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殉義の星と輝かん 森山 沾一(著/文) - 公益社団法人福岡県人権研究所(柴田啓蔵プロジェクト)
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取引取次: 地方小
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9784910038513

殉義の星と輝かん 百年生きる「解放歌」と柴田啓蔵

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A5判
172ページ
並製
価格 1,600円+税
ISBN
978-4-910038-51-3   COPY
ISBN 13
9784910038513   COPY
ISBN 10h
4-910038-51-5   COPY
ISBN 10
4910038515   COPY
出版者記号
910038   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年5月20日
書店発売日
登録日
2022年5月2日
最終更新日
2022年6月7日
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紹介

 「殉義の星」とは、正義のために死した人間が生まれ変わる天空の星のこと。柴田啓蔵(1901~88年)の造語であり、彼が作詞した「解放歌」(1923年)の最後を飾る詞である。作詞に影響を与えた「全国水平社宣言」(1922年)は、ユネスコ世界記憶遺産(アジア太平洋地域)に登録されている。
 柴田は明治34年、九州・筑豊の被差別部落に生まれ、稀有の才能を幼少期から発揮した。島崎藤村『破戒』時代の差別の中、九州を逃れて旧制松山高等学校に進学。文学をめざしていたが、大正11年、全国水平社創立大会の開催(京都)を知った後、人間の自由・平等・博愛をめざして水平社運動に飛び込む──。
 その後、数々の挫折、数奇な運命を経て、70歳を過ぎて以降の記憶・記録・資料をもとに、本書は纏められた。次の地球百年への希望を求め、人間解放をめざす人々に向けた書である。
≪全国水平社・全九州水平社創立百周年記念出版≫

目次

序 文
第一章 「解放歌」に込めた思い:柴田啓蔵自身による文章
第二章 柴田啓蔵の生活史
第三章 柴田啓蔵作詞「解放歌」の移り変わり
 :柴田資料・「水平新聞」・「水平月報」・「解放新聞」などを中心として
第四章 全国・全九州水平社、「解放歌」の授業・啓発教材
第五章 柴田啓蔵の年譜・事蹟目録
付録資料/編集後記

前書きなど

【序文より抜粋】 
 九州の福岡県・筑豊で生を受け、その地に眠った柴田啓蔵。彼の名は、「解放歌」(水平歌)作詞者として被差別部落解放運動関係者に知られる。そしてこの歌は、今も全国の部落解放運動や革命歌で歌い続けられている。さらに、柴田は百年前の一九二二(大正十一)年三月三日、全国水平社創立(京都府岡崎公会堂)を新聞報道で知り、その一年後、九州での全九州水平社設立を主導した人物としても知られる。全国水平社は関西や関東の被差別部落出身者たちによって結成され、燎原の火の如く、中国・四国や九州にも広がっていく。そして九州・福岡は運動を推進する多くのリーダーを産んだ。
 戦前・全国水平社の時代、そして戦後・民主主義の時代、差別にあらがい、おのれの解放を実現させることがいかに困難であるかを、柴田啓蔵の生き様は私たちに教えてくれる。
 「解放歌」の曲は、当時東京大学新人会の影響で広がっていた第一高等学校の「ああ玉杯に花受けて」。歌詞は当時二十一歳の若き柴田がそれまでの知的教養による渾身の力を集中させ、一年間かけ、凝縮・作詞したものである。

著者プロフィール

森山 沾一  (モリヤマ センイチ)  (著/文

福岡県田川市石炭・歴史博物館館長,(公社)福岡県人権研究所前理事長(現執行理事),福岡県立大学名誉教授,福岡県日中友好協会会長・全国理事,教育学博士。1946年,中国(瀋陽市)に生まれ,日田高等学校から九州大学教育学部大学院(1972年修了)。座右の銘は「咸宜博愛解放闊達(かんぎはくあいかいほうかったつ)」。

和智 俊幸  (ワチ トシユキ)  (著/文

嘉麻市立碓井小学校教諭。柳川高等学校から島根大学教育学部(1984年卒業)。前嘉麻市人権・同和教育研究協議会事務局長(2016~19年度)。上山田・目尾・立岩・稲築東・稲築西小学校を経験。部落解放運動に寄り添い,子ども,仲間と花,野菜,生き物を育てる愉しさを堪能する毎日。

横田 司  (ヨコタ ツカサ)  (著/文

嘉麻市立稲築東小学校教諭。豊田西高等学校から福岡教育大学(1983年卒業)。元嘉麻市人権・同和教育研究協議会学校同和教育部事務局員(2014~19年)。教職に就かなければ,部落問題,同和教育に出会うことも学びもなかったことを痛感,また感謝。人間解放のために自分は何をするのか,が課題。

坂田 美穂  (サカタ ミホ)  (著/文

大牟田市立駛馬小学校教諭。三池高等学校から福岡教育大学(1981年卒業)。大学で部落問題に出会い,故・川向秀武研究室で学び,解放子ども会活動(博多区)に関わる。福岡県教組人権教育部会専門委員。福岡教育大学授業実践講師経験。一貫して小学校で学級担任をし,厳しい生活を抱えた子どもたちに関わり続けている。
同和教育のすばらしさ,とりわけ部落史学習を次世代に繋ぐことを課題とする。

上記内容は本書刊行時のものです。