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ヒマラヤの師と共に シュリー・エム(Sri M)(著/文) - 蓮華舎
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ヒマラヤの師と共に (ヒマラヤノシトトモニ) 現代を生きるヨーギーの自叙伝 (ゲンダイヲイキルヨーギーノジジョデン)
原書: Apprenticed to a Himalayan Master -A Yogi's Autobiography

哲学・宗教
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発行:蓮華舎
A5判
縦148mm 横210mm 厚さ30mm
重さ 640g
400ページ
上製
価格 4,800円+税
ISBN
978-4-910169-01-9   COPY
ISBN 13
9784910169019   COPY
ISBN 10h
4-910169-01-6   COPY
ISBN 10
4910169016   COPY
出版者記号
910169   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年1月10日
書店発売日
登録日
2019年12月10日
最終更新日
2022年8月8日
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紹介

「私ができたことはあなたにもできる」。そう断言するシュリー・エム氏はムスリームの家庭に生まれ、
ヒンドゥーの教えに出遇い、世に生きながら悟りを生きる最高峰のヨーギーとなった。
家出少年がヒマラヤで人生の師と巡り合い、織りなされる物語は、
師と弟子の至高の愛の物語であり、魂の遍歴を巡る壮大なノンフィクションである。

マヘーシュワルナート・ババジ、シュリー・グル・ババジ、シルディ・サイババ、
クリシュナ・ムールティなどの様々な聖者、賢者との邂逅の記録は、
それらの人々に親しんだ読者にとっても新鮮な視点を与えてくれる。

本国及び世界で発売後すぐに大反響を巻き起こし、シュリー・エム氏を世界に知らしめた
ベストセラーである本書は、
氏を日本で初めて紹介した本書のためのクラウドファンディングで多くの賛同を得て、
新しく立ち上がった「蓮華舎」より満を持しての刊行となる。

ヨーガーナンダ・パラマハンサの『あるヨギの自叙伝』に勝るとも劣らない現代における
ヨーギーの自叙伝である本書は、数々のインドの重要な聖者や賢者と著者の邂逅を記録した
貴重な歴史書であり、私たちの想像の次元をはるか彼方へと誘う文学作品でもある。

目次

まえがき
一章 始まり
二章 ヒマラヤからの訪問者
三章 ガーヤトリー・マントラの詠唱
四章 ヨーギー・ゴーパーラ・サーミとの出会い
五章 神に陶酔したスーフィーの聖者
六章 スブラマンニャ寺院の中へ
七章 ヒマラヤ登頂のための準備期間
八章 シュリー・ナーラーヤナ・グルの物語
九章 奇妙で絶妙なインプット
十章 マスターンによる祝福
十一章 三人の僧
十二章 裸の女聖者 マイ・マー
十三章 聖なる狂気とは
十四章 ヒマラヤ試運転
十五章 ヒマラヤに向けて出発
十六章 ヴァーシシュタ洞窟
十七章 ナーガ・サードゥと偉大なマントラ
十八章 神官と靴の修理屋
十九章 バドリナートでの求道者
二十章 ババジとの再会
二十一章 最初の秘伝の伝授
二十二章 クンダリニーの火を灯す
二十三章 年老いたチベットの仏僧
二十四章 ヨーガ、ヴェーダ、ナータ派
二十五章 山男とトリングムットへの旅
二十六章 花の谷とヘームクンド
二十七章 シッダルとの出会い
二十八章 ケダールナートで経路を拓く
二十九章 空から訪れた火の玉
三十章 伝説の師匠との出会いと癒やし
三十一章 真の聖者
三十二章 シュリー・ヴィッデャーの秘伝の伝授
三十三章 ドイツ人による解剖学の講義
三十四章 トリヴァンドラムへの帰還
三十五章 使命のための準備期間
三十六章 スーフィーの聖者の弟子となる
三十七章 ラーマクリシュナ・ミッションのブラフマチャーリー
三十八章 シュリー・デーヴィーとニーム・カローリ・ババに出会う
三十九章 ヴァーラーナシーのアゴーリーの変身
四十章 アランディ、シルディとドア抜け事件
四十一章 さらなる旅と発見の日々
四十二章 タージ・マハルでババジに出会う
四十三章 ラクシュマン・ジューとJ・クリシュナムールティに会う
四十四章 ヴァサント・ビハールでの日々
四十五章 ババジ、肉体を離れる
四十六章 「K」の他界
四十七章 ニール・バーグへの転居と結婚生活
四十八章 サットサンガという名の列車
四十九章 カイラス山・マーナサローヴァル湖への巡礼
五十章 終わることなき旅
訳者あとがき

前書きなど

まえがき

この本は、南インドの海岸沿いから雪に包まれた神秘的なヒマラヤ山脈の峰々へと至り、
そこから平野へと戻っていく旅の記録です。この旅路で私は並外れた力を持つ人たちと出
会い、信じがたいほど素晴らしい体験を彼らと共にしました。この旅に読者のみなさんを
お連れする前に、前置きとして、 いくつか知っていただきたいことがあります。

この本を書くまで、この体験の話は誰にもしたことがありませんでした。それは私の心の
なかに大事にしまわれ、最も親しい友人たちにさえ、私の意識の奥底にあるものが明かさ
れたことはありませんでした。
しかし、何故、私はこの経験を他人から隠すようにしていたのでしょう? そして、今に
なって秘 密を公にすることにしたのは何故でしょう?
まず、その説明をしましょう。

