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『パラサイト 半地下の家族』を見る七つの視線 アジアの美探検隊(著/文) - クオン
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『パラサイト 半地下の家族』を見る七つの視線 (パラサイト ハンチカノ カゾクヲ ミル ナナツノ シセン)

芸術
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発行:クオン
四六変形判
縦190mm 横130mm 厚さ16mm
224ページ
並製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-910214-61-0   COPY
ISBN 13
9784910214610   COPY
ISBN 10h
4-910214-61-5   COPY
ISBN 10
4910214615   COPY
出版者記号
910214   COPY
Cコード
C0076  
0:一般 0:単行本 76:諸芸・娯楽
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年4月25日
発売予定日
登録日
2024年1月19日
最終更新日
2024年4月16日
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紹介

アカデミー賞4冠に輝いた映画『パラサイト 半地下の家族』から
アジアの美に迫る、七つの新たな視座


研究者グループ「アジアの美探検隊」が、映画『パラサイト 半地下の家族』を美術史・建築美学・人類学・映画学・文学といったさまざまなアプローチで分析した一冊。
ともすれば韓国の観客だけが理解できる「土着性」の強い作品に思える『パラサイト』だが、現実の再現プロセスを通じて世界中の人々が共鳴して感動し、カタルシスを感じられる作品として誕生した。
この映画に秘められた再現の力を分析することにより、韓国の、ひいてはアジアの美を理解するための、新たな視座を見出すことができる。

目次

プロローグ/カン・テウン
アジアの美と映画『パラサイト』

1. ヤン・セウク
チャパグリの映画美学

2. チェ・キョンウォン
無秩序と秩序の対比によって表現された美しさと醜さの美学

3. キム・ヨンフン
映画『パラサイト』にみる感覚のディテールと韓国の特殊性

4. チャン・ジンソン
映画『パラサイト』における「象徴的なもの」の意味と役割

5. チェ・ギスク
映画『パラサイト』と嫌悪感情
   ―テクストはいかにして生活にあふれ出すか

6. カン・テウン
大邸宅の下女たちとパラサイト家族

7. キム・ヒョンミ
映画『パラサイト』の女性はいかにして「線」を越えるか
―階級主義の不安とジェンダー

訳者あとがき

前書きなど

プロローグ「アジアの美と映画『パラサイト』」より

 アジアの美探検隊は、ポン・ジュノ監督の映画『パラサイト』という1つの対象を中心に、上記のように7つの異なるアプローチを試みた。『パラサイト』が見せる画面は、即物的な美しさにはあまり直結しない。半地下と大邸宅に代表されるように、映画が扱う現実は二極化(上下に分かれるグラフの形状から「K字型」経済と呼ばれる)が進んで上流階級に「寄生」して生き延びる家族を素材に韓国社会の階級問題を露わにする。だが、映画に限らず人類の古典と呼ばれる大部分の芸術作品は、その国・時代の幸福感や楽しさよりも苦悩や痛みを描き出している。分析の対象とすべきは現実ではなく、現実がポン・ジュノ監督という作家を通じてスクリーンでどのように再現されるかという点だ。階級の問題とそこで醸成される嫌悪感は、食べ物や建築、そして音楽や象徴によって『パラサイト』という1つの作品に凝縮されて観客に伝わる。この映画は、ともすれば韓国の観客だけが理解できる「土着性」の強い作品に思えるが、再現のプロセスを通じて世界中の人々が共鳴して感動し、カタルシスを感じられる作品として誕生した。再現の力によって韓国文化、そしてアジアの文化がその存在感を世界に知らしめたのだ。アジアの美を理解するための新たな視座を提供できれば幸いだ。本書がアジアの美に一歩近づくきっかけとなることを願う。

著者プロフィール

アジアの美探検隊  (アジアノ ビ タンケンタイ)  (著/文

【著者】アジアの美探検隊
・カン・テウン
 光云大学校北東アジア文化産業学部教授。日本映像文化論、表象文化論専攻
・ヤン・セウク
 仁済大学校国際語文学部、融合文化芸術学協同過程教授。言語学、中国学、文化芸術学専攻
・チェ・キョンウォン
 成均館大学校デザイン学部兼任教授。産業デザイン専攻
・キム・ヨンフン
 梨花女子大学校韓国学科教授。社会人類学専攻
・チャン・ジンソン
 ソウル大学校考古美術史学科教授。韓国および中国開化史専攻
・チェ・ギスク
 延世大学校国学研究院教授。韓国古典文学・韓国学専攻
・キム・ヒョンミ
 延世大学校文化人類学科教授。主な研究分野はジェンダーの政治経済学、労働、移住者と難民、生態問題

廣岡孝弥  (ヒロオカ タカヤ)  (著/文

【訳者】廣岡孝弥
1981 年、富山県生まれ。リトルプレスの制作やサポート業に従事。
オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン正会員。2021 年、
第5回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて最優秀賞受賞。訳書にファン・モガ『モーメント・アーケード』(クオン、2022 年)、同『生まれつきの時間』(inch media、2023 年)。

上記内容は本書刊行時のものです。