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富来祭 羽織と時計 加能作次郎小品集 杉原米和(編) - りょうゆう出版
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富来祭 羽織と時計 加能作次郎小品集 (トギマツリ ハオリトトケイ カノウサクジロウショウヒンシュウ)

文芸
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新書判
縦176mm 横113mm 厚さ12mm
196ページ
並製
定価 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-910675-10-7   COPY
ISBN 13
9784910675107   COPY
ISBN 10h
4-910675-10-8   COPY
ISBN 10
4910675108   COPY
出版者記号
910675   COPY
Cコード
C0093  
0:一般 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年1月13日
書店発売日
登録日
2025年10月30日
最終更新日
2026年1月14日
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紹介

大正から昭和時代にかけて活躍した自然主義作家・加能作次郎を再発見する作品集です。『恭三の父 父の匂ひ 加能作次郎秀作集』(既刊)に続く、2冊目となります。
「小品集」とした本書では、父、母、継母、妻との交流と葛藤、能登の自然と風俗、海と共に生きる生活を描いた比較的短い作品を収録しています。
故郷の夏祭りを妻と共に回想する「富来祭」、昔話を語る姿を通して継母を描く「母」、米を炊くための釜の購入を巡る妻とのいさかいをユーモアで包みながら語る「釜」、能登から上京したなんとも素朴で愛らしい義祖母を描く「祖母」、大学入試共通テストにも出題された若き作家の自己省察が現代の若い人にも通じそうな「羽織と時計」、能登の海の厳しさを童話にした「少年と海」(「赤い鳥」所収)など、10作品をとおして作家・加能作次郎の魅力を伝えます。

目次

富来祭
海の断章
汽船
少年と海
屍を嘗なめた話
羽織と時計( W ・B 君を弔う)
祖母

父の顔

ふるさとの文学 加能作次郎  杉原米和
-------
あえの風が吹いてくる おわりに 
収録作品紹介 加能作次郎をさらに知りたい方へ 
加能作次郎略譜 

版元から一言

加能作次郎とは、何者か?
明治の終わりから大正、昭和初期に活躍した石川県・能登出身の自然主義作家。
2歳で母を失い、13歳で故郷を出奔し京都へ。苦学の末、東京の文壇に25歳でデビューする。菊池寛、芥川龍之介、宇野浩二、久米正雄、広津和郎らと同時代に人気作家として、新聞・雑誌に多くの連載をもち好評を博した。能登出身の藤澤清造と同じく「私小説」的な作品を残しているが、藤澤が破壊的だとすれば、加能はあくまでも抑制的で温かで「時めかない」(広津和郎による)作家である。また同じ石川県出身の後輩・室生犀星や島田清次郎と交流があり、引き立てていた。
20世紀後半以降は、ほぼ忘れられた作家だったが、「恭三の父」「羽織と時計」「母「乳の匂ひ」などの作品により、再発見・再評価されつつある。
小説家・フランス文学者の山田稔氏はエッセイ「富来」(『マビヨン通りの店』所収)で、「なかでも「乳の匂ひ」は、こんな傑作がまだ残っていたのかと、発見者の幸せを味わった」と記している。そして「加能の作品が若い人たちにも読まれるようになればいいと願って」いるとも。
※加能作次郎の作品集は、2007年に講談社文芸文庫(荒川洋治編)で刊行されましたが、現在、書店で新本として入手できるのは、りょうゆう出版の2冊のみです。(2025年12月記)

著者プロフィール

杉原米和  (スギハラ ヨネカズ)  (

1956年石川県七尾市石崎町生まれ。金沢大学教育学部中等国語課程卒業。早稲田大学国語国文学専攻科修了後、京北学園中学高等学校で国語を担当。京北学園白山高等学校副校長、京北幼稚園長、東洋大学京北学園白山高等学校副校長、東洋大学京北中学校副校長を経て、現在は、東洋大学教職センター専門員、井上円了哲学センター客員研究員、江戸川大学非常勤講師として教職志望の学生の指導に携わる。いしかわ観光特使、石川県人会常任理事(広報委員長)、『石川縣人』編集長など、石川県の情報発信を教育とともにライフワークにしている。2022年1月から「ラジオななお」パーソナリティ。
著書に「関係をはぐくむ教育」(EDI)、「ミリアニア石川の近代文学」(共著・能登印刷出版部)、「白山の丘の上から 生徒と共に生きる」(みくに出版)、「共に揺れる、共に育つ 四十年間教壇に立った或る教師の想い」「加能作次郎ノート」、編著として「恭三の父 乳の匂ひ 加能作次郎秀作集」(いずれも、りょうゆう出版)。

上記内容は本書刊行時のものです。