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ウクライナ・コサック物語 中井和夫(著) - 群像社
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ウクライナ・コサック物語 (ウクライナコサックモノガタリ) 自由への逃亡 (ジユウヘノトウボウ)

歴史・地理
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発行:群像社
四六判
縦194mm 横134mm 厚さ30mm
重さ 506g
528ページ
定価 3,600 円+税   3,960 円(税込)
ISBN
978-4-910100-51-7   COPY
ISBN 13
9784910100517   COPY
ISBN 10h
4-910100-51-2   COPY
ISBN 10
4910100512   COPY
出版者記号
910100   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年7月3日
書店発売日
登録日
2026年6月24日
最終更新日
2026年7月7日
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紹介

ウクライナ史はコサック抜きでは語れない。ウクライナではコサックは歴史の主役であり、選ばれた統領へトマンをトップにした共和国の建設者であった。
国家を嫌いそこから逃げ出してきた彼らだったが、増え続けるコサック内部には当然ながら階層分化が生じ、全体を統制することが必要になってくる。国家から逃亡したコサックが擬似国家を形成するアイロニーが生じる。本書は、ポーランド、ロシア、トルコに囲まれた三角地帯に登場したユニークな集団、ザポロージエに現れた自由な人々の群れ、ウクライナ・コサックの歴史を、へトマン国家を経て二十世紀初頭のマフノ運動までを、「コサックの盛衰の波」という観点から描こうとした一つの試みである。

目次

はじめに
第一章 ザポロージエ・コサック
  1 コサックの登場
  2 ザポロージエ――早瀬の向こう――
①ホルティツァ島/②構成員/③集会/④ザポロージエ下流コサック軍団の行政・司法権力/⑤ザポロージエ・コサックの衣類、武器、象徴(記章、旗、笏)と食生活/⑥ザポロージエ・コサックと信仰/⑦ザポロージエ・コサックの学校と郵便
  3 コサックのリーダーたち(1)
イヴァン・ピドコヴァ/クリシトフ・コシンスキー/フリホリイ・ロボダ/セヴェリン・ナリヴァイコ
  4 ペトロ・コナシェヴィチ―サハイダーチヌイ
①ザポロージエ時代/②ワラキアとリヴォニア行軍/③ザポロージエ軍団の海の軍事作戦/④へトマン職杖の受取り/⑤カーファの戦い/⑥へトマン称号の最初の剝奪/⑦対トルコ同盟の形成/⑧一六一八年のモスクワ作戦(作戦の序曲・モスクワへの道・モスクワ攻囲・ウクライナへの帰還・ロスタヴィ協定の調印・正教会の位階制の復興)/⑨ホティンの戦い(戦争の準備・戦闘の経過)/⑩ホティン講和条約/⑪キエフへの帰還/⑫死と埋葬
  3 コサックのリーダーたち(2)
ミハイロ・ドロシェンコ/フリホリイ・チョルニー/タラス・フェドロヴィチ―トリャシロ/イヴァン・スリマ/ヴァシーリー・トミレンコとサッヴァ・コノノヴィチ/パヴェル・ミフノヴィチ、パヴリューク/ドミトロ・フニャとヤキフ・オストリャニン
  エピローグ エヴァルニツキーとマフノの対話
第二章 ボフダン・フメリニツキー
  1 ポーランドからロシアへ
  2 ベレステチコの戦い
  3 転換の年 一六五三年
  4 ペレヤスラフ協定
①ペレヤスラフへの道/②宣誓の儀式/③協定の条項
  5 フメリニツキーのウニヴェルサール
  6 フメリニツキーとペレヤスラフ協定に対する後世の評価
第三章 へトマンシチナ――へトマンを統領とするコサックの共和国
  1 破滅とへトマンたち 185
①破滅の始まり/②イヴァン・ヴィホフスキーとハージャチ条約/③ヨーロッパに轟いた戦さのプロ イヴァン・シルコ/④イヴァン・ブリュホヴェツキー/⑤ユーリー・フメリニツキー 破滅の主役/⑥パヴロ・テテリャ/⑦ペトロ・ドロシェンコ/⑧デミヤン・イフナトヴィチ―ムノホフリシニー/⑨イヴァン・サモイロヴィチ
  2 へトマン国家の構造
①行政組織/②連隊(連隊の概要・左岸の連隊・右岸の連隊・その他の連隊)
  3 へトマン国家の社会、経済、文化
①人口/②経済/③文化
第四章 イヴァン・マゼッパ
  1 へトマン以前のマゼッパ
  2 へトマン、マゼッパ
  3 大北方戦争
  4 ポルタヴァの戦い
  5 ポルタヴァの戦いのあと
  6 マゼッパ後のコサックの運命
  7 へトマンシチナとシーチの終焉
第五章 最後のコサック ネストル・マフノ
  1 グリャイ・ポーレのアナキスト
  2 ドイツ=オーストリア占領軍およびスコロパツキー政権との戦い
  3 ウクライナ人民共和国執政府および白軍デニキンとの戦い
  4 白軍ヴランゲリとの戦い ボリシェヴィキとの最後の同盟
  5 ボリシェヴィキ=赤軍との死闘
  6 「亡命」という戦い
あとがき
   参考文献
   図版出典
   ヘトマン在位年表
   主な統治者の在位年表

著者プロフィール

中井和夫  (ナカイカズオ)  (

ウクライナ研究(歴史、文学、言語)、国際関係論。東京大学名誉教授。主な著書に『ウクライナ・インテレクチュアル・ヒストリー』(群像社、2024年)、『ソヴェト民族政策史―ウクライナ 1917-1945』(御茶の水書房、 1988年)、『ウクライナ語入門』(大学書林、1991年)、『ウクライナ・ナショナリズム―独立のディレンマ』(東京大学出版会、1998年)。

上記内容は本書刊行時のものです。