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最後の戦争 戦争を終わらせるための戦争
原書: THE LAST WAR
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年9月2日
- 書店発売日
- 2026年9月16日
- 登録日
- 2026年8月11日
- 最終更新日
- 2026年8月12日
紹介
アナーキズム×戦争
いま、私たちの目の前に戦争がある。
世界中で紛争がたえず、不条理な虐殺が続いている。誰が戦争を始め、誰がその代償を支払わされるのか。平和を阻むものの正体は何なのか。
第一次世界大戦の開戦直後、若きアナキスト、ジョージ・バレットがその問いに真正面から挑んだ反戦の書。
国家、愛国心、階級、貧困――バレットは戦争を生み出す社会そのものを問い、国家どうしの戦争ではなく、人々を貧困と死へ追いやる仕組みとの闘いを説く。「戦争を終わらせるための戦争」を。
日本ではほとんど紹介されてこなかったジョージ・バレットの代表的反戦論、初邦訳。
百年以上前、一人の若い労働者によって書かれたこの小冊子を読むと、大戦中の世界と現在が驚くほど重なって見える。
戦争と虐殺が続くいまこそ読まれるべき、鮮烈な反戦の一冊。
目次
はじめに
最後の戦争――戦争を終わらせるための戦争/ジョージ・バレット
愛国心
思想なき私たち
Ⅰ
愛国者と侵略
彼の敵
私たちの闘い
富裕層の愛国心
Ⅱ
勇気が教えてくれること
政治家たちの大胆な計画
労働者たちの大胆な行動
私たちの未来の計画
Ⅲ
イギリスの征服
未来の戦争
私たちの力
さらなる戦争
Ⅳ
侵略者を打ち破るために
絶好の機会
私たちの答え
Ⅴ
汝の隣人を憎め
キリスト教と富裕層
敵同士の友情
Ⅵ
最後の勝利
本当の問題
闘うべきもの
付録
反戦宣言について
反戦宣言 The Anarchist International and the War(1915年2月)
著者プロフィール
前書きなど
はじめに
いま、私たちの目の前に戦争がある。それは文字どおりの戦争でもあるし、私たちが置かれている状況そのものでもある。世界中で紛争がたえない。不条理な虐殺が続いている。それを支える政府も、それを止められない私たちもまた、この現実の当事者であり続けてきた。そして、その代償を私たちの血によって支払わせようとする為政者たちがいる。
だが、戦争は戦場だけにあるのだろうか。
この国では、多くの人が自ら命を絶っており、自殺者の数はまるで戦時中とも呼べる規模である。私たちを死に追いやるものはいったい何か。なぜ私たちは、豊かさを生み出せる社会に生きながら、なお平和に生きることができないのか。
世の中には十分な富がある。私たちは、それを分け合うための知識も技術も持っているはずだ。それなのに貧困はなくならず、戦争は終わらず、人は追い詰められていく。
なぜなのか。世界平和を実現できるだけの条件は、すでにそろっているようにも見えるのに。だが現実には、それを阻む何かがある。その正体は何か。そして、それとどう闘えばよいのか。
本書の著者ジョージ・バレットは、その問いに真正面から向き合った。
第一次世界大戦の開戦直後、一人の若い労働者によって書かれたこの小冊子は、驚くほど現在の私たちの世界に重なって読める。むしろいまこそ読まれるべきテキストなのではないかと感じた。
バレットは、戦争を終わらせるための闘いについて語る。それは国家どうしの戦争だけではない。人々を貧困と死へ追いやる仕組みに対する闘いである。
私たちには平和の準備がある。
この戦争を終わらせるための戦争を闘うこと。そのための方法と答えが、この小さな本の中には示されているように思う。
自由と平和と、戦争のない世界へ。
マヌケ出版社
版元から一言
いま、世界中で戦争と虐殺が続いています。そんな時代に、百年以上前に書かれた一冊の反戦パンフレットを初めて日本語で刊行します。
ジョージ・バレットは、戦争に反対するだけではありませんでした。なぜ戦争は起こるのか。誰が戦争を始め、誰がその代償を支払うのか。そして、戦争を本当に終わらせるためには何と闘わなければならないのか。国家、愛国心、階級、貧困をつなぎながら、その根っこにあるものを問い続けます。
第一次世界大戦のさなかに一人の若い労働者が書いた言葉が、いまの世界と驚くほど重なって見えます。日本ではほとんど紹介されてこなかったアナキスト、ジョージ・バレットの代表的反戦論、初邦訳。
戦争と虐殺が続くいまだからこそ、この小さな本を届けたいと思います。
上記内容は本書刊行時のものです。



