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すくすく いのち はまの ゆか(作) - めくるむ
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すくすく いのち (スクスクイノチ)

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発行:めくるむ
A4変形判
縦240mm 横210mm 厚さ8mm
重さ 300g
32ページ
上製
価格 1,600円+税
ISBN
978-4-910543-01-7   COPY
ISBN 13
9784910543017   COPY
ISBN 10h
4-910543-01-5   COPY
ISBN 10
4910543015   COPY
出版者記号
910543   COPY
Cコード
C8793  
8:児童 7:絵本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年9月
書店発売日
登録日
2021年6月10日
最終更新日
2024年2月29日
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紹介

ある日、ママの おなか中にあるあかちゃんのへや(子宮)に、ちいさなちいさなたまごがやってきました。
たまごはすこしずつおおきくなって、あかちゃんになります。
あかちゃんは、約280日ママのおなかの中ですごします。
何をたべているのでしょう? 
おしっこは、どうしているんでしょう? 
いつからこえがきこえているんでしょう?
なにがみえているんでしょう?
どんなふうに大きくなるのでしょう?
おなかの中のあかちゃんの成長の様子と、そのときのママの身体の変化を
4歳くらいからの子どもにもわかるように描きました。
あかちゃんの大きさは、ほぼ原寸で描いています。

おなかの中で赤ちゃんが、成長する間、ママやパパは、とても楽しみに誕生を待っていました。
だれもが、大切ないのちであることを伝える絵本です。

前書きなど

子どもが保育園に通っていた時、助産師の佐々木裕子さんと、看護学科の学生さんたちがいらっしゃって、『いのちのおはなし』をしてくださいました。
4歳児クラスを対象にした子ども向けのおはなしだったのですが、保護者も見学ができたので、私も聞くことができました。
まず、命がどのように生まれるかが、子ども達にもわかりやすい言葉で伝えられました。
そして、全員に1枚ずつハートの紙が配られました。よく見るとそこには、針であけられたような小さな穴があり、「なんだろう?」と、子ども達は興味津々です。
それは、受精卵の大きさをみんなに伝えるための穴でした。
そして、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月……と、実寸で実重量の胎児の人形が看護学生さんから、子どもたちの手のひらにそうっと置かれ、
子どもたちは、人形を落とさないように慎重に抱っこ。
命の大切さを子どもも大人も楽しく学べる素晴らしい会でした。
その時のおはなしを参考に、このおはなしを書き下ろしました。
ちょうどこの絵本を制作中は第二子を妊娠中で、上の子どもにこの絵本のラフを読みました。そして、絵本を読み終えると、お腹にいた時に、よくしゃっくりをしていたことや、生まれてきたとき、とっても嬉しかったよ、と気持ちを伝えました。
この絵本が、子ども達と命について考えるきっかけになれれば幸いです。

作者・はまのゆか


この絵本のきっかけとなった『いのちのおはなし会』は私の勤務する大学で長年受け継がれてきたボランティア活動です。2002年に始まってからちょうど20年目を迎える年に絵本が誕生することをこの活動に関わってきたメンバーのひとりとして大変嬉しく思います。
もともと、いじめや性犯罪などが社会に影を落とし始めた当時、命の大切さや自分を守ることを幼い子ども達にも伝えたいとの思いから保育園への訪問が始まりました。
おはなし会は命の始まりから赤ちゃん誕生までをお母さん役とお姉さん役の学生がエプロンシアターで演じる仕掛けになっていて、「お父さんとお母さんがみんなに会いたいと思ったから命が始まったんだよ。」「みんなは生まれてからもたくさんの人に愛されて大切に育てられたの。」と語りかける中で、子ども達に“自分はかけがえのない大切な存在なんだ”ということに気づいてもらうことをねらいとしています。今回ご縁があり、はまのさんが、おはなし会に込めた私たちの思いを絵本にしてくださいました。ページをめくるたびに新しい命のたくましさと、その命が大切に育まれたこと、たくさんの人に見守られて成長していくことが伝わってきて、とても温かく幸せな気持ちになりました。この絵本が多くのご家族のもとに届き、子ども達の生きる力になることを願っています。
さいごに、おはなし会を続けてきてわかったことがあります。それは、おはなし会は子どもだけでなく参加した保護者の方々にとっても、子どもを授かった時の気持ちや出産した当時のことを思い出して子育ての原点に立ち返る、そんな機会になっているということです。中には帝王切開で産んだことを悔やんで涙する方もいらっしゃいます。どんな方法であれ、子どもの無事を願い命を懸けて産んだことに変わりはないことを、この絵本を通して少しでも感じてもらえたら幸いです。

監修者・佐々木裕子(杏林大学保健学部教授)

版元から一言

幼児(4歳くらい)からわかる、生命誕生を描いた絵本です。
むずかしい言葉をなるべく使わずに、親しみやすい絵で、
科学的にも妊娠中の赤ちゃんが成長する様子を正しい知識として紹介しています。

一方で、その間に、おかあさんの身体はどのように変化しているのかも描いています。

また、科学的な知識を伝えるだけでなく、あかちゃんの誕生を戸惑いながらも、楽しみに待つ両親の姿を描くことで、うまれてきたこどもが大切ないのちであることを伝えます。

2022年8月平凡社発刊の『別冊太陽 絵本で学ぶSDGs』に選定されました。

著者プロフィール

はまの ゆか  (ハマノ ユカ)  (

はまのゆか
1979年生まれ。
大阪府出身・東京在住 京都精華大学卒業。
二児の母。
大学在学中より村上龍の著書イラストを多数担当し、『13歳のハローワーク』(村上龍・著・幻冬舎)は、
ミリオンセラーとなる。
イラストを担当した作品「ママが10にん!?」(天野慶・文・ほるぷ出版)は、第10回ようちえん絵本大賞を受賞。
主な著作に、『まめちゃんとまじょ』(教育画劇)『きょうなにしてた?』『九九をとなえる王子さま』(以上あかね書房)『ココアラ』(小学館)『~しゅうくんかぞくの しあわせレシピ~ つきみだんご』(光村教育図書)『だんじりまつり』(ポプラ社)他多数がある

佐々木 裕子  (ササキ ユウコ)  (監修

佐々木裕子(ささきゆうこ)
杏林大学保健学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。