版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
Museum of Mom’s Art 都築 響一(著) - ケンエレブックス
.
詳細画像 0 詳細画像 1 詳細画像 2 詳細画像 3 詳細画像 4
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
鍬谷     ト・日・他     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

Museum of Mom’s Art (ミュージアムオブママズアート) 探すのをやめたときに見つかるもの (サガスノヲヤメタトキニミツカルモノ)

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
B5変形判
縦182mm 横182mm 厚さ25mm
重さ 546g
232ページ
広開本
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-910315-13-3   COPY
ISBN 13
9784910315133   COPY
ISBN 10h
4-910315-13-6   COPY
ISBN 10
4910315136   COPY
出版者記号
910315   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年6月30日
書店発売日
登録日
2022年6月1日
最終更新日
2023年12月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

おかんアートは小さな知性への大きな一撃なのか!
どこにでもあって、だれからもリスペクトされることなく、作者本人もアートとはまったく思わず、売ったり買ったりもできず、しかしもらえることはよくあり、しかももらってもあまりうれしくない。ハイブロウでも、ローブロウですらない、ノーブロウの明るい衝撃。コンセプトでも反抗でもない「手を動かす純粋なよろこび」が君を微笑ませ、涙ぐませる。
そんな「おかんアート」をオールカラーで350点以上収録。軍手人形、リボン人形、折り紙手芸からチラシかごまで、可愛くて、懐かしくも新しい⁉作品に加え、カリスマおかんアーティストの紹介や対談を収めた至極のおかんアート作品集。

目次

おかんアートが日本を救う

1 そこにあるものを使う 断捨離よりも「いつか役に立つ!」 
    香坂司登美さんのこと
大谷知子さんのこと
西村みどりさんのこと
おかんアートが生まれるところ

2 デザインよりも素材感が大事
おかんアートの風通し
尾本節子さんのこと

3 飾りじゃなくて生活用品 かわいいけれど役にも立ちます
伊藤由紀さんのこと

●野村知広さんのチラシ箱

4 ご利益をあなどるなかれ
千成春屋のブロック折り紙

●道の駅とおかん

5 もうひとつの折り紙宇宙
系谷美千代さんのこと
ブロック折り紙の歴史

●嶋 暎子さんの新聞バッグとコラージュ

6 小さいからかわいい、小さいからたくさんできる
森 敏子さんのこと

●キットと教則本
びんぼう工作と紺野サキコさん

7 おかんにも推しキャラあり
先生の家

●おかんアートの現在・過去・未来
都築響一×山下 香(下町レトロに首っ丈の会) 

おわりに
作品リスト

前書きなど

 ラブホテルから散らかった部屋まで、「マスメディアには取り上げられないけれど、どこにでもあるもの」をこれまで半生かけて取材してきたけれど、おかんアートもたしかにグッドテイストでも、意識高くもない。でも「世の中の大部分はこっちだ!」という自信は、今回がいちばんある。
 「えーっ、これウチのお母ちゃんそっくり!」「うちの実家にもある!」と思うひとが、ずいぶんいるだろう。そう、数えきれないほどのカリスマおかんアーティストが、日本のすみずみにいて、今日も楽しく手を動かしている。だれにも気に留められず、自分でもアーティストだなんて思ってもいないまま。
 そういうおかんたちを、「余計なもんばっかりつくって」と上から目線で眺めるか、「なんだかすごく楽しそう!」と下から目線で眺めるかによって、僕ら自身の日々の暮らしも、ずいぶんちがったものになるはずだ。(序文より抜粋)

版元から一言

2022年1月から4月にかけて、東京都渋谷公園通りギャラリーで開催され大きな話題を呼んだ展覧会〈Museum of Mom’s Art にっぽん国おかんアート村〉でキュレーターを務めた都築響一が、同展の共同キュレーターである「下町レトロに首っ丈の会」協力のもと、展示内容を書籍にアップデートして個々の作品にフォーカスし、さらに作家紹介、インタビュー、対談を加えた「おかんアート」作品集の決定版となっています。

著者プロフィール

都築 響一  (ツヅキ キョウイチ)  (

1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。