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蜘蛛の巣上の無明 稲賀 繁美(編) - 花鳥社
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蜘蛛の巣上の無明 (クモノスジョウノムミョウ) インターネット時代の身心知の刷新にむけて (インターネットジダイノシンシンチノサッシンニムケテ)

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発行:花鳥社
A5判
434ページ
並製
定価 6,800円+税
ISBN
978-4-909832-72-6   COPY
ISBN 13
9784909832726   COPY
ISBN 10h
4-909832-72-6   COPY
ISBN 10
4909832726   COPY
出版者記号
909832   COPY
Cコード
C1000  
1:教養 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年2月28日
書店発売日
登録日
2023年2月2日
最終更新日
2023年3月2日
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紹介

電子テクノロジーが見逃してきた盲点を突き止める。

「蜘蛛の巣」を鍵言葉に、人類の想像力がいかに蜘蛛の巣状に連動し、それが従来の研究方法をいかに刷新するのか。また「蜘蛛の巣」というマトリックスに照らして現実を分析することがいかなる可能性を開くのか。電子媒体を「蜘蛛の巣」Webとして捉えることで、そこに潜む危険とも裏腹の将来像を、特定の専門分野の枠組みを横断して探求する。

目次

はしがき……稲賀繁美

序論 本論文集の構想について……稲賀繁美
 【コラム】無明長夜の照らすもの──経糸のひろがりを手がかりに……打本和音

第Ⅰ部●想像力 「蜘蛛の巣」が喚起するもの
芸術家としての蜘蛛の系譜──蜘蛛の巣という小宇宙をめぐる詩作の比較文学……橋本順光
蜘蛛の巣上のゴースト……平芳幸浩
バミューダ産から日本産へ──テッポウユリの貿易とアメリカ市場……藤本憲正
無限への道としての網穴──草間彌生の網と水玉の相関関係再考……近藤貴子
 【コラム】ヴィクトール・ユゴーと蜘蛛の巣……糸永・デルクール光代
 【コラム】クモの網と「共生」社会のゆくえ……白石恵理
 【コラム】中国伝統文化やサブカルチャーにおける蜘蛛の表象について……許 躍煒

第Ⅱ部●研究方法論 「蜘蛛の巣構造」による研究領域の刷新
南方熊楠と蜘蛛──その蜘蛛の巣のような学問方法について……プラダン・ゴウランガ・チャラン
マルグリット・ユルスナール『黒の過程』の思索と方法……村中由美子
「妖怪」はどこに棲む?──インターネット時代の怪異・妖怪文化……松村薫子
蜘蛛は動物愛護の対象となり得るか──動物の愛護と管理の関係を考える……春藤献一
蜘蛛の巣構造的つながりの見地からの移住史──永田稠の移住事業観の連続性……飯窪秀樹
 【コラム】日本人移民とサンパウロ州ノロエステ(北西)地方……飯窪秀樹
 【コラム】蜘蛛の巣越しの空──天空を覆う蜘蛛と電線の図像学……橋本順光
 【コラム】グラフィックデザイナー・里見宗次のアーカイブズ資料にみる〈蜘蛛の巣〉……前川志織
 【コラム】蜘蛛の「雄食い」と八本脚の魅惑……森田百秋

第Ⅲ部●生態的社会動態論 「蜘蛛の巣」模型の有効性と限界
蜘蛛のアナンシはささやく──ジーン・リースの混血の讒言者とナンシー・ストーリー……中村和恵
ジョン・ラファージと東洋思想の翻訳網──『画家東遊録』におけるハーバート・アレン・ジャイルズ訳「荘子」……富永梨紗子
柳田国男の昔話採集──情報網構築の視点から……志賀祐紀
一九五〇年代日本再考──野間宏「歴史の蜘蛛」から……竹村民郎
 【コラム】支倉常長使節団を再考する……滝澤修身
 【コラム】昔話「賢こ淵(水蜘蛛話)」の蜘蛛の糸──情報ネットワークとしての糸……志賀祐紀
 【コラム】蜘蛛手なすアマゾン航路と日本人移民入植……根川幸男
 【コラム】トマス・サラセーノ in orbit(2013)インスタレーション──K21州立美術館、ドイツ・デュッセルドルフ……富永梨紗子

