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OPEN(オープン)「開く」ことができる人・組織・国家だけが生き残る
- 書店発売日
- 2022年4月29日
- 登録日
- 2022年4月8日
- 最終更新日
- 2022年4月27日
書評掲載情報
2022-07-16 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 福田慎一(東京大学教授) |
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紹介
『エコノミスト』誌ブック・オブ・ザ・イヤー受賞
楠木建氏(一橋ビジネススクール教授)、山口周氏(独立研究者)推薦
すべては「オープン」対「クローズド」の戦いだ――。
1万年の人類史が示す、文明・経済・ビジネスの本質と未来!
「オープンな交易、クローズドな部族化、いずれも人間の本性の発露。どちらに傾くかで体制は決まる」
――楠木建(一橋ビジネススクール教授)
「『閉じる』ことを求める人が増えている今、本書が『開く』ための大きな勇気と知性を与えてくれる」
――山口周(独立研究者)
なぜ世界は「敵と味方」に分かれるのか?
なぜ人類はここまで繁栄したのか?
現代を覆う「未曾有の危機」を突破する方法とは?
私たち人類には、「オープン」と「クローズド」という、進化の過程で生まれた「2つの矛盾する本能」が備わっている。前者は見知らぬ他人やアイデアに積極的に心を開く本能であり、これが交易と文明を駆動してきた。そして後者は、家族や身内を守るために、世界を「敵と味方」に分け、「敵」を徹底的に攻撃する本能である。
そして――いま世界各国で起きている悲劇は、人間の「クローズド」な本能に拍車がかかる条件がそろってしまっていることによるのだ。
では、どうすればこの窮地を乗り越えられるのか?
ローマ帝国の興亡からトランプ以降の各国情勢にいたるまでの世界史を軸に、経済、ビジネス、テクノロジーの豊富なエビデンスを揃え、未来への確かな道筋を示す。全世界ベストセラーの希望の書。
「どんな人間も、どんな社会も、みずからが抱える問題を『独力』で解決できるほど賢くもなければ立派でもない。物事や他人のアイデアに対して徹底的に『オープン』であること――これがウェルビーイング実現のたった一つの道だと、ヨハン・ノルベリは明快に教えてくれる」
――スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授、『暴力の人類史』『21世紀の啓蒙』)
「コロナ後の世界では、『オープンであること』がかつてないほど重要になる。開かれたマインドセット、開かれた精神、開かれたコミュニケーション、開かれた市場。『開かれていること』こそが、1万年にわたる人類の成功のカギであり、今日の繁栄と平和の秘訣である。ヨハン・ノルベリは本書で、圧倒的な実例をもとにこのことを証明してみせた」
――マット・リドレー(『繁栄』『人類とイノベーション』)
目次
はじめに
第1章 オープンな交流
第2章 オープンな門戸
第3章 オープンな精神
第4章 オープンな社会
第5章 ヤツらと我々
第6章 ゼロサム
第7章 将来への不安
第8章 戦うか逃げるか
第9章 オープンかクローズドか?
訳者解説
原注
上記内容は本書刊行時のものです。