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山の旅人 冬季アラスカ単独行 栗秋 正寿(著) - 閑人堂
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山の旅人 冬季アラスカ単独行

発行:閑人堂
四六判
256ページ
上製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-910149-01-1
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月18日
書店発売日
登録日
2020年8月20日
最終更新日
2020年10月19日
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紹介

「信じられるかい? 彼はまだ生きている――!」

氷点下50度、風速70メートル。
人間を拒絶するような酷寒と暴風雪の世界。
極限状態の雪洞でたった一人、川柳を詠み、ハーモニカを奏でる男がいた――。

独特の「待つ登山」で北米最高峰デナリ(マッキンリー山)に挑み、史上最年少で冬季単独登頂に成功。過酷な〝垂直の旅〟から生還した若者は、リヤカーを引いてアラスカをゆっくりと徒歩縦断する〝水平の旅〟へ。厳しくも美しい大自然と人々の温かさに出会いながら、北極海を目指す。

冬のアラスカ三山(デナリ、フォレイカー、ハンター)に魅せられ、20年以上も単独行を続ける孤高の登山家が記した、冒険の記録と青春の旅。

著者は2007年に世界初のフォレイカー冬季単独登頂も達成。三山で最難関といわれるハンターへの挑戦で第15回(2010年)植村直己冒険賞を受賞。

2000年刊『アラスカ 垂直と水平の旅』(山と溪谷社)に、著者のその後の偉業・記録と冒険物語を増補して改題した新版。

目次

《目次》

垂直の旅――冬季デナリ単独登山

アンカレッジで入山準備/タルキートナに移動/いざ、アラスカ山脈へ/すべては一本の映画から始まった/部員数が一挙に二倍に!/失った指先/初めてのデナリ/二つのデナリ/単独、ハンターとフォレイカーへ/運命的な出会い/ネパール・ヒマラヤでのトレーニング/アルバイトの日々/両親への手紙/初めて知る冬のデナリ/身体づくりと資金づくり/冷凍庫での耐寒訓練/一九九八年冬季デナリの装備/一九九七年冬季デナリの気象/冬のデナリへ、ふたたび/山を旅すること/山の食事/オーロラを夢見て/ブリザードの猛威/四日ぶりの行動/〝当たり前〟に思うこと/核心部ウエスト・バットレスへ/最終キャンプ/たった1分の逢瀬/二六日ぶりの交信/星の瞬く夜に/デナリとの別れ

水平の旅――アラスカ徒歩縦断1400キロ

のんびり歩こう! リヤカー引いて/わずか三週間の休養と準備/「水平の旅」へ出発!/三日目にして停滞/「水平の旅」の心得とは/サイン攻めの日/リヤカーの郵便屋さん/カリブー、初めての講演/臨時授業で引っぱりだこに/わな猟師としての生き方/春に追い抜かれる/内陸部の都市フェアバンクス/巨大ポンプ・ステーションを見学/マッシャー一家が住むマンレイ温泉へ/釣り三昧の日々/ついに北極圏に入る/北極圏の村コールド・フット/大自然とともに生きるアラスカン/ブルックス山脈の峠を越えて/虫歯に行く手をはばまれる/レイク・トラウトとの格闘/人生最大の釣果/まっすぐで単調なノース・スロープを進む/「水平の旅」の終着点

増補――それからの旅

〈二〇〇七年の旅〉世界初のフォレイカー冬季単独登頂
〈二〇一六年の旅〉ハンターでの葛藤――人生初の救助(文・柏 澄子)

新版あとがき アラスカ二十五年の旅

著者プロフィール

栗秋 正寿  (クリアキ マサトシ)  (

1972年に大分県で生まれ、千葉県と福岡県で育つ。15歳で山を舞台にした映画に感動し、福岡県立修猷館高校の山岳部で山歩きを始める。九州工業大学に入学、廃部寸前だった山岳部を復興し、国内各地の山に親しむ。1995年7月に初めてアラスカを訪れ、後輩と2人で北米大陸最高峰デナリに夏季登頂。海外の山に通う生活のため、進学していた大学院を中退。1998年3月、史上最年少でデナリ冬季単独登頂(世界で4人目)。下山後、リヤカーを引いてアラスカの南北1400キロを徒歩縦断。2007年3月、世界初のフォレイカー冬季単独登頂に成功。2011年に植村直己冒険賞を受賞。20年以上、毎年のようにアラスカ三山に通い続け、冬の単独行は合計16回、延べ846日におよぶ。最後にハンターの冬季単独登頂を残したまま、家事全般を担当しながら妻、娘二人と故郷の福岡で暮らす。趣味は川柳、釣り、ハーモニカとピアノの演奏、作曲。

上記内容は本書刊行時のものです。