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フツーに方丈記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年2月28日
- 書店発売日
- 2022年2月15日
- 登録日
- 2022年1月5日
- 最終更新日
- 2025年2月6日
書評掲載情報
2022-08-09 | ラジオ関西「谷五郎の笑って暮らそう」 |
2022-05-18 |
フムフムニュース
評者: 翌檜佑哉 |
2022-05-02 | k-mix(FM静岡)「アンカーナイト」 |
2022-04-25 |
J-WAVE「JK RADIO~ TOKYO UNITED」
評者: 別所哲也 |
2022-04-24 | 四国新聞 朝刊 |
2022-04-23 | 日本経済新聞 朝刊 |
2022-04-23 | 日本経済新聞 朝刊 |
2022-04-02 |
リアルサウンド ブック
評者: 土井大輔 |
2022-03-23 |
KBS京都ラジオ「ま~ぶる!」
評者: 村上まり |
2022-03-22 |
InterFM「伊藤もえのCHUCHUチューズデイ」
評者: 伊藤もえ |
2022-03-01 |
TOKYO FM「ON THE PLANET」
評者: 玉川太福 |
2022-03-01 |
TOKYO FM「ON THE PLANET」
評者: 玉川太福 |
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紹介
人生詰んだ!?
そんな時、方丈記は役に立つ。
コロナ禍と親の介護で崩壊した、これまでのハッピー隠居ライフ。
実家に戻り、父親のおしめを替え、家族の食事を作りながら、いつもフツーに傍らにあったのは方丈記だった--。
『年収90万円でハッピーライフ』『なるべく働きたくない人のためのお金の話』著者・大原扁理、最新作。
目次
なぜ、いま方丈記なのか(まえがきにかえて)
Ⅰ あたらしい方丈記(大原扁理・監訳)
Ⅱ コロナ禍に方丈記を読みながら考えたこと
1 日々は無常のレッスン
2 私たちが社会に依存する時、社会も私たちに依存している
3 人間らしさとは何か
4 いいじゃないですか、大したことない人生だって
Ⅲ 方丈記(総ルビ付き原文)
版元から一言
《読者からの感想》
●鴨長明ってミニマリストだったのか。読んでいて心が軽くなった。方丈記は未読なので読んでみたいと思う。
●著者が訳した『方丈記』が面白かった。昔も今と同じような社会の風潮があって、鴨長明みたいに、隠居生活を始めた人がいたのは興味深かった。それから、「この世界が人間だけでできているわけではない」と思い返すことは救いだと思った。自然との触れ合いを増やすことで、煩わしい人間関係のために、この世界を嫌いにならなくて済むような気がする。
●非常に面白くて一気に読んだ。 題の如く、方丈記を常に念頭に置いて自分の考え方と並行しながら考察している。
●これまでの「方丈記」新訳本・解説本は、年配の男性執筆者によるものがほとんどだった。しかし、本書は30代男性による等身大の「方丈記」新訳+読み解き本である。25歳から東京で週休5日・年収90万円の隠居生活を始めた特異な経歴を持つ著者の視点が面白い。
●漠然とした不安がなくなった、というとちょっと言い過ぎだけれども。 ほどよく力の抜けた文体による方丈記訳、そして作者・大原さんのやんわりと鋭い視点から綴られるエッセイに、自分の生き死に観を再検証&アプデさせてもらえました。
●大原さんが書いてるからそりゃそうなんだけど鴨長明が大原さんに見えてくる。 コロナ禍に書かれたという背景も良くて、多くの人が(私含む)言語化出来なかったぼんやりした不安を800年前を通して何も変わんないししょうがないしって教えてくれて何故かそれで安心できるという、不思議な一冊でした。
●『年収90万円でハッピーライフ』を読んだ時にも思ったけど、今回も思った。この著者と結婚したい。
●これは名著といっても良いんじゃないだろうか。日本文学の古典作品の中に流れる世の中への依存しない関わり方を、資本主義システムがほぼ全てを支配しているこの現代社会で、お金をさほど使わずに幸せに生きる生活を実践している著者が今の社会に合った読み進め方をして読者に示している。お薦めです。
【版元からひところ】
本書における方丈記原文は、『新潮日本古典集成 方丈記 発心集』(校注:三木紀人)を元にしています。また、すべての読者にとっての読みやすさを考え、適宜漢字をあてて現代かなづかいによるふりがなをつけました。
上記内容は本書刊行時のものです。