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精神療法でわたしは変わった 増井 武士(著) - 木立の文庫
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精神療法でわたしは変わった (セイシンリョウホウデ ワタシハ カワッタ) 苦しみを話さずに心が軽くなった (クルシミヲ ハナサズニ ココロガ カルクナッタ)

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発行:木立の文庫
四六変形判
縦168mm 横128mm 厚さ15mm
152ページ
並製
価格 1,400円+税
ISBN
978-4-909862-25-9   COPY
ISBN 13
9784909862259   COPY
ISBN 10h
4-909862-25-0   COPY
ISBN 10
4909862250   COPY
出版者記号
909862   COPY
Cコード
C1011  
1:教養 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年8月30日
書店発売日
登録日
2022年7月8日
最終更新日
2022年9月14日
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紹介

精神療法の本はふつう、カウンセラーの目に映ったクライエントが描かれます。ところがこの本では、クライエントの目に映ったカウンセラーが描かれているのです。その“主客転倒”の発想だけでも稀有な本書ですが、加えて、ここで紹介されるカウンセリングは、「言葉」に頼らない手法なのです。それがクライエントの「体感」実況中継で語られます。――ひとりの女性がしぼり出す“心の声”をタテ糸に、出会った精神療法家との“心の置きどころ”さがしをヨコ糸に、紡がれる“苦しみ”変容の綾。そして精神療法のツボ。

目次

○煩悶と訴え
   きっかけ 
   おまえの教育が悪い
   煩わしい問い合わせ
   失望だらけのクリニック

○言葉になることならないこと
   悩みを言葉にしない
   出会い
   秘密の入れ物と置き場
   自分からそっと抜け出る
   問題を適切なところに置いてみる
   疑問と問いかけ
   もうすこし尋ねてみる

○精神療法でわたしは変わった
   求める道を知るために
   深いところでの願い
   怒りへの接し方
   こころのピンポン
   気楽ということ
   あの世から見たこの世
   平均値の道で立ち停まって
   話しかけてみた

      エピローグ
      あとがき

      刊行に寄せて 神田橋條治

前書きなど

本書【あとがき】より

 あるとき、「患者さんの目から見た面接というのは、どんなものだろうか」という発想が、衝撃的に浮かんだのです。その結果、生の面接のありようや患者さんの変わりよう、その時どきの気持を、患者さん自身の言葉で伝えることが、もっとも良い方法だと考えました。
 患者さんの実感と事実により近いものを再現するために、数限りない面接の録音テープのなかから、当人のものを探し出したり、患者さんの気持を改めて確認するなど、あらゆる努力をしました。

版元から一言

お薦めします――神田橋條治 氏

治療的関わり・技法を「患者側からの体験」として読むとき、我々の“理解・把握”は確かで濃いものとなる。――増井君はまず、たくさんのケースのなかから、彼の残したい「関わり・技法」と、その基底にある「人間理解」が有効であった場面を、繋ぎ合わせて一つのケースを創作した。それは「教育者としての増井君の心が創作した、増井治療の語り部」である。この工夫により、増井君の「治療理念・技法のモデル状況」を通して、“確かで濃い”手応えとして、後進に伝わる。

【本書「刊行に寄せて」より】

著者プロフィール

増井 武士  (マスイ タケシ)  (

1945年生まれ。
九州大学大学院博士課程修了。
同大学教育学部助手を経て、産業医科大学医学部医学心理学教室准教授。教育学博士(九州大学)。
同大学病院精神・神経科および産業医実務研修センターを併任。

日本心理臨床学会常任理事、同学会倫理委員長、編集委員などを歴任。
日本臨床心理士会全国区代議員などを務める。

産業医科大学退職後、九州産業大学国際文化学部教授を経て、
現在、東亜大学大学院客員教授。

神田橋 條治  (カンダバシ ジョウジ)  (解説(巻末の言)

1937年生まれ。
1961年、九州大学医学部卒業。
1971-1972年、モーズレイ病院およびタビストック・クリニックに留学
1984年~ 伊敷病院(鹿児島市)にて診療。

本書『精神療法でわたしは変わった』の著者:増井武士、旧知の師匠。

上記内容は本書刊行時のものです。