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ルポ 日本の土葬
発行:宗教問題
四六判
176ページ
定価
1,200円+税
- 初版年月日
- 2023年1月
- 書店発売日
- 2023年1月20日
- 登録日
- 2023年1月6日
- 最終更新日
- 2023年1月6日
紹介
ジャーナリスト・高野孟氏、推薦!
「日本の多文化共生の可能性を現場から突き詰める秀逸なルポだ!」
亡くなった遺体の99.97%が火葬される日本。しかし、その日本にも「土葬」を求める人々がいる。ムスリム移民、伝統的神葬祭、そして新しい形の葬送を求める人々……。そんな0.03%の世界の、「いま」を追った。
目次
第1章 大分県イスラム土葬墓地問題
なぜ日出町なのか/立命館アジア太平洋大学という存在/土葬する場所がない/現れた助っ人/日出町に移住した実業家/あがる反対の声/科学だけでは割り切れない/南端村の話/水に縁深い日出町/反対陳情書の採択/別府ムスリム協会が厚労省へ陳情/トラピスト修道院の決断/別の反対運動が/大分の日本人ムスリム
第2章 ムスリムが土葬を望むわけ
なぜ土葬がしたいのか/火葬に順応した日本のキリスト教/ユダヤ教徒の事情/なぜ火葬が嫌なのか/マスジド大塚のクレイシ氏/本庄児玉聖地霊園/ムスリムの埋葬/見えてきた墓地をめぐる実態
第3章 日本の「伝統」としての土葬
土葬を経験した神主/火葬は「日本の文化」か/白骨化した父との再会/「土葬の会」へ/UFOと土葬/土葬の寺
第4章 土葬に必要な手続きとお金
土葬の手続き/土葬の手間とやり方/少ない土葬希望者/基準のない料金/火葬普及の背景/多様化する死の迎え方
第5章 それでも反対する人々の心理
かぼすジュースの味/3つの難しいテーマ/墓地建設の特殊性/土葬は不衛生なのか/議論されなかった土葬行政/そこに宗教差別はあったか/わが家の裏庭に墓地を作る覚悟/日出町に「友愛の花」は咲くか
上記内容は本書刊行時のものです。