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取引情報
音楽が本になるとき
聴くこと・読むこと・語らうこと
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年4月20日
- 書店発売日
- 2020年5月20日
- 登録日
- 2020年3月16日
- 最終更新日
- 2024年11月6日
書評掲載情報
2020-09-04 |
週刊読書人
第3355号 評者: 小沼純一 |
2020-08-02 | 読売新聞 朝刊 |
2020-07-01 |
関西音楽新聞
第817号 評者: 小味渕彦之 |
2020-06-13 |
西日本新聞
評者: 松村由利子(歌人) |
2020-05-24 | 京都新聞 |
2020-05-02 |
毎日新聞
朝刊 評者: 梅津時比古氏(桐朋学園大学学長) |
2020-05-02 | 毎日新聞 朝刊 |
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重版情報
4刷 | 出来予定日: 2022-07-10 |
3刷 | 出来予定日: 2020-07-10 |
2刷 | 出来予定日: 2020-06-10 |
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紹介
“音楽を聴くこと”と“本を読むこと”はともに、「音楽や本」を前にしながら「わたし」と「あなた」とが、あらゆる属性を捨て、時空を超えて触れあう体験といえるでしょう。その「三角形」が浮かびあがるとき、あたらしい共同体が生まれます。
本書は、“音楽の本”を人文書のひとつのジャンルとして位置づけた編集者/出版人(アルテスパブリッシング代表)が綴る「共体験」型エッセイです(各篇にBGMがついて、書き手と読み手、読み手と読み手がつながることができます)!
目次
序奏 京都の道とタブラチュア
01 泣くのは恥ずかしい
02 孤独の共同体
03 本のリベラリズム
04 音楽と物語
05 〈わたし〉が〈わたしたち〉に出会うとき
06 音楽は書くもの/読むもの
間奏 書かれていないことを読む
07 夜空の響きを聴く
08 音楽は三角形をしている
09 音を出さない音楽家
10 向き合うよりも、ともに歩もう
11 音楽との「出逢い」はどこからやってくるのか
12 皮膚感覚について
終奏 寺子屋のギタリスト
前書きなど
孤独だけどひとりじゃない
♪音楽を聴いていて思わず泣きそうになると、「あの人だったらどう感じるだろうか?」と思う。本を読んでいてむくむくと勇気がわいてきたとき、「あの人にも読んでもらえたら……」と希う。
♪わたしにとって、音楽を聴いたり本を読んだりすることは、心のなかの誰かとの対話にほかならない。――そんなふうにして、音楽と本は、具体的な個人とセットになって……
版元から一言
この本の著者:木村元(Gen)さんの語り口には、どこか、わたし(担当編集者)の敬愛する精神病理学者:木村敏(Bin)先生の1970年代前半の筆づかいを思い出させるところがあります。こんな風です。
「そのとき、わたしたちは語り合っている。その音楽を、その本をふたりの前に置いて、ことばではできない親密な語らいが始まる。……彼/彼女は、もう会うことのできない過去の人かもしれない。あるいは、これから生まれてくる子どもたちかもしれない。……創り手と受け手のちがいや、時代をともにしているか否かにかかわりなく、わたしたちの前に置かれた音楽や本は、わたしたちのどんな属性をも取り去って、親密な語らいを始めさせてくれる。」
関連リンク
この本の紹介ムービー
https://youtu.be/ocsU-7fimVs
著者:木村元氏が代表をつとめる出版社
https://artespublishing.com/
上記内容は本書刊行時のものです。