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OPEN(オープン)「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る ヨハン・ノルベリ(著/文) - ニューズピックス
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OPEN(オープン)「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る (オープン ヒラクコトガデキルヒトソシキコッカダケガイキノコル)

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四六判
488ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-910063-20-1   COPY
ISBN 13
9784910063201   COPY
ISBN 10h
4-910063-20-X   COPY
ISBN 10
491006320X   COPY
出版者記号
910063   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年4月8日
最終更新日
2022年4月27日
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書評掲載情報

2022-07-16 日本経済新聞  朝刊
評者: 福田慎一(東京大学教授)
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紹介

『エコノミスト』誌ブック・オブ・ザ・イヤー受賞
楠木建氏(一橋ビジネススクール教授)、山口周氏(独立研究者)推薦
すべては「オープン」対「クローズド」の戦いだ――。
1万年の人類史が示す、文明・経済・ビジネスの本質と未来!

「オープンな交易、クローズドな部族化、いずれも人間の本性の発露。どちらに傾くかで体制は決まる」
――楠木建(一橋ビジネススクール教授) 

「『閉じる』ことを求める人が増えている今、本書が『開く』ための大きな勇気と知性を与えてくれる」
――山口周(独立研究者)

なぜ世界は「敵と味方」に分かれるのか? 
なぜ人類はここまで繁栄したのか?
現代を覆う「未曾有の危機」を突破する方法とは?
私たち人類には、「オープン」と「クローズド」という、進化の過程で生まれた「2つの矛盾する本能」が備わっている。前者は見知らぬ他人やアイデアに積極的に心を開く本能であり、これが交易と文明を駆動してきた。そして後者は、家族や身内を守るために、世界を「敵と味方」に分け、「敵」を徹底的に攻撃する本能である。
そして――いま世界各国で起きている悲劇は、人間の「クローズド」な本能に拍車がかかる条件がそろってしまっていることによるのだ。
では、どうすればこの窮地を乗り越えられるのか? 
ローマ帝国の興亡からトランプ以降の各国情勢にいたるまでの世界史を軸に、経済、ビジネス、テクノロジーの豊富なエビデンスを揃え、未来への確かな道筋を示す。全世界ベストセラーの希望の書。


「どんな人間も、どんな社会も、みずからが抱える問題を『独力』で解決できるほど賢くもなければ立派でもない。物事や他人のアイデアに対して徹底的に『オープン』であること――これがウェルビーイング実現のたった一つの道だと、ヨハン・ノルベリは明快に教えてくれる」
――スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授、『暴力の人類史』『21世紀の啓蒙』)

「コロナ後の世界では、『オープンであること』がかつてないほど重要になる。開かれたマインドセット、開かれた精神、開かれたコミュニケーション、開かれた市場。『開かれていること』こそが、1万年にわたる人類の成功のカギであり、今日の繁栄と平和の秘訣である。ヨハン・ノルベリは本書で、圧倒的な実例をもとにこのことを証明してみせた」
――マット・リドレー(『繁栄』『人類とイノベーション』)

目次

はじめに
第1章 オープンな交流
第2章 オープンな門戸
第3章 オープンな精神
第4章 オープンな社会
第5章 ヤツらと我々
第6章 ゼロサム
第7章 将来への不安
第8章 戦うか逃げるか
第9章 オープンかクローズドか?
訳者解説
原注

著者プロフィール

ヨハン・ノルベリ  (ヨハンノルベリ)  (著/文

歴史学者。米ワシントンDC拠点のシンクタンク、ケイトー研究所シニアフェロー。 1973年スウェーデン・ストックホルム生まれ。ストックホルム大学にて歴史学の修士号を取得。 著作は25か国語に翻訳され、『In Defense of Global Capitalism』(未邦訳)、『進歩:人類の未来が明るい10の理由』(晶文社)は各国で絶賛をあびた。 スティーブン・ピンカー、マット・リドレー、ハンス・ロスリングらと並んで、歴史学、経済学、統計学、進化生物学など幅広い領域の最新知見をもとに楽観的な未来を構想する、現代を代表するビッグ・シンカーのひとりである。 本書『OPEN』は、前著『進歩』に続いてエコノミスト誌のブック・オブ・ザ・イヤー賞を受賞した。

山形 浩生  (ヤマガタヒロオ)  (翻訳

評論家、翻訳家、開発コンサルタント。2018年まで野村総合研究所研究員。開発援助関連調査のかたわら、経済、環境問題からSFまで幅広い分野での翻訳と執筆を行う。東京大学大学院工学系研究科都市工学科修士課程およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(共に河出文庫)、『経済のトリセツ』(亜紀書房)など。訳書にピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)、クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫)、ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』(講談社学術文庫)、ノルベリ『進歩』(晶文社)ほか多数。

森本 正史  (モリモトマサフミ)  (翻訳

翻訳家。山形浩生との共訳書にピケティ『21世紀の資本』、トゥーズ『ナチス 破壊の経済』(以上みすず書房)、ウェスト『スケール』(早川書房)、ケンリック『野蛮な進化心理学』(白揚社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。