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直接取引:なし
その2 私が私であることの深淵に
発行:ぷねうま舎
四六判
256ページ
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年2月24日
- 書店発売日
- 2023年2月24日
- 登録日
- 2022年12月25日
- 最終更新日
- 2023年3月3日
紹介
主著『死にいたる病』と《てってい的に》付き合うこと、それは、青春を呼び出して、そこで生きることだった。死ではなく、永遠にいたる道、逆説でしか語りえないその歩みには、なんとユーモアが寄り添って……キルケゴールの声を聴き、それが発散する音階を聞き取る。読む者自身が、そのトーンと語調で歌ってみること、それは、底知れない逆説に耐えつつ、神と対話する道だった。
絶望とは精神の階梯、「神」に目を向けた人間の避けて通ることの許されない道程なのだ。無神論やニヒリズムの祖型の一つとされ、実存哲学の源に据えられた思想家像の虚構性を問う。『死にいたる病』のすべての行文に耳を澄ます、中島=キルケゴールの思考のドキュメント。
目次
その二 目次
第四章 イロニーの精神と反抗
──〔C この病(絶望)の諸形態〕
一 絶望の階梯
二 自己のなかの永遠なもの
三 絶望と地上的なもの
四 直接性の生態
五 イロニーの精神
六 自己についての意識の上昇
七 閉じ籠もり
八 自殺と反抗
九 絶望の弁証法
一〇 反抗者の内面と外面
上記内容は本書刊行時のものです。