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地方小
直接取引:
あり(その他)
[詩画集]とうさんがアルツハイマーになった
多桑譚
発行:花乱社
B6
64ページ
小口折並製本
価格
1,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年8月10日
- 書店発売日
- 2022年8月16日
- 登録日
- 2022年7月14日
- 最終更新日
- 2022年9月5日
紹介
「でも、アルツハイマーって意外とたのしい」
母が倒れ、父がアルツハイマーと診断されて始まったふたり暮らし。てんやわんやの毎日は、思いがけず楽しいものだった。やわらかに老いてゆく中で、これまでほとんど語ってこなかった、遠い記憶であるはずの故郷・台湾の断片がふとした瞬間に現れ、新たに父を発見する日々。父の日常を描きとめたスケッチに台湾の風物画を織り交ぜ、詩と言葉を添えた。父と私の10年──。著者はH氏賞詩人。
前書きなど
父にアルツハイマーの診断が下りて10年が過ぎました。この年月のてんやわんやを何かのかたちにしておきたく、詩と絵を組み合わせてこういうものを作ってみました。絵は手近なボールペンと色鉛筆で、父の言動をリアルタイムで描いたものです。今回書籍化にあたって、詩の挿絵として幾つかの水彩画を加えました。
文章は父の言動に触発されて出てきた言葉の断片と、以前に書いた詩との脈絡のない寄せ集めですが、気にせず並べてみました。どれも父と私の人生の一コマです。
父は台湾の台中・豊原に生まれ、中学生の時に台湾から日本に留学してそのまま居ついてしまった人です。その思いを偲んで台湾の風物も描いてみました。(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。