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パーソナル・リスクマネジメントと保険 李 洪茂(著/文) - 博英社
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パーソナル・リスクマネジメントと保険 (パーソナルリスクマネジメントトホケン) 人身事故、医療・介護、所得保障 (ジンシンジコ イリョウ カイゴ ショトクホショウ)

ビジネス
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発行:博英社
B5変形判
縦244mm 横172mm
431ページ
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-910132-17-4   COPY
ISBN 13
9784910132174   COPY
ISBN 10h
4-910132-17-1   COPY
ISBN 10
4910132171   COPY
出版者記号
910132   COPY
Cコード
C3034  
3:専門 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年10月29日
書店発売日
登録日
2021年9月27日
最終更新日
2021年11月30日
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紹介

すべての人と家族は、予期せぬリスクが発生した場合に対処するための計画が必要である。これには、さまざまな保険制度を利用することができる。

このようなパーソナル・リスクマネジメントに適用できる保険制度について、第一部 人身事故と保険制度、第二部 医療・介護と保険制度、第三部 所得保障と保険制度に分けて概説している。

本書では、リスク別に強制保険と任意保険、社会保険と民営保険を統合的に概説している。例えば、所得保障であれば、公的年金である社会保険と企業年金や個人年金などの民営保険がパッケージとなって、一つの目的を補完的に達成しているためである。

しかし、これらの分野に対する既存の保険関連書籍では、民営保険と社会保険などに分割して解説しているため、我々の人生の中でそれぞれのリスクを体系的に管理できているのかを総合的に理解することが容易ではなかった。本書では、社会保険と民営保険の区分での概説ではなく、パーソナル・リスクマネジメントの観点から、リスクの対応に利用できる保険制度を体系的に解説している。

さらに、保険学の専門書の代表的なものとして保険論があるが、この保険論の学習後には、生命保険論や損害保険論などの保険学の各論ともいうべき科目の学習をしている。しかし、これらの保険学の各論の内容は、保険論の抜粋の域を出ない場合も少なくなく、それらの各論は保険論やリスクマネジメント論に統合・廃止される事例も散見された。本書は、保険論の内容の抜粋ではなく、パーソナル・リスクマネジメントにおける重要なテーマである人身損害・医療と介護・所得保障に保険制度を適用すること中心に、保険論を学習した人が発展的な内容の保険学の各論として学習できることを目指した。

* 目次 *

[第一部] 人身事故と保険制度

第1章 交通事故と自動車保険
第2章 休業損害と逸失利益
第3章 損害賠償金(保険金)の計算
第4章 人身損害と減額
第5章 アメリカにおけるストラクチャード・セットルメント
第6章 労働災害と保険

[第二部] 医療・介護と保険制度

第7章 公的医療保険と民営医療保険
第8章 公的介護保険と民営介護保険

[第三部] 所得保障と保険制度

第9章 公的年金制度
第10章 企業年金
第11章 個人年金
第12章 就業不能リスクと保険
第13章 リバース・モーゲージ

目次

[第一部] 人身事故と保険制度


第1章 交通事故と自動車保険
01 賠償責任保険
02 自動車損害賠償責任保険(強制保険)
03 交通事故と従来の任意の自動車保険

第2章 休業損害と逸失利益
01 交通事故と損害
02 休業損害の発生と計算
03 逸失利益の計算要素と算出
04 中間利息控除の方法
05 中間利息控除の保険金への影響

第3章 損害賠償金(保険金)の計算
01 損害賠償金(保険金)の計算項目
02 財産的損害と精神的損害
03 傷害による損害
04 死亡による損害
05 死亡の保険金(損害賠償金)算出の事例
06 後遺障害による損害
07 後遺障害の保険金(損害賠償金)算出の事例

第4章 人身損害と減額
01 混同
02 過失相殺(民法)
03 重過失減額
04 自賠責保険と任意の対人賠償責任保険
05 好意同乗
06 素因
07 因果関係の認否が困難な場合の減額(自賠責保険)
08 損益相殺
09 民営保険と減額の関係

第5章 アメリカにおけるストラクチャード・セットルメント
01 ストラクチャード・セットルメントの概念
02 ストラクチャード・セットルメントの免税
03 ストラクチャード・セットルメントの利害関係
04 ストラクチャード・セットルメント・ファクトリング取引
05 ストラクチャード・セットルメントの効用

第6章 労働災害と保険
01 労働保険と労災保険
02 労災保険の適用
03 業務災害
04 通勤災害
05 労災保険の給付
06 自動車保険と労災保険の支給調整


[第二部] 医療・介護と保険制度


第7章 公的医療保険と民営医療保険
01 公的医療保険の皆保険
02 公的医療保険の運営の仕組み
03 公的医療保険の保険者
04 公的医療保険の保険料
05 高齢者医療制度
06 公的医療保険の診療報酬
07 公的医療保険の自己負担
08 民営医療保険の構造と特徴
09 民営医療保険の役割

第8章 公的介護保険と民営介護保険
01 公的介護保険制度の導入
02 公的介護保険の仕組み
03 介護保険指定事業者
04 公的介護保険サービス
05 介護サービス
06 介護保険の利用者負担と高額介護サービス費制度
07 有料老人ホーム
08 公的介護保険と民営の介護保険


