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とるにたらない美術
ラッセン、心霊写真、レンダリング・ポルノ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年11月20日
- 書店発売日
- 2023年11月28日
- 登録日
- 2023年10月27日
- 最終更新日
- 2023年12月15日
書評掲載情報
2024-02-10 | 日本経済新聞 朝刊 |
2024-02-03 |
朝日新聞
朝刊 評者: 椹木野衣(多摩美術大学教授・美術評論家) |
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紹介
どこまで本気なのか? 本気で「これ」を評価するのか? というギリギリに迫る批評は、それ自体が文学となりアートとなる。自分が生きてきた背景と大きな歴史とをクロスさせる原田の旅は、もはや冗談と真面目さの区別がつかない、深い意味での「本気」へと向かっていく。ーー千葉雅也(哲学者・小説家)
“とるにたらないもの”から、美術の死角を浮かび上がらせる。
クリスチャン・ラッセンをはじめとするインテリアアート、心霊写真、VARやドローンから佐村河内守まで。従来の美術の枠組みの外に置かれてきた数々の作品や事象を取り上げ、それを丹念に論じることを通して美術とは何かを問う。制作と執筆をシームレスにつなげる気鋭のアーティストによる初の美術論集。
目次
はじめに――菊畑茂久馬から考える
[第一部]
クリスチャン・ラッセンと日本
VAR、ドローン、心霊写真
著作の重量
One Million Seeings
[第二部]
アンリアルな風景
Waiting for
[第三部]
アール・ローランのダイアグラム
バルテュスを読む
AI化するアーティストたち――佐村河内守論
「広告の時代」のアートとは何か?
[第四部]
裏声が聞こえる――「裏声で歌へ」について
つやま自然のふしぎ館と無美術館主義
ハワイ紀行――波打ち際を歩く
Shadowing
あとがき
初出一覧
前書きなど
誰もが知っているにもかかわらず、「とるにたらない」と決めつけられることによって、誰もが直視してこなかった美術の死角。それを敢えて見つめることによって、盲点の側から「美術」の自画像を浮かび上がらせることができるのではないか──(「はじめに」より)
関連リンク
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上記内容は本書刊行時のものです。