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取引情報
NEUTRAL COLORS 1
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 書店発売日
- 2020年6月5日
- 登録日
- 2020年4月10日
- 最終更新日
- 2021年5月11日
紹介
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTISを生み出してきた編集者による集大成的な雑誌、「NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)」。世界初(?)、オフセット印刷とリソグラフ印刷を融合させた、オルタナティブな雑誌です。創刊号の特集は「人生とインド」。タラブックスの絵本が生まれる現場密着取材や、伝説のインド料理店「砂の岬」の店主日記、ユザーンによるタブラ修行日誌……などなど、インドが人生に張り付いてしまった人の、“超個人的”な想いが迸る内容です。最新の印刷技術と手作業が混じり合ったとき、唯一無二のマガジンが生まれました。
NEUTRAL COLORSの特徴
・超個人的なインドへの想いが綴られた記事内容
・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量
・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
目次
・タラブックスの印刷現場を訪ねて
・砂の岬が巡ってきたインド料理店
・インドの石を描く
・ガンジスと鴨川の死生観
・秘密のインド料理店memo
・ユザーン「タブラ修行日記」
・死者とカースト
・ちょっと鬱っぽいのでインドに行ってみた
・SUPER STAR!ラジニカーントの言霊
・聖典ヴェーダーンタという名の「人生の教科書」
・天竺より持ち帰ってしまったもの
・矢萩多聞「人形劇についていく」
・インドの人の小さくも偉大な発明品
・インド現代超人ファイル
・山下博司「何度行っても、“懲りない”インド」
・千賀健史「Bird, Night, and then」
・インド神様絵の世界
・在本彌生 処女小説「聖なる河の聖なる怪物」
・インドで子育てをするということ
・NY、アーメダバード、とさちょうものがたり
前書きなど
インターネットによって即物的に吐き出される言葉や写真は、瞬時に多くの人に伝わります。でもそれが当たり前になっていくと、蒸留され樽でねかされるべき気持ちまでもが、流れて消えてしまうような気がします。雑誌NEUTRAL COLORSは、「個人」の手帳に書き込まれた記憶を開帳するようなもの。書き留められた言葉や絵柄は、すぐに生まれるものではなく、沈殿していつか顔を出すようなものなので、タイミングはゆっくりしたものになる。
それは、誰にも認知されない個人的感覚を、爆発させたらどうなるかの実験でもあります。紙の雑誌には流れていく情報ではなく、沈殿する感情を刷り込みたいのです。手帳の中身は、自分に近いところで感じたものです。自己から遠く離れて世界中どこを旅しても、最後は自分に帰ってくるしかないと考えるからです。リソグラフで刷られたこの雑誌は、インクが手についたり、濃淡に個体差があったり、一冊として同じものはありません。自分たちで刷る量を決め、オフセットとリソグラフを融合させ、大量生産では実現できないオルタナティブな手法で編み出します。40 代の編集者と20 代のグラフィックデザイナーが、忖度せず個人的思考を凝縮させました。ふたりの共通言語はありません。好きなものも違います。それでも、プロセス以外に大切なものはない、と考えていることは同じなのです。ポン・ジュノがお守りのように抱えていたマーティン・スコセッシ監督の言葉を胸に創刊号を放ちた
い―「もっとも個人的なことは、もっともクリエイティブである」
版元から一言
「NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)」は世界初(?)、オフセット印刷と手作業によるリソグラフ印刷を融合させたインディペンデントな雑誌です。創刊号の特集は「人生とインド」。インドが人生に張り付いてしまった人の、“超個人的”な想いが迸る内容です。最新の印刷技術と手作業が混じり合ったとき、唯一無二のマガジンが生まれました。
NEUTRAL COLORSの特徴
・超個人的なインドへの想いが綴られた現地取材
・かつてない色彩のビジュアルと、豊富すぎる文字量
・「オフセット」「リソグラフ」「オフセット&リソグラフ」で印刷
・週刊誌のような厚みのある中綴じマガジン仕様
上記内容は本書刊行時のものです。