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映画ノベライゼーションの世界 波戸岡 景太(著/文) - 小鳥遊書房
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映画ノベライゼーションの世界 スクリーンから小説へ

発行:小鳥遊書房
四六判
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-909812-26-1
Cコード
C0074
一般 単行本 演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年1月30日
書店発売日
登録日
2019年11月9日
最終更新日
2020年2月2日
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紹介

アダプテーション論の最前線へ!

ウディ・アレン、アーサー・C・クラーク、スーザン・ソンタグらに疎まれ、

業界ではノベルではなく、ノベルティとして扱われてきた

映画ノベライゼーション作品。

しかし、およそ100年間にわたるその歴史をひもとくならば、

もはやノベライゼーションを抜きにして、映画は語れなくなるだろう。

《ノベライズ》が読みたくなる、あの名作をもう一度観たくなる、

偉大なるノベライゼーションの世界へようこそ!


【本書で扱う主な映画】

『マンハッタン』
『オーメン』
『ジゴマ』
『メトロポリス』
『紳士は金髪がお好き』
『キング・コング』
『ゴジラ』シリーズ
『勝手にしやがれ』
『ブレスレス』
『スター・ウォーズ』シリーズ
『ジョーズ』
『カプリコン・1』
『トータル・リコール』
『かいじゅうたちのいるところ』
『サイコ』
『カサブランカ』
『2001年宇宙の旅』
『ある愛の詩』
『宇宙戦艦ヤマト』

目次

序 章 ウディ・アレンはノベライゼーションがお嫌い
 作家の反論、プロデューサーの説得
 一九七〇年代のノベライゼーション・ブーム
 豊饒なる映画ノベライゼーションの世界

第1章 ノベライゼーションの夜明け
 文化的トランスレーションとしての機能
 テア・フォン・ハルボウとアニタ・ルースの翻訳紹介
 『キング・コング』は誰のもの
 『ゴジラ』と原作者の距離

第2章 小説化するゴジラたち
 『ゴジラ』、さらなるノベライゼーションへ
 一九五〇年代のリアルはどこにあるのか
 「歴史化」されるゴジラ
 ハリウッドのノベライゼーション
 「ゴジラ」か「ガッズィラ」か

第3章 『勝手にしやがれ』はどこまで勝手にできるか
 ソンタグのゴダール
 映画愛とキャンプは両立するか
 リメイクとノベライゼーション
 賢い裏切りと愚鈍な忠誠:『勝手にしやがれ』と『ブレスレス』

第4章 ノベライゼーションの黄金期
 ノベライゼーション・バブル
 アダプテーションとノベライゼーション
 いかにして小説版『ジョーズ2』は映画本編を凌いだか
 小説『オーメン』の完成

第5章 ノベライゼーションの現実
 コラボレーションの取り分:ノベライゼーションとオリジナル・ストーリーの違い
 『スター・ウォーズ』の拡張宇宙とビックバン
 ゴーストライティングの依頼
 複数のノベライゼーション︱︱英米の『カプリコン・1』
 主人公の名前が変わるとき︱︱『トータル・リコール』の紆余曲折
 一九七九年の脚本

第6章 『かいじゅうたちのいるところ』を探して
 ワイルド・シングズとは誰か
 「かいじゅうたち」の映画化と小説化
 アダプテーションとしてのノベライゼーション
 センダックとの対立
 オオカミ少年、ビースト、そしてカエル目の男
 毛むくじゃらのノベライゼーション

第7章 メタ・ノベライゼーションのすすめ
 ポストモダン文学の「映画小説」
 《二十四時間サイコ》の映像体験
 デリーロの「メタ・ノベライゼーション」
 ロバート・クーヴァーの実践
 解放される「鳥たち」

終 章 グレート・ノベライゼーションの夢
 2001年ノベライゼーションの旅
 主人と従者
 ノベライゼーションは「国民文学」に抗する
 グレート・アメリカン・ノベライゼーション
 現代日本のノベライゼーション

【年表】ノベライゼーション抄史

あとがき

著者プロフィール

波戸岡 景太  (ハトオカ ケイタ)  (著/文

1977年生まれ。千葉大学卒、慶應義塾大学大学院後期博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学教授。研究領域は、日米の現代小説と表象文化。主著に『映画原作派のためのアダプテーション入門――フィッツジェラルドからピンチョンまで』(彩流社)、『ラノベのなかの現代日本――ポップ/ぼっち/ノスタルジア』(講談社現代新書)、『ピンチョンの動物園』(水声社)、『オープンスペース・アメリカ――荒野から始まる環境表象文化論』(左右社)など。翻訳に、スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ[完全版]』(管啓次郎との共訳、河出書房新社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。