私の師匠の「ババジ」は、私が自叙伝を書くことになると常々言っていました。そして、
この本の出版される二年前にババジから執筆の許しを得ました。しかし、その後六ヶ月も
の間、この本に書かれている体験を公にすることを私はためらっていました。私が躊躇し
ていたのには二つの理由があります。

一つは、神秘的な体験の魅力に惑わされ、真摯に真理の探求をしている人々が、探求にお
いて必要 不可欠である現実的な側面を、誤解してしまうのではないかという懸念がありま
した。
また、私の体験のいくつかの部分は信じられないほどに奇妙であるため、疑い深い読者か
らは、作り話として真剣に扱われない可能性もありました。
しかし、最終的に、私は自叙伝を書く行為を次のように正当化しました。

まず、自身の体験を書くことが私にできることの全てであり、それをどう判断するかは読
者の自由 です。懐疑的な読者も少人数ながらいることでしょう。しかし、その少人数に対
する遠慮のために、 他の大勢の読者に私の体験を伝えないというのは不公平なことだと私
は考えました。
また、インドのヨーガの達人の自叙伝で古典的存在となっている『あるヨギの自叙伝 』が
書かれた後、真率なヨーギーの自伝というのは世に少なく、本の著者は既に他界している
か、もしくは公に 出ていない場合がほとんどです。さらに『あるヨギの自叙伝』がどれだ
けヨーギーの世界の実像に近 いものであろうと、本の著者がヒマラヤ山脈で過ごした時間
は短いものです。そのため、特にヒマラヤ山脈での期間を含めて、自分の体験を今の世に
生きる人々に伝えることは重要なことだと私は理由 付けました。そして、真剣に真理を探
求している読者のために、自叙伝をきっかけに、私の知識を共有する機会も与えられるよ
うになるとも考えました。

最後に、この自叙伝を書くことで、ほんの一握りの人々にしか知られていない、私の師で
あるマヘーシュワルナート・ババジ、また彼の師であるシュリー・グル・ババジのように
偉大な師匠たちが、 世界中の人々の発展と幸福に与えている大きな影響の証をすることも
私は試みたのでした。
必要であれば、あまりに奇怪で信じられないような箇所は飛ばして、残りの部分を読んで
みてください。一部分が信じられないというだけで、シュリー・グル・ババジやマヘー
シュワルナート・ババ ジの貴重な教えを読み落としてしまうことがないようにしてほしい
と思います。

私が師匠に負うところは、近代インドの聖者、スワーミ・ヴィヴェーカーナンダが彼の師
匠であるラーマクリシュナ・パラマハンサについて言ったことと同じです。彼は言いまし
た。「私の師匠の神聖な足からこぼれ落 ちた塵のかけらで、千人のヴィヴェーカーナンダ
を生み出せたことだろう」。
「ヴィヴェーカーナンダ」を私の名前に代えてもらえれば、私が師匠に負うものの大きさ
がわかって いただけるかと思います。

さて、前置きはこれくらいにして、読者のみなさんを未知の旅へとお連れしましょう。偉
大な師匠たちによる祝福があなたと共にありますように。

それでは、旅を始めましょう。

版元から一言

本書は事前にクラウドファンディングを行い、早くも1ヶ月で目標に達し、広く様々なみなさんからの支持・ご支援を頂くことができました。
また、小社もこの本の出版がなければ立ち上がることはありませんでした。
著者からの応援も頂き、小社の社名も著者のひとことで生まれ、奇跡的に出版まで至ることができました。

ぜひ多くの方に読んで頂き、著者の数奇な歩み、そしてご自分の魂の歩みに思いを馳せていただけたら幸いです。

著者プロフィール

シュリー・エム(Sri M)  (シュリー・エム)  (著/文

1948年に南インドのケララ州でムスリムの一家に生まれ、幼い頃からヒンドゥーとイスラーム、その他の宗教の教えに強い関心を示し様々な教師を訪ねる。ヨーガの世界に惹かれ19歳で家を離れて、ヒマラヤを旅する。洞窟で生涯の師マヘーシュワルナート・ババジと出会い教えを受けた後、社会生活に戻る。後、ラーマクリシュナ・ミッションで僧として数年間を過ごし、20代後半でJ・クリシュナムールティと出会い、クリシュナムールティ財団に勤める。
ヒマラヤでの経験を語ることはなかったが、後に執筆された自叙伝(『ヒマラヤの師と共にー現代を生きるヨーギーの自叙伝』蓮華舎刊)がインドのベストセラーとなり、活動は国内及び欧米諸国に広がりを見せる。2015年にはインド全土の7500キロを1年かけて歩く「Walk of Hope」を実施、各地で異なる宗教や民族間の対話と祈りの機会を提供する。現在も国内外における求道者に向けて、ヨーガやヴェーダーンタ等の深い経験と知見に基づいた教えを続け、地域住民に無償の医療と教育の機会を提供するサットサンガ・ファンデーション代表、全寮制の中高一貫校の運営など様々な慈善活動を展開。著書多数。

青木 光太郎  (アオキ コウタロウ)  (

青木光太郎(翻訳者) 
インド在住の翻訳家、修行者。日本で生まれて高校まで 日本で育つ。フリーマン奨学金を受けて、アメリカのコ ネチカット州にあるウェズリアン大学で西洋哲学を学ぶ。大学卒業後は投資運用会社のBlackRockの投資部門に勤務する。数ヶ月後に辞職し、教育、出版また飲食関連の 職や活動を経た後、翻訳をしながらの世界放浪の旅に出る。現在は北インドのヒマラヤの山奥で修行と翻訳の日々を送る。

上記内容は本書刊行時のものです。