6 村外者、移住者と焼畑実践
6-1 「遊び」で続けた30年――福井市味見河内町 福井焼き畑の会 福井焼き畑の会 聞き手・構成:辻本 侑生/ 6-2 7世代先の森づくり――熊本県水上村 水上焼畑の会 平山 俊臣/

7 教育・研究と焼畑実践
 7-1 焼畑は山おこし・村おこし――高知県吾川郡仁淀川町 山口 聰/ 7-2 焼畑再生という試みのちいさな幾きれか ――島根県仁多郡奥出雲町 面代 真樹/ 7-3 創造=発明作業としての焼畑 焼畑は骨董技術ではない――島根県仁多郡奥出雲町 小池 浩一郎

(コラム)焼畑のやり方として書籍にはまとめられていない、あるいは発明かもしれない焼畑の技法 小池 浩一郎

 ◎第3部  山を焼く、地域と学ぶ――滋賀県⻑浜市余呉町
8 余呉の焼畑プロジェクトと「火野山ひろば」 増田 和也/9 余呉の焼畑を発展的に受け継ぐ 黒田 末寿/10 暮らしを支えた「原野」――女性たちの語りにみる焼畑と山の草地利用 島上 宗子/11 焼畑と土壌・昆虫・植物 鈴木 玲治/12 在来品種「余呉のヤマカブラ」を選抜採種する 野間 直彦/13 焼畑のヤマカブラを食べ継ぐ――おいしさに気づき、変化をめざして 河野 元子/14 結節点としての焼畑――外部者の関わりが生み出す可能性 増田 和也
(コラム)野ウサギ、ワラビ、サシバ舞う「くらしの山野」――子らと先人は出会う 今北 哲也

【番外編】漫画でわかる! 大学教員が焼畑をはじめてみた 原作・火野山ひろば/漫画・西村 佳美

目次

 ◎第1部 焼畑は「環境破壊」か――みなおされる現代の焼畑
1 今、なぜ焼畑なのか? 新たな可能性を紡ぎだす試み 鈴木 玲治
2 焼畑の現代史――「消滅」から継承・再興へ 辻本 侑生
3 焼畑は「よくわからないけれど面白い」 大石 高典

 ◎第2部 全国にひろがる焼畑の輪――焼畑が豊かにする地域
4 伝統の継承と復興
4-1 継続は力なり――宮崎県椎葉村 焼畑蕎麦苦楽部 椎葉 勝
4-2 焼畑から森づくりへ――静岡県「井川・結のなかま」の活動 望月 正人・望月 仁美 聞き手・構成:大石 高典
4-3 蕎麦屋と焼畑――静岡県 焼畑蕎麦にあこがれて 田形 治 聞き手・構成:大石 高典
4-4 焼畑実践の魅力 ――静岡県静岡市 井川における実践から 杉本 史生

5 焼畑カブのブランド化 
5-1「焼畑あつみかぶ」ブランド化の軌跡
――山形県鶴岡市 温海地域 中村 純
5-2 焼畑を活用した資源の循環利用で持続可能な森林づくり
――山形県鶴岡市 温海地域 鈴木 伸之助
5-3 「灰の文化」が育む赤カブ栽培――新潟県村上市 さんぽく山焼き赤かぶの会 板垣 喜美男

6 村外者、移住者と焼畑実践
6-1 「遊び」で続けた30年――福井市味見河内町 福井焼き畑の会 福井焼き畑の会 聞き手・構成:辻本 侑生
6-2 7世代先の森づくり――熊本県水上村 水上焼畑の会 平山 俊臣

7 教育・研究と焼畑実践
 7-1 焼畑は山おこし・村おこし――高知県吾川郡仁淀川町 山口 聰
 7-2 焼畑再生という試みのちいさな幾きれか ――島根県仁多郡奥出雲町 面代 真樹
 7-3 創造=発明作業としての焼畑 焼畑は骨董技術ではない――島根県仁多郡奥出雲町 小池 浩一郎

