版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
シャネル哲学 山口 路子(著) - ブルーモーメント
.
詳細画像 0

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次: 鍬谷
直接取引: あり(自社)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

シャネル哲学 (シャネルテツガク) ココ・シャネルという生き方 再生版 (ココシャネルトイウイキカタサイセイバン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
四六変型判
縦110mm 横170mm 厚さ17mm
224ページ
上製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-910426-02-0   COPY
ISBN 13
9784910426020   COPY
ISBN 10h
4-910426-02-7   COPY
ISBN 10
4910426027   COPY
出版者記号
910426   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年3月23日
書店発売日
登録日
2021年1月30日
最終更新日
2022年5月18日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

「シャネル哲学を、つねに自分の中心に置く必要はない、と私は思う。
 ただ、心の、頭の、体の片隅の小さなジュエリーケースにそっとしまっておくと、思いがけないシーンで、それが鮮やかにあらわれることがある。それは、そのときどきで、勇気、叱咤、決断、激励、自己肯定といったさまざまな色彩をもつ。そして、いつだってなんらかのきっかけ、そう、一歩を踏み出す力を与えてくれる。」
(序章より)


 ガブリエル・シャネル。
 ココという愛称で知られるシャネル社の創業者であり、偉大なるファッション・デザイナー。
 孤児院から人生を始め、自力で「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築きあげ、莫大な富と名声を手にしたシャネルは、驚嘆するほどのヴァイタイティで八十七歳まで生き抜きました。

 「私はモードではなくスタイルを作り出したのです」とシャネルは言いました。
 シャネルの人生を貫くキーワードとしては「ウエディングドレスを拒んだこと」、「怒り」「復讐」「自由」などいくつかあるけれど、もっとも重要なものとして「嫌悪」があります。

 シャネルのクリエイションの根本にあるものは嫌悪の精神。
 「嫌い」という心の叫びに忠実に生きることで、シャネルは世界的規模の「特別な人」に、時代を超越する「かけがえのない人」になったのです。 

 「ファッション革命」だけではなく「女の生き方革命」をも成しとげたシャネル。
 ゴージャスな恋愛、仕事への情熱、結婚への想いを「嫌悪の精神」に富んだ「シャネルの言葉」を織りこみながら、コンパクトかつ濃密に描き出した「ココ・シャネルという生き方」(2009年刊行)の再生版。
 出版以降に明らかになった「新事実」を加え、新たな装いで美しく蘇りました。
 
 人を嫌うのはいけないと思っている人、怒ることはマイナスだと思っている人、同性の友達が少ない人、経済的な自立を願う人、自分のために生きることが難しい人、そして、いったい自分はどんな人間でありたいか、そんなことを真剣に考えているすべての人に贈る、熱くてスパイシーな一冊。

目次

序章:生き方をのものが、シャネル哲学
1.自分が何者なのか決意しなさい
2.自分の実力は自分で決めなさい
3.女の才能を伸ばす男を選びなさい
4.髪を切りなさい
5. 女友達と喧嘩しなさい
6. 香水をつけなさい
7. お金を使いながら裕福になりなさい
8.真似されたら喜びなさい
9.ノンと言いなさい
10.官能に従いなさい
11.沈黙して時を待ちなさい
12.退屈より大失敗を選びなさい
13.嫌悪の精神を持ちなさい
14.愛されなさい
終章 かけがえのない人間であるために

前書きなど

シャネル哲学を、つねに自分の中心に置く必要はない、と私は思う。
ただ、心の、頭の、体の片隅の小さなジュエリーケースにそっとしまっておくと、思いがけないシーンで、それが鮮やかにあらわれることがある。
それは、そのときどきで、勇気、叱咤、決断、激励、自己肯定といったさまざまな色彩をもつ。
そして、いつだってなんらかのきっかけ、そう、一歩を踏み出す力を与えてくれる。
どんなシーンがあるだろう。 私自身の経験から思いつくままに挙げてみる。
女でなければ、こんな屈辱は受けなかっただろう、と思ったとき。
人に嫌われることを怖れて、言いたいことが言えなかったとき。
私、女友達がほんとに少ない、とさびしくなったとき。
複数の人たちが集まる場で、その雰囲気に流されて押し黙ってしまったとき。
趣味でも仕事でも何か新しいことを始めたいと思っても、もう遅いんじゃないかと消極的になったとき。
したいことがあるのに、周囲の人から「それは難しいよ」「無理だよ」と言われて意気消沈したとき。
経済的に自立したい、と強く願ったとき。
自分の外見に欠点ばかりを見出して落ちこんだとき。
親友と喧嘩したとき。
どうしても納得できないことがあったから恋人と別れたのに、長く引きずっていたとき。
仕事と家庭の両立に悩んでいたとき。
誰からも求められていないけれどチャレンジしたいことがあって、迷ったとき。
恋愛において、惰性で関係を続けていることに気づいたとき。
お金の使い道について疑問をいだいたとき。
いったい自分はどんな人間でありたいのか、と真剣に向き合ったとき。
個人の真剣な葛藤には普遍性があると私は考える。

読者の方々のちいさな、けれど美しいジュエリーケースに、シャネル哲学をそっとし まっていただけたなら、私はとても嬉しい。

版元から一言

今年はココシャネル没後50周年、かの有名な香水No.5発売100周年という記念すべき年。
それに合わせて2009年に出版された「ココ・シャネルという生き方」が本文、装い共に一新。さらに素敵に生まれ変わりました。心のお守りになる、大切にしたいと思える一冊です。

著者プロフィール

山口 路子  (ヤマグチ ミチコ)  (

1966年5月2日生まれ。作家。
核となるテーマは「ミューズ」、「言葉との出逢い」、そして「絵画との個人的な関係」。

主な著書に、美術エッセイ
『美神(ミューズ)の恋~画家に愛されたモデルたち』(新人物文庫)
『美男子美術館』(徳間書店)、小説『軽井沢夫人』(講談社)『女神(ミューズ)』(マガジンハウス)。
そして「生き方シリーズ」。
『ココ・シャネルという生き方』(KADOKAWA/新人物文庫)をはじめとする「生き方シリーズ」
(シャネル、サガン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーン、ジャクリーン・ケネディ、
エディット・ピアフ)は多くの女性の共感を呼び版を重ねる。(2020年9月現在累計14万5千部)
2016年より大和書房より刊行が始まった「読むことで美しくなる本」シリーズ(言葉シリーズ。オードリー、マリリン、シャネル、ジェーン・バーキン)も好評で、2020年9月現在累計36万部を超える。

上記内容は本書刊行時のものです。