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あり(その他)
革命家・源頼朝
隷属から「一所懸命」確立へ
発行:花乱社
A5
288ページ
並製
価格
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年8月1日
- 書店発売日
- 2022年8月1日
- 登録日
- 2022年7月21日
- 最終更新日
- 2022年8月3日
紹介
虚偽と腐敗に塗れた社会を土台から変えるために
鎌倉幕府の創設は、日本で唯一の、日本人による革命であった─。
源頼朝の歴史的業績と人物像を可能な限り史実に沿って描き、さらには、源頼朝と頼朝を擁して立ち上がった坂東武者から今の私たちが学ぶべき教訓を提示する。【史伝小説】
目次
第一章 頼朝の流人生活
第二章 頼朝、起つ
第三章 鎌倉へ、鎌倉へ
第四章 義経との邂逅
第五章 鎌倉幕府の基礎づくり
第六章 清盛一族との戦い
第七章 鎌倉幕府の創建
終 章 頼朝の革命的業績 まとめにかえて
前書きなど
源頼朝と坂東武者は、日本の歴史を古代(奴隷制社会)から中世(封建制社会)へと飛躍させる扉を開きかつ確立した、日本史上で唯一の革命家(集団)である。また鎌倉幕府の創設(武家政権の樹立)は、日本人による唯一の革命の成就であった。それは歴史的語句にはなってはいないが、「武者革命」あるいは「武家革命」とでも呼ぶべき革命である。況や、「源平合戦」などではない。日本の歴史からありもしなかった、そして義経をヒーローにするためにでっち上げられた「源平合戦」などという概念とことばは日本史上から削除すべきであろう。
頼朝とともに起ち上がった梶原景時、三浦介義澄、和田義盛、千葉介常胤、土肥実平など坂東武者たちは、当時の農民とそれほど違わない田舎の地主あるいは農場主であったに過ぎない。その田舎者が「武者革命」を成し遂げたのである。土地をめぐって争っていた武者たちを坂東武者として束ねたのが頼朝である。
(「終章 頼朝の革命的業績」より抜粋)
上記内容は本書刊行時のものです。