第Ⅳ部●電子媒体・身体と都市 「蜘蛛の巣」情報網Net社会の光と影
蜘蛛の巣上で輻輳する交通と通信……新井菜穂子
「わざ」はどのように伝えられるのか──オンライン稽古の(不)可能性からみる身心知の可能性……鋳物美佳
Webの思想──通常科学と疎外をめぐって……尾鍋智子
謫仙 藤井聡太 蜘蛛の糸を操る……多田伊織
 【コラム】蜘蛛の巣状の都市──都市論の視点から……江口久美
 【コラム】[蜘蛛手なす都市]北京: 壁に囲まれた都市……新井菜穂子
 【コラム】糸を媒体とするフランス現代アーティストとの対話から……糸永・デルクール光代

第Ⅴ部●言語論的転回 脳科学・神経系美学を超えて
蜘蛛の巣としてのラング──丸山圭三郎を手がかりに……藤貫 裕
認知と蜘蛛の巣──自閉症者(ASD)の自伝を読む……森岡優紀
異種のタイポグラフィー──宮沢賢治「蠕蟲舞手」……平倉 圭
「蜘蛛の巣」状モデルの学術的有効性に関する学説史的考察──ティム・インゴルド『生きていること 動く、知る、記述する』を参照しつつ……稲賀繁美
 【コラム】蜘蛛の巣サイクルと「期待」……鈴木洋仁
「ピンクスパイダー」の糸……君島彩子

成果概要: 本論集の目論見と論文集の構成……稲賀繁美
あとがき……稲賀繁美

【巻末資料】
【論文・コラム】注一覧
SNS時代の「定住的遊牧」:脱国民国家を志向する仮想空間の身体倫理を問う……稲賀繁美
「蜘蛛の巣」の網の目のなかの国際日本研究──国際日本文化研究センター 年間の活動を「蜘蛛の巣モデル」に照らして吟味する……稲賀繁美
海洋と環太平洋にひろがる「蜘蛛の巣状の網の目」を触知する──次世代の国際日本文化研究に向けての提言……稲賀繁美
「蜘蛛の巣」研究会の実施記録

索引(人名・事項)
執筆者紹介
欧文要旨
欧文目次

前書きなど

吾々は今、電子情報のネット網という「蜘蛛の巣」に囚われている。それはすべてに連絡できるという幻想と裏腹に、「ネット中毒」によって感覚を麻痺させ、「獲物」を雁字搦めに拘束する。そこに囚われた 主体は、実際には「無明」に包まれている。それは「ネットカルマ」(佐々木閑)とも命名された。かつては脳に託された知識の蓄積も「雲上」の外部装置に委託され、教育において次世代に継承すべき知識内容も、いまや自明性を喪失している。その一方で、身体を介した実践知は、人工頭脳やロボット技術による置換がきわめて困難な領域として注目されるに至っている。実際、文書化された教科書的手引では伝達できない領域が、身体に埋め込まれる知にほかならない。本研究では「雲」cloud にも譲渡できず、蜘蛛の巣の裡に取り込まれた身心の裡に「無明」として残された領域をどう扱うか、その将来像を模索したい。 この課題には文化横断的な国際的知見、学際的な経験交流、実践を無視しない総合性が要請される。(「はしがき」より)