(コラム)焼畑のやり方として書籍にはまとめられていない、あるいは発明かもしれない焼畑の技法 小池 浩一郎

 ◎第3部  山を焼く、地域と学ぶ――滋賀県⻑浜市余呉町
8 余呉の焼畑プロジェクトと「火野山ひろば」 増田 和也
9 余呉の焼畑を発展的に受け継ぐ 黒田 末寿
10 暮らしを支えた「原野」――女性たちの語りにみる焼畑と山の草地利用 島上 宗子
11 焼畑と土壌・昆虫・植物 鈴木 玲治
12 在来品種「余呉のヤマカブラ」を選抜採種する 野間 直彦
13 焼畑のヤマカブラを食べ継ぐ――おいしさに気づき、変化をめざして 河野 元子
14 結節点としての焼畑――外部者の関わりが生み出す可能性 増田 和也
(コラム)野ウサギ、ワラビ、サシバ舞う「くらしの山野」――子らと先人は出会う 今北 哲也

【番外編】漫画でわかる! 大学教員が焼畑をはじめてみた 原作・火野山ひろば/漫画・西村 佳美

前書きなど

本書は、日本各地で今まさに焼畑をしている人々の、様々な思いを集めた本です。21世紀のこの日本で焼畑が営まれていること自体が驚きかも知れませんが、近年は焼畑の意義が様々な角度から見直され、ここ十数年で焼畑復活の狼煙が各地で上がっているのです。
詳しくは本編で説明しますが、焼畑は化学肥料も除草剤も不要な農業で、焼畑ならではのおいしい作物が育ちます。また、焼畑を森林破壊の元凶とみなす人も多いのですが、それは誤解です。それどころか、焼畑をうまく活用すれば、手入れ不足で荒廃する日本の里山林やスギ・ヒノキの人工林を蘇らせることも可能です。さらに、火入れを観光資源として活用する地域や、焼畑を核に都市と農村、若者と高齢者の交流が深まっている地域もあります。本書のタイトル通り、まさに「焼畑が地域を豊かにする」のです。「そんな荒唐無稽な話、本当?」と思った方は、ぜひ最後まで本書に目を通してください。きっと焼畑への見方が180度変わるのではないかと思います。(はじめに)

版元から一言

焼畑のウソ?ホント?
・化学肥料も除草剤も不要な農業である!
・作物がおいしく育つ!
・森林破壊の元凶ではなく、里山林を蘇らせる!
・復活させる地域が増え、交流が盛り上がっている!
     →正解は、本書をお読みください……!

著者プロフィール

鈴木 玲治  (スズキ レイジ)  (著/文 | 編集

鈴木 玲治 京都先端科学大学バイオ環境学部教授。1971年生まれ。専門は森林環境学、土壌学。東南アジアと日本での焼畑研究に従事し、火野山ひろばの活動に参加。近年は日本各地の焼畑実践地を訪問し、焼畑を活かした里山再生の可能性を探る。

大石 高典  (オオイシ タカノリ)  (著/文 | 編集

大石 高典 東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。1978年生まれ。専門は人類学、アフリカ地域研究。アフリカ中部の熱帯林で焼畑農耕民バクウェレとつき合う。農学部での卒業研究以来、日本の焼畑に関心を持ち、火野山ひろばの活動に参加している。

増田 和也  (マスダ カズヤ)  (著/文 | 編集

増田 和也 高知大学農林海洋科学部准教授。1971年生まれ。専門は環境人類学、東南アジア地域研究。農山村における社会動態と自然資源利用の関連について研究。インドネシア滞在中に焼畑と出会い、火野山ひろばの活動に関わる。

辻本 侑生  (ツジモト ユウキ)  (著/文 | 編集

辻本 侑生 弘前大学地域創生本部助教。1992年神奈川県生まれ。専門は民俗学・歴史地理学。登山をきっかけに焼畑の世界に魅了され、高校2年生の夏に福井市味見河内を訪問。以降「福井焼き畑の会」の活動に参加し、現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。