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マッドチェスターの光芒: ニュー・オーダーからザ・ストーン・ローゼズへ MADCHESTER 1988-1992
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年7月31日
- 書店発売日
- 2024年7月29日
- 登録日
- 2023年7月20日
- 最終更新日
- 2024年9月3日
紹介
横田勇司があの伝説のムーヴメントを語り尽くす、世界初にして究極のマッドチェスター史 / ディスクガイド。ジョニー・マー(ザ・スミス、エレクトロニック)、グラハム・マッセイ(808ステイト)インタヴュー収録!
1980年代終わり、イギリス・マンチェスターに、突如、狂騒のダンス・ビートが鳴り響いた。ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズ、808ステイト、そしてストーン・ローゼズ……。マッドチェスターと呼ばれたこのサウンドは、コンピューターが音楽を席巻する前の最後のダンス・ビートであり、インターネット前の最後の都市発ムーヴメントであり、そして最後の「インディ」の徒花でもあった。横田勇司があの時代にしかありえなかった”マッドチェスター”、その光芒を徹底的に書き抜くウォール・オブ・テキスト、世界初、そして狂気のヒストリーブックが登場です。
「マッドチェスターは、本当にクリエイティヴで、誇らしい、芸術的な時代だった。しかし長くは続かない。快楽主義、ドラッグ、売人、ギャング、銃……そして音楽も変わった」(ジョニー・マー)
目次
Introduction / ジョニー・マー・インタヴュー「ハッピー・マンデーズ加入の誘いは断ったよ!」/ グラハム・マッセイ(808ステイト)インタヴュー「ハシエンダは音響が悪かったからミニマルなサウンドが映えた」 / 総論: マッドチェスター 上昇と下降の5年間 / マンチェスター/マッドチェスターを支えた最重要アーティストの動向を振り返る / ストーン・ローゼズ / ハッピー・マンデーズ / インスパイラル・カーペッツ / シャーラタンズ / 808ステイト / ア・ガイ・コールド・ジェラルド / ニュー・オーダー / ア・サーテン・レイシオ / T・コイ(マイク・ピカリング)/ モリッシー / ジョニー・マー / ジェイムス / シンプリー・レッド / フォール / ピート・シェリー / ハワード・デヴォート / マッドチェスターでのし上がった新進バンドたちを徹底的に紹介……etc.
前書きなど
マンチェスター・ムーヴメントから30年以上経った今、筆者が考えるのは、ロックの歴史の中で、このムーヴメントにどんな価値があったのだろう?ということである。
マンチェスター・ムーヴメント。80年代後期から90年代初期、マッドチェスター、あるいは広義でインディ/ダンス・クロスオーバーと称された一つのブーム。ハウス・ミュージックの英国への上陸が大きく影響して、ロックと、ハウスを中心にしたダンス・ミュージックがミックスされたサウンドを持ち、クラブやレイヴでのダンス・カルチャー / ドラッグ・カルチャーと共鳴してポジティヴなサイケデリック感、トランス感を指向するバンドがマンチェスターを中心に英国全土に広がっていった。このムーヴメントによって、80年代後半までの英国ロック界を覆っていた、メジャー系ではスタジアム・ロックやエレポップ、ブルー・アイド・ソウルのスマートで高級感あふれるサウンド、インディではゴシックやC86系のギター・バンドといった革新性や発展性とは縁遠い袋小路から脱出することが出来た(……)
版元から一言
音楽誌等で1990年代から健筆を振るってきた新人ベテラン音楽評論家、横田勇司が満を持して単行本デビュー。これまでその刃をひとりひそかに磨いてきた彼がついに本性を露わして世に問うのは、実は世界初となるマッドチェスター・ムーヴメントについてのヒストリー / ディスクガイド。デビュー作にも関わらず全368ページ超、ほとんど段落なし(!)というウォール・オブ・テキスト、始まりにしていきなり究極、文字通りに狂気/驚異のならず者の一冊です。ジョニー・マー(ザ・スミス、エレクトロニック etc.)、グラハム・マッセイ(808ステイト)のインタヴュー収録! 憂鬱なブルー・マンデーをハッピー・マンデーに!
上記内容は本書刊行時のものです。