著者プロフィール

稲賀 繁美  (イナガ シゲミ)  (

京都精華大学国際文化学部、初代学部長を経て特任教授
1957年東京生まれ、広島育ち。東京大学大学院比較文学比較文化 専攻単位取得退学・パリ第7大学博士課程修了。三重大学助教授を経て、国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学・助教授・教授を経て、2021年より名誉教授。放送大学客員教授。
専門は比較文学・比較文化、文化交渉史。主要著書に『絵画の黄昏 エドゥアール・マネ没後の闘争』(1997)『絵画の東方 オリエン タリズムからジャポニスムへ』(1999)『絵画の臨界 近代東アジア美術史の桎梏と命運』(2014)3部作のほか『接触造形論 触れ合う魂、紡がれる形』(2016:いずれも名古屋大学出版会)など。 主な日本語編著に『異文化理解の倫理にむけて』(名古屋大学出版会、2000)、『伝統工藝再考』(思文閣出版、2007)、『東洋意識』(ミネルヴァ書房、2012)、『海賊史観からみた世界史の再構築』 (思文閣出版、2017)、『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相』 (花鳥社、2019)。仏文共編著に Vocabulaire de la spatialité japonaise(CNRS Éditions, 2014). 近著に『矢代幸雄』(ミネルヴァ書房、2022)。放送大学印刷教材として『日本美術史の近代とその外部』(放送大学教育振興会、2018)。ジャポネズリー学会賞、サントリー学芸賞、澁澤クローデル賞特別賞、倫雅美術奨励賞、和辻哲郎文化賞、フランス建築アカデミー出版賞など受賞。
業績検索:https://inagashigemi.jp.org

戦 暁梅  (セン ギョウバイ)  (執筆

国際日本文化研究センター教授。著書に『鉄斎の陽明学』(勉誠出版、2004年)、共編著に『近代中国美術の胎動』(瀧本弘之との共 編、アジア遊学168号、勉誠出版、2013年)、『近代中国美術の辺界──越境する作品、交錯する藝 術家』(瀧本弘之との共編、アジア遊学269号、勉誠出版、2022年)ほか。

打本 和音  (ウチモト カズネ)  (執筆

京都芸術大学非常勤講師。博士(文学)。
近年の業績に「メシアとしての弥勒の 「誕生」『佛教學研究』(76号、2020年)、「兜率天とその役 割」『印度學佛教學研究』(69-1号、2020年)、「浄土表象の受容と変容をめぐる一考察」『眞宗研究』(65号、2021年)ほか。

橋本 順光  (ハシモト ヨリミツ)  (執筆

1970年生まれ、大阪大学人文学研究科教授。
分担執筆した著書および編著に『ジャポニスムを考える』(思文閣出版、2022年)、『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相』(花鳥社、2019年)、『欧州航路の文化誌』(青弓社、2017年)、『万国風刺漫画大全 戦争の世紀の幕明け』全4巻(エディション・シナプス、2017年)など。

平芳 幸浩  (ヒラヨシ ユキヒロ)  (執筆

1967年生まれ、京都工芸繊維大学教授。
主要な著書に『マルセル・デュシャンとは何か?』(河出書房新社、2018年)、『日本現代美術とマルセル・デュシャン』(思文閣出版、2021年)ほか、編著に『芸術の価値創造 京都の近代からひらける世界』(昭和堂、2021年)、『現代の皮膚感覚をさぐる 言葉、表象、身体』(春風社、2023年)。

藤本 憲正  (フジモト ノリマサ)  (執筆

兵庫県生まれ、2018年同志社大学大学院神学研究科博士後期課程修了。博士(神学)(同志社大学)。 現在、国際日本文化研究センター、プロジェクト研究員。専門は、近現代キリスト教思想、宗教間対話。主著『ハンス・キュングと宗教間対話―人間性をめぐるその神学的軌跡』(三恵社、2021年)。

近藤 貴子  (コンドウ タカコ)  (執筆

東京生まれ、オランダ、ラトバウト大学人文学部大学院博士課程在籍。
発表論文に“Questioning Transparency: On Translation and Contemporary Japanese Art in World Art History”in Shao Dazhen, Fan Diʼan, and Lao Zhu, eds., Conference Proceedings of The 34th CIHA World Congress of Art History(Beijing: The Commercial Press, 2019: 787-793). 主な著書に「『あいだ』から見る『もうひとつ、これから書かれる歴史』─杉本博司の《歴史の歴 史》とその周辺の論考」稲賀繁美編『映しと移ろい─文化伝播の器と蝕変の実相』(花鳥社、2019 年:分担執筆)ほか。

