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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|地方小|八木|子どもの文化
直接取引:
あり
セレクション韓・詩巻次:01
引き出しに夕方をしまっておいた
四六変型判
縦188mm
横120mm
厚さ13mm
192ページ
仮フランス装
価格
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年6月30日
- 書店発売日
- 2022年6月22日
- 登録日
- 2022年2月11日
- 最終更新日
- 2022年6月8日
書評掲載情報
2022-06-29 |
毎日新聞
夕刊 東京 評者: 渡辺祐真(書評家) |
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紹介
回復に導く詩の言葉
ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。
巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。
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ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。
繊細さだけではなく強さがある。
その元にあるものがこの詩にあらわれている。
――斎藤真理子
ハン・ガンにとって詩は
内密な自分自身の声に正直なもの。
詩を書くことで、心身のバランスや
問いを直視し続ける力を回復していく。
――きむ ふな
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目次
一部 明け方に聞いた歌
二部 解剖劇場
三部 夜の葉
四部 鏡のむこうの冬
五部 真っ暗なともしびの家
対談 回復の過程に導く詩の言葉──訳者あとがきにかえて
前書きなど
「ある
夕方遅く 私は
白い茶碗に盛ったごはんから
湯気が上るのを 見ていた
そのとき 気づいた
何かが永遠に過ぎ去ってしまったと
今も永遠に
過ぎ去っているところだと
ごはんを食べなくちゃ
私はごはんを食べた」
ハン・ガン作「ある夕方遅く 私は」
版元から一言
「セレクション韓・詩」は、韓国語で紡がれた同時代の詩のことばを贈るシリーズです。
第1作として、2013年に原書が刊行されたハン・ガン初の詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』をお届けします。
著者による詩の朗読音声も公開中です。
上記内容は本書刊行時のものです。