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メディアと帝国 塚田 幸光(編集) - 小鳥遊書房
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メディアと帝国 (メディアトテイコク) 19世紀末アメリカ文化学 (ジュウキュウセイキマツアメリカブンカガク)

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発行:小鳥遊書房
四六判
382ページ
上製
価格 3,700円+税
ISBN
978-4-909812-77-3   COPY
ISBN 13
9784909812773   COPY
ISBN 10h
4-909812-77-6   COPY
ISBN 10
4909812776   COPY
出版者記号
909812   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月27日
書店発売日
登録日
2021年12月4日
最終更新日
2022年1月10日
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紹介

19世紀末、それは映像と戦争の世紀への序章であり、
「帝国アメリカ」が目覚める瞬間に他ならない。

「帝国」とは、中心も境界もない権力形態の別名であり、増殖する網状の欲望に他ならない。だが、今日、アメリカを表象する「メディア」こそが、網状のネットワークを全開する新世代の帝国ではないのか。本書に収めた13編の論考によって、無限に広がるメディア・ネットワークの起点を見つめ、19世紀末アメリカの文化学とその批評的可能性を再考する。

目次

◉序 メディアと帝国(塚田 幸光)

第I部  アメリカ帝国の明暗(キアロスクーロ)

◉第1章 19世紀転換期アメリカの万博とオリエンタル・ダンス
(宗形 賢二)

◉第2章 ボディビル世紀末:ユージン・サンドゥと帝国の「身体」
(塚田 幸光)

◉第3章 エドウィン・S・ポーターの世紀転換期アメリカ:初期映画と文化ナショナリズムの黎明
(中垣 恒太郎)

◉第4章 帝国崩壊のヴィジョン:『死霊のえじき』と〈スペイン的なもの〉(小原 文衛)

第Ⅱ部  ユートピア/ディストピア世紀末
◉第5章 世紀転換期アメリカにおける支配の欲望:オズ、サンタクロース、ユートピア
(中山 悟視) 

◉第6章 イグナティウス・ドネリーと世紀転換期アメリカの終末論的欲望:ディストピア、ポピュリズム、ハルマゲドン
(細谷 等)


第Ⅲ部  多層のアメリカ:絵画、写真、文学
◉第7章 アメリカン・アートの誕生:移民サダキチ・ハートマンと愛国的芸術論
(小笠原 亜衣)

◉第8章 西部表象と帝国主義のポリティクス:19世紀末メディア論に向けて
(小谷 一明)

◉第9章 燃え上がる枠組、消尽する描写:スティーブン・クレインにおける写真的無意識、近接性、死
(髙村 峰生)

◉第10章 逃亡の果ての帝国:エドガー・アラン・ポーの中編小説『ハンス・プファアルの無類の冒険』を中心に
(池末 陽子)


第Ⅳ部  帝国のアーキテクチャ
◉第11章 文化ナショナリズムがかたちを整える時:世紀転換期のアイヴズからハイブラウ表象を追う
(村上 東)

◉第12章 セオドア・ローズヴェルトとマーク・トウェインのアメリカの原理をめぐる闘争:19世紀末アメリカ帝国主義、クロスメディア・バトル、カウンターとしての文学的想像力
(河田 英介)

◉第13章  英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいはグローバル・シティズンシップという夢:消費の帝国アメリカの勃興?
(大田 信良)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
索引     

著者プロフィール

塚田 幸光  (ツカダ ユキヒロ)  (編集

映画学、表象文化論、アメリカ文学 関西学院大学法学部・大学院言語コミュニケーション文化研究科教授 博士(関西学院大学) 立教大学大学院博士後期課程満期退学。ハーバード大学ライシャワー日本研究所客員研究員、サウスイースト・ミズーリ州立大学フォークナー研究所研究員(BioKyowa Award)、韓国済州大学校特別研究員、防衛大学校准教授などを歴任。 単著『クロスメディア・ヘミングウェイ アメリカ文化の政治学』(小鳥遊書房、2020年)『シネマとジェンダー アメリカ映画の性と戦争』(臨川書店、2010年) 編著『映画とジェンダー/エスニシティ』(ミネルヴァ書房、2019年) 編著『映画とテクノロジー』(ミネルヴァ書房、2015年) 編著『映画の身体論』(ミネルヴァ書房、2011年) 共編著『アーネスト・ヘミングウェイ 21世紀から読む作家の地平』(臨川書店、2011年) 共著『ヒッピー世代の先覚者たち 対抗文化とアメリカの伝統』(小鳥遊書房、2019年) 共著『スタインベックとともに 没後五十年記念論集』(大阪教育図書、2019年) 共著『アメリカ映画のイデオロギー 視覚と娯楽の政治学』(論創社、2016年) 共著『冷戦とアメリカ 覇権国家の文化装置』(臨川書店、2014年) 共著『交錯する映画 アニメ・映画・文学』(ミネルヴァ書房、2013年)

上記内容は本書刊行時のものです。