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シャネル哲学
ココ・シャネルという生き方 再生版
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月23日
- 書店発売日
- 2021年3月23日
- 登録日
- 2021年1月30日
- 最終更新日
- 2022年5月18日
紹介
「シャネル哲学を、つねに自分の中心に置く必要はない、と私は思う。
ただ、心の、頭の、体の片隅の小さなジュエリーケースにそっとしまっておくと、思いがけないシーンで、それが鮮やかにあらわれることがある。それは、そのときどきで、勇気、叱咤、決断、激励、自己肯定といったさまざまな色彩をもつ。そして、いつだってなんらかのきっかけ、そう、一歩を踏み出す力を与えてくれる。」
(序章より)
ガブリエル・シャネル。
ココという愛称で知られるシャネル社の創業者であり、偉大なるファッション・デザイナー。
孤児院から人生を始め、自力で「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築きあげ、莫大な富と名声を手にしたシャネルは、驚嘆するほどのヴァイタイティで八十七歳まで生き抜きました。
「私はモードではなくスタイルを作り出したのです」とシャネルは言いました。
シャネルの人生を貫くキーワードとしては「ウエディングドレスを拒んだこと」、「怒り」「復讐」「自由」などいくつかあるけれど、もっとも重要なものとして「嫌悪」があります。
シャネルのクリエイションの根本にあるものは嫌悪の精神。
「嫌い」という心の叫びに忠実に生きることで、シャネルは世界的規模の「特別な人」に、時代を超越する「かけがえのない人」になったのです。
「ファッション革命」だけではなく「女の生き方革命」をも成しとげたシャネル。
ゴージャスな恋愛、仕事への情熱、結婚への想いを「嫌悪の精神」に富んだ「シャネルの言葉」を織りこみながら、コンパクトかつ濃密に描き出した「ココ・シャネルという生き方」(2009年刊行)の再生版。
出版以降に明らかになった「新事実」を加え、新たな装いで美しく蘇りました。
人を嫌うのはいけないと思っている人、怒ることはマイナスだと思っている人、同性の友達が少ない人、経済的な自立を願う人、自分のために生きることが難しい人、そして、いったい自分はどんな人間でありたいか、そんなことを真剣に考えているすべての人に贈る、熱くてスパイシーな一冊。
目次
序章:生き方をのものが、シャネル哲学
1.自分が何者なのか決意しなさい
2.自分の実力は自分で決めなさい
3.女の才能を伸ばす男を選びなさい
4.髪を切りなさい
5. 女友達と喧嘩しなさい
6. 香水をつけなさい
7. お金を使いながら裕福になりなさい
8.真似されたら喜びなさい
9.ノンと言いなさい
10.官能に従いなさい
11.沈黙して時を待ちなさい
12.退屈より大失敗を選びなさい
13.嫌悪の精神を持ちなさい
14.愛されなさい
終章 かけがえのない人間であるために
前書きなど
シャネル哲学を、つねに自分の中心に置く必要はない、と私は思う。
ただ、心の、頭の、体の片隅の小さなジュエリーケースにそっとしまっておくと、思いがけないシーンで、それが鮮やかにあらわれることがある。
それは、そのときどきで、勇気、叱咤、決断、激励、自己肯定といったさまざまな色彩をもつ。
そして、いつだってなんらかのきっかけ、そう、一歩を踏み出す力を与えてくれる。
どんなシーンがあるだろう。 私自身の経験から思いつくままに挙げてみる。
女でなければ、こんな屈辱は受けなかっただろう、と思ったとき。
人に嫌われることを怖れて、言いたいことが言えなかったとき。
私、女友達がほんとに少ない、とさびしくなったとき。
複数の人たちが集まる場で、その雰囲気に流されて押し黙ってしまったとき。
趣味でも仕事でも何か新しいことを始めたいと思っても、もう遅いんじゃないかと消極的になったとき。
したいことがあるのに、周囲の人から「それは難しいよ」「無理だよ」と言われて意気消沈したとき。
経済的に自立したい、と強く願ったとき。
自分の外見に欠点ばかりを見出して落ちこんだとき。
親友と喧嘩したとき。
どうしても納得できないことがあったから恋人と別れたのに、長く引きずっていたとき。
仕事と家庭の両立に悩んでいたとき。
誰からも求められていないけれどチャレンジしたいことがあって、迷ったとき。
恋愛において、惰性で関係を続けていることに気づいたとき。
お金の使い道について疑問をいだいたとき。
いったい自分はどんな人間でありたいのか、と真剣に向き合ったとき。
個人の真剣な葛藤には普遍性があると私は考える。
読者の方々のちいさな、けれど美しいジュエリーケースに、シャネル哲学をそっとし まっていただけたなら、私はとても嬉しい。
版元から一言
今年はココシャネル没後50周年、かの有名な香水No.5発売100周年という記念すべき年。
それに合わせて2009年に出版された「ココ・シャネルという生き方」が本文、装い共に一新。さらに素敵に生まれ変わりました。心のお守りになる、大切にしたいと思える一冊です。
関連リンク
https://bluemomentshop.com/collections/books
上記内容は本書刊行時のものです。