糸永・デルクール 光代  (イトナガ デルクール ミツヨ)  (執筆

RFI(フランス国際ラジオ放送局)メディアコンサルタント、ESCP Business School(パリ)講師。
主な共編著に“Value Creation, Case Study of Louis Vuitton”, in Vescovi, T., Cross-Cultural- Marketing: European Perspectives, 2022, Edward Elgar Publishing, UK、「ポロジテ」稲賀繁美編 interculturel, 2017, Vuibert, France ほか。

白石 恵理  (シライシ エリ)  (執筆

京都大学人文科学研究所研究員/元国際日本文化研究センター助教。
主要論文に「松前藩の絵画戦略─〈夷酋列像〉と京都」『近世京都』第5号(2022年)、“Fictitious Images of the Ainu: Ishū Retsuzō and Its Back Story,”Japan Review 36(2022)、「明治期キリシタン版画にみる日本文化の表象」『DNP 文化振興財団 学術研究助成紀要』第3号(2020年)。共編著に『越境する歴史学と世界文学』(坪井秀人ほか編、臨川書店、2020年)ほか。

許 躍煒  (キョ ヤクイ)  (執筆

中国広東省出身、南陽理工学院で学んだ後、京都精華大学マンガ研究科に所属。
研究成果に『「第九芸術」にみる中日英雄像の考察』などがある。

プラダン・ゴウランガ・チャラン  (プラダン ゴウランガ チャラン)  (執筆

1978年インド生まれ、2013年インド・デリー大学東アジア研究科修士課程修了。2019年総合研究大学院大学国際日本文化研究専攻博士課程修了。博士(学術)。2017年、2018年サントリー文化財団 サントリーフェロー。専門は日本文学・比較文学・日本研究で、日本の古典文学の国際的な流通と 受容をはじめ、翻訳論・世界文学論に関する研究を行う。近刊に『世界文学としての方丈記』(法蔵館、2022年)がある。

村中 由美子  (ムラナカ ユミコ)  (執筆

1982年生まれ、白百合女子大学准教授。
主要な著書に『引用の文学史 フランス中世から二〇世紀文学におけるリライトの歴史』(水声社、 2018年:分担執筆)、『映しと移ろい 文化伝播の器と蝕変の実相』(花鳥社、2019年:分担執筆)、 翻訳にパスカル・キニャール著『深淵』(水声社、2022年)など。

松村 薫子  (マツムラ カオルコ)  (執筆

大阪大学日本語日本文化教育センター准教授。専門は日本民俗学。 単著に『糞掃衣の研究─その歴史と聖性』(法蔵館、2006)、共編著に『民俗学読本─フィールド ワークへのいざない』(晃洋書房、2019)、共著に『妖怪文化研究の新時代』(せりか書房、2022)、『ニッポンの河童の正体』(新人物往来社、2010)、『怪異・妖怪百物語─異界の杜への誘い─』(明治書院、2006)等がある。

春藤 献一  (シュントウ ケンイチ)  (執筆

1989年生まれ、国際日本文化研究センター博士研究員。
主要論文に「「動物の保護及び管理に関する法律」 における法案条文策定過程の検討」『日本研究』(61集、2020年11月)、「日本動物福祉協会成立史」『ヒトと動物の関係学会誌』(53号、2019年9月)、 「占領下における社団法人日本動物愛護協会の成立」『日本研究』(57集、2018年3月)ほか。

飯窪 秀樹  (イイクボ ヒデキ)  (執筆

1966年生まれ、駿台法律経済&ビジネス専門学校非常勤講師。
主要論文に「明治海軍形成期の建艦思想とベルタン―軍備拡大制約下における軽量艦の開発―」奈倉文二、横井勝彦、小野塚知二編著『軍縮と武器移転の世界史』(日本経済評論社、2014年:分担執筆)、「ブラジル外国移民二分制限法前後の日系子弟教育―『日主伯従』に傾いた経緯について」 根川幸男、井上章一編著『越境と連動の日系移民教育史―複数文化体験の視座』(ミネルヴァ書房、 2016年:分担執筆)、「戦後移住船の船内生活抄 : 個別の集まりから連帯意識の萌芽へ」『海港都市研究』(15巻、2020年)ほか。

