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四六変型判
縦182mm
横134mm
厚さ15mm
重さ 239g
128ページ
上製
定価
1,700円+税
- ISBN
- 978-4-910413-01-3
- Cコード
-
C0092
-
一般 単行本 日本文学詩歌
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年11月11日
- 書店発売日
- 2020年11月15日
- 登録日
- 2020年10月14日
- 最終更新日
- 2021年2月9日
書評掲載情報
2021-01-30 |
朝日新聞
朝刊 評者: 神野紗希(俳人) |
2021-01-01 |
現代詩手帖
1月号 評者: 福田若之 |
2020-12-26 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 関悦史(俳人) |
2020-12-19 |
図書新聞
3476号 評者: 石川美南 |
2020-12-15 |
読売新聞
夕刊 評者: 仁平勝 |
2020-12-13 |
埼玉新聞
評者: 神野紗希 |
紹介
田中裕明賞受賞の前句集『凧と円柱』(2014年、ふらんす堂)よりおよそ6年後の著者第3句集。
『プレバト‼︎』もいいけど、ガチの俳句の世界では、言葉はこんなにも更新されているんです--
火が紙にくひ込んでゐる麦の秋
ストローを銜へるひとりづつ霞
消ゴムに小暗い栗鼠をからめとる
いうれいは給水塔をみて育つ
ラクロスは兎の夢で出来てゐる
こはるびの粒々のパラシウトたち
t t t ふいにさざめく子らや秋
つきゆびは歌をとめどもなく辿る
あきらかに私の位置に鹿が立つ
◉
『ガイコツ書店員 本田さん』『ほしとんで』作者、本田さん推薦句集!!!
粒々であり、波であり、
そんな句が澄ましていきいき並ぶので、
なんだか光にあふれています。
一句ずつ、ちゃっかり意識を持っていそう。
(本書帯文より)
◉
「生えている句を作りたい、と思ってきた。草や花がそこにあるように、俳句もまたある。草や花が何かの代わりとしてそこにあるのではないように、俳句もまた何かの言いかえとしてあるのではない。(……)だから私は俳句を、記録や報告や手紙、あるいは日記とは違って、造形物とか音楽に近いものだと思ってきた。今もそう思っている。」(「あとがき」より)
目次
Ⅰ
トレース
トーン
プリズム
35°37'34.9"N 139°26'13.9"E
37°21'56.3"N 140°59'44.9"E
Ⅱ
きのふの今
手
兎の夢
目星
めくれ
乱父 #lamphike
らとみくす
ふぁみら
サドル式
薊
Ⅲ
私
35°29'09.6"N 139°42'02.6"E
匚
35°22'44.7"N 139°55'25.8"E
蝕
体
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。