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倉持仁の「コロナ戦記」
早期診断で重症化させない医療で患者を救い続けた闘う臨床医の記録
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年10月15日
- 書店発売日
- 2021年10月23日
- 登録日
- 2021年9月13日
- 最終更新日
- 2022年3月4日
書評掲載情報
2021-12-08 | 経済 1月号/2022 |
2021-11-25 |
全国保険医新聞
評者: 全国保険医団体連合会理事・天谷静雄 |
2021-11-25 |
全国保険医新聞
2021年11月25日号 全国版 評者: 全国保険医団体連合会理事・天谷静雄 |
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重版情報
3刷 | 出来予定日: 2022-03-07 |
2刷 | 出来予定日: 2021-10-28 |
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紹介
コロナ治療最前線の現場から見た、患者放棄と政治の無策の実態。後世に残すべき記録として、コロナ対策の検証資料として必読の1冊です。
倉持医師は新型コロナ禍のさなか、『Nスタ』(TBS系)で菅前首相、小池東京都知事に辞任勧告してツイッターのトレンド1位になった、コロナで最も注目される医師。本書はその初めての著書です。
患者が自宅に放置される状況に、「国民が等しく、いつでもどこでも医療を受けられるはずの国民皆保険制度を崩壊させる政治でいいのか」と、マスメディアやSNSで訴えながらコロナ治療に奔走してきたこの1年半。薬や医療物資がなくなるなか、PCR検査センターを開設。突貫工事でコロナ病床を建設し、260例の患者を救っていく様子はまさに戦場さながらでした。
早期診断、早期治療で治せるはずの新型コロナでなぜ1万7千人以上の国民が亡くなったのか。日本の医療や政治のあり方を考え直し、同じ過ちを繰り返さないための貴重なドキュメントです。
話題になった著者のツイッターを紹介しつつ、患者のために命がけで奔走した理由を生い立ちから明らかにします。
目次
はじめに 「患者さんを治すためなら命がけでやれ」医療の師匠に教わったこと
第1章 ドキュメント第5波 「現場の惨状を見てください。菅前首相に辞任を突き付けた理由」
第2章 「生い立ち」「医学生時代」 闘う臨床医のルーツ~スパルタの父と「人間を診る」吉澤先生
第3章「臨床医として地域で生きる」 発熱外来をいち早く設置
第4章 ドキュメント第1波、第2波、第3波 検査が足りないーー自院にPCRセンターを開設
第5章 ドキュメント第4波、第5波 入院病床建設で確立された治療法
第6章 新型コロナの早期治療法 第6波への備え方と国民皆保険制度を守るために
第7章 臨床医の私が考える地域貢献
あとがき わくわくできて人の役に立つことを
前書きなど
はじめに 「患者さんを治すためなら命がけでやれ」医療の師匠に教わったこと
2020年9月20日午後9:15「第2波」後 ツイート
「私は単純でばかです。 でも、師匠には医学的に正しいなら患者さんの為にお前の命をかけなさい、と教えて頂きました。 PCRは医学的、社会的に必要です。 実現には一般の皆様の力が必要です。 医療者、政治家、観光、飲食みんなの力も必要です。 #拡散希望」
「命がけの治療」というのは、私が東京医科歯科大学在学中に指導していただいた、吉澤靖之先生から学んだことです。のちに東京医科歯科大学の学長になる吉澤先生は、一見こわもてで怖い人に見えるのですが、患者さんとその病気に真摯に向き合う医師であり、研究者です。呼吸器内科が専門で、臨床にも研究にも両方を死に物狂いで取り組む方でした。第2章で詳しく述べますが、先生から学んだことは私の医師として常に守るべきマインドになりました。
それは「患者さんのために命をかけなさい」「医学的に正しいことをしなさい」「経験を元によりよい方法を考えなさい」の3つです。この3つのマインドからしたら、今回の新型コロナウイルスの日本の医療状況は到底受け入れられるものではありません。
(まえがきより)
版元から一言
後世に伝えるべき医療現場のコロナ禍の貴重な記録です。
患者が医療を受けられずに、ピーク時には13万5千人が自宅で放置されて、1万7千人以上が亡くなっていった日本のコロナ禍。倉持仁医師は、国民皆保険制度が崩壊する状況に危機感を持ち、メディアで発信し自らも260例の患者を治療して、重症化から救ってきました。
医療の現場での体験から記した日本のコロナ政策の失敗の実態は、忘れてはいけないものです。また、その失敗をもたらした日本の政治はこのままでいいのかということを問う本でもあり、選挙前にぜひ読むことをお勧めします。
『Nスタ』(TBS系)で菅前首相、小池東京都知事に辞任勧告してツイッターのトレンド1位になった、コロナで最も注目される医師の初の著書です。
著者は日々刻々と変わる新型コロナの動向をツイートし、フォロワー数も13万人を超える高い注目度を誇ります。
発売前からツイッターやテレビで本の宣伝をしてくれる予定です。
上記内容は本書刊行時のものです。