[第三部] 所得保障と保険制度


第9章 公的年金制度
01 日本の年金制度の概要
02 公的年金制度の概要
03 公的扶助
04 公的年金の給付
05 公的年金の給付
06 公的年金の財政方式
07 マクロ経済スライドと所得代替率
08 社会保障協定

第10章 企業年金
01 退職金と企業年金
02 確定給付企業年金
03 確定拠出年金
04 通算制度

第11章 個人年金
01 個人年金保険
02 変額年金
03 変額年金の種類
04 投資信託と変額年金の比較

第12章 就業不能リスクと保険
01 就業不能リスクと保険
02 所得補償保険の利用
03 就業不能に対する保険の事例
04 就業不能リスクに対する保険の役割

第13章 リバース・モーゲージ
01 リバース・モーゲージの概念
02 リバース・モーゲージの歴史
03 リバース・モーゲージにおけるリスク
04 不動産担保型生活資金
05 金融機関によるリバース・モーゲージ

前書きなど

すべての人と家族は、予期せぬリスクが発生した場合に対処するための計画が必要である。これには、さまざまな保険制度を利用することができる。

このようなパーソナル・リスクマネジメントに適用できる保険制度について、第一部 人身事故と保険制度、第二部 医療・介護と保険制度、第三部 所得保障と保険制度に分けて概説している。

本書では、リスク別に強制保険と任意保険、社会保険と民営保険を統合的に概説している。例えば、所得保障であれば、公的年金である社会保険と企業年金や個人年金などの民営保険がパッケージとなって、一つの目的を補完的に達成しているためである。

しかし、これらの分野に対する既存の保険関連書籍では、民営保険と社会保険などに分割して解説しているため、我々の人生の中でそれぞれのリスクを体系的に管理できているのかを総合的に理解することが容易ではなかった。本書では、社会保険と民営保険の区分での概説ではなく、パーソナル・リスクマネジメントの観点から、リスクの対応に利用できる保険制度を体系的に解説している。

さらに、保険学の専門書の代表的なものとして保険論があるが、この保険論の学習後には、生命保険論や損害保険論などの保険学の各論ともいうべき科目の学習をしている。しかし、これらの保険学の各論の内容は、保険論の抜粋の域を出ない場合も少なくなく、それらの各論は保険論やリスクマネジメント論に統合・廃止される事例も散見された。本書は、保険論の内容の抜粋ではなく、パーソナル・リスクマネジメントにおける重要なテーマである人身損害・医療と介護・所得保障に保険制度を適用すること中心に、保険論を学習した人が発展的な内容の保険学の各論として学習できることを目指した。

版元から一言

すべての人と家族は、予期せぬリスクが発生した場合に対処するための計画が必要である。これには、さまざまな保険制度を利用することができる。

このようなパーソナル・リスクマネジメントに適用できる保険制度について、第一部 人身事故と保険制度、第二部 医療・介護と保険制度、第三部 所得保障と保険制度に分けて概説している。

本書では、リスク別に強制保険と任意保険、社会保険と民営保険を統合的に概説している。例えば、所得保障であれば、公的年金である社会保険と企業年金や個人年金などの民営保険がパッケージとなって、一つの目的を補完的に達成しているためである。

しかし、これらの分野に対する既存の保険関連書籍では、民営保険と社会保険などに分割して解説しているため、我々の人生の中でそれぞれのリスクを体系的に管理できているのかを総合的に理解することが容易ではなかった。本書では、社会保険と民営保険の区分での概説ではなく、パーソナル・リスクマネジメントの観点から、リスクの対応に利用できる保険制度を体系的に解説している。

さらに、保険学の専門書の代表的なものとして保険論があるが、この保険論の学習後には、生命保険論や損害保険論などの保険学の各論ともいうべき科目の学習をしている。しかし、これらの保険学の各論の内容は、保険論の抜粋の域を出ない場合も少なくなく、それらの各論は保険論やリスクマネジメント論に統合・廃止される事例も散見された。本書は、保険論の内容の抜粋ではなく、パーソナル・リスクマネジメントにおける重要なテーマである人身損害・医療と介護・所得保障に保険制度を適用すること中心に、保険論を学習した人が発展的な内容の保険学の各論として学習できることを目指した。

著者プロフィール

李 洪茂  (イ ホンム)  (著/文

李洪茂(Hongmu Lee)
早稲田大学商学学術院教授。
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了。
博士(商学)(早稲田大学)
韓国檀国大学校商経大学助教授、早稲田大学商学学術院専任講師、助教授を経て現職。
専門は、保険論、損害保険論、リスクマネジメント論。

主要著作(単著)
『保険事業と規制緩和』成文堂、1996年 (1996 年度日本リスクマネジメント学会優秀著作賞受賞)。
『リスクマネジメント論』成文堂、2019年。
『リスクマネジメント論 (中国語版、韓国版)』博英社、2020年。
『保険論』博英社、2021年。
Risk Management - Fundamentals, Theory, and Practice in Asia--, Springer, 2021 年.

上記内容は本書刊行時のものです。