前川 志織  (マエカワ シオリ)  (執筆

1976 年生まれ、京都芸術大学専任講師
編著に『博覧会絵はがきとその時代』(青弓社、2016 年、共著)、『〈キャラクター〉の大衆文化伝 承・芸能・世界』(KADOKAWA 、2022 年、共著)ほか。論文に「キャラメルの喩えとしての子 ども―戦間期日本の洋菓子広告と童画風図案」(『運動としての大衆文化』、水声社、2021年)ほか。

森田 百秋  (モリタ モモトキ)  (執筆

兵庫県西宮市出身。京都大学経済学部を卒業後、社会人経験を経て現在、京都精華大学マンガ研究科所属。

中村 和恵  (ナカムラ カズエ)  (執筆

1966年生まれ、明治大学法学部・同大学院教養デザイン研究科教授。
著書に『日本語に生まれて』(岩波書店、2013年)ほか。共編著に『世界中のアフリカへ行こう』(岩波書店、2009年)ほか。訳書にアール・ラヴレイス『ドラゴンは踊れない』(みすず書房、2009 年)ほか。

富永 梨紗子  (トミナガ リサコ)  (執筆

1998年生まれ、京都大学大学院、京都大学・ハイデルベルク大学国際連携文化越境専攻修士課程在籍。
発表論文に、“John La Fargeʼs Letters from Japan and Its References: Eastern Thoughts through Translations and Images,”Proceedings of International Seminar 2021: Coping with the New Normal and the Promotion of International Exchange(Osaka University, 2022): 65-72.

志賀 祐紀  (シガ ユキ)  (執筆

奈良女子大学人間文化総合科学研究科博士研究員、国際日本文化研究センター共同研究員、神戸芸 術工科大学芸術工学教育センター非常勤講師。
主要論文に『岡本太郎の日本文化論―前衛芸術論から沖縄文化論への展開―』(博士論文、奈良女子大学、2018年)、「岡本太郎『日本再発見─芸術風土記─』に関する一考察─新たな 「日本文化」 像構築の手段と狙い─」(『人文科学研究』第10巻、お茶の水女子大学、2014年)ほか。

竹村 民郎  (タケムラ タミオ)  (執筆

1929年、元大阪産業大学経済学部教授。
著書に『独占と兵器生産──リベラリズムの経済構造』(勁草書房、1971年)、『大正文化』(講談社 現代新書、1980年)、『廃娼運動──廓の女性はどう解放されたのか』(中央公論社、1982年)、『関西モダニズム再考』(編著、思文閣出版、2008年)、『竹村民郎著作集』全5巻(三元社、2011─2015 年)、『戦争とフォーディズム―戦間期日本の政治・経済・社会・文化』(藤原書店、2022年)。

滝澤 修身  (タキザワ オサミ)  (著/文

長崎純心大学人文学部教授。
著書に、La Historia de los Jesuitas en Japón(Siglos XVI-XVII), Universidad de Alcalá, 2010; Los Jesuitas en el Japón de los Samurías(Siglos XVI-XVII), Digital Reason, 2018. などがある。

根川 幸男  (ネガワ サチオ)  (執筆

1963年生まれ、国際日本文化研究センター特定研究員。
主な著作:『ブラジル日系移民の教育史』(みすず書房、2016年)、『越境と連動の日系移民教育史―複数文化体験の視座』(ミネルヴァ書房、2016年)(共編著)、『移民がつくった街サンパウロ東 洋街―地球の反対側の日本近代』(東京大学出版会、2020年)、Cinqüentenário da Presença Nipo- Brasileira em Brasília(FEANBRA, 2008)(共著)など。

新井 菜穂子  (アライ ナホコ)  (執筆

1961年生まれ、元国際日本文化研究センター准教授。2016年秋~2020年春、北京在住。
最近の主要業績:「言語、プロトコル―標準化の視点から考察する王権と秩序―」(『東アジアの王権と秩序』伊東貴之編、汲古書院、2021)、「「うつし」と「うつろい」を語るコトバ―「情報通信」から垣間見る」(『映しと移ろい』、稲賀繁美編、花鳥社、2019)、「『尾蠅欧行漫録』に見える「電発」について」(『国語語彙史の研究』第38輯、和泉書院、2019)、「日本人の空気観」(『「心身/身心」と環境の哲学』伊東貴之編、汲古書院、2016)ほか。

鋳物 美佳  (イモノ ミカ)  (執筆

1984年生まれ、明星大学教育学部教育学科准教授。
著書に『運動する身体の哲学』(萌書房、2018年)。共著に Critical Perspectives on Japanese Philosophy(Chisokudō, 2016)。主要論文に「型稽古の身体論」(『文化學年報』71輯、2022年)、 “The Habituation of Movement, Active Intuition, and Japanese Swordsmanship,”European Journal of Japanese Philosophy, vol. 5, 2020、“Danser par l’intériorité”(『フランス哲学・思想研究』 25号、2020年)ほか。

尾鍋 智子  (オナベ トモコ)  (執筆

桃山学院大学国際教養学部准教授。
著書に『絶対透明の探求─遠藤高璟著「写法新術」の研究』(思文閣出版、2006)、論文に「眼で食べるお弁当」『近代日本の身体感覚』(青弓社、2004)、「眼の感染症にみられる女性観 眼の通俗衛 生と女性」『歴史における周縁と共生 女性・穢れ・衛生』(思文閣出版、2013)など。

多田 伊織  (タダ イオリ)  (執筆

1960年生まれ、大阪大学未来戦略機構第三部門講師、大阪公立大学・立命館大学客員研究員。
著書に『日本霊異記の研究』(法藏館、2002年)、最近の分担執筆に「庭園の意匠─古代インド・東アジアの方形池をめぐって」『東アジアの自然観  東アジアの環境と風俗』(文学通信、2021)、論文に「小島宝素堂始末(その1~20)」『医薬の門』、2016─2020。

江口 久美  (エグチ クミ)  (執筆

1983年生まれ、九州大学特任助教・九州オープンユニバーシティ研究員。
主要著書に『パリの歴史的建造物保全』(中央公論美術出版、2015年)。分担執筆した著書に『〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界』(KADOKAWA、2021年)、『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略 』(学芸出版社、2020年)ほか。

藤貫 裕  (フジヌキ ユウ)  (執筆

1992年生まれ、京都大学人文学連携研究者。
主要論文に「九鬼周造の時間論における二つの永遠の現在 ―回帰的形而上学的時間における多と 一の両立を手引きに―」『日本哲学史研究』(15号、2018年)、「第七章 西洋と東洋の回帰的時間 九鬼周造の時間論を手引きに」高橋顕也・梅村麦生・金瑛編『社会の時間―新たな「時間の社会学」の構築へ向けて』(科研報告書、2022年:分担執筆)。

森岡 優紀  (モリオカ ユキ)  (執筆

国際日本文化研究センター外来研究員・日本学術振興会特別研究員。
著書に『近代伝記の形成と東アジア 清末・明治の思想交流』(京都大学学術出版会、2022)、『歴史の周縁から 先鋒派作家 格非、蘇童、余華の小説論』(東方書店、2016)、『中国近代小説の成立と写実』(京都大学学術出版会、2012)。

平倉 圭  (ヒラクラ ケイ)  (執筆

1977年生まれ、横浜国立大学准教授。
著書に『かたちは思考する──芸術制作の分析』(東京大学出版会、2019年)、『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年、第二回表象文化論学会賞受賞)ほか。作品に《ピカソ他を分解する (延長され、埋め込まれたヴァージョン)》(blanClass, 2014年)ほか。

鈴木 洋仁  (スズキ ヒロヒト)  (執筆

1980年生まれ、東洋大学研究助手。
最近の主な著書に『「三代目」スタディーズ 世代と系図から見る近代日本』(青土社、2021年)、『「ことば」の平成論 天皇・広告・IT をめぐる私社会学』(光文社新書、2019年)ほか。

君島 彩子  (キミシマ アヤコ)  (執筆

1980年生まれ、日本学術振興会特別研究員。
最近の主要著書に『観音像とは何か──平和モニュメントの近・現代』(青弓社、2021年)、『日本学の教科書 : Handbook for Japanese Studies』(文学通信、2022年、分担執筆)。

上記内容は本書刊行時のものです。