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取引取次:
地方小 ト・日・他 書店
直接取引:なし
ロボットをソーシャル化する
「人新世の人文学」10の論点
発行:学芸みらい社
A5判
256ページ
並製
価格
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2021年1月21日
- 登録日
- 2020年11月19日
- 最終更新日
- 2021年1月18日
紹介
1950年代にはじまった第一次人工知能ブーム、1960年代からの第二次人工知能ブームに続く第三次人工知能ブームを経た現在、ロボットやAIをめぐる期待論と脅威論は噛み合うこともなければ、歩み寄ることすらもない。この断絶を挟んだ両立場の溝を埋めるために、人文学にできることは何か?
・ロボットのデザインに求められる「弱さ」
・AIが惹起する恐怖
・労働、所有、責任概念の変貌
・AI論が忘却する哲学的思考
・AI論で問われる法の陥穽
・AIの導入が目指す「未来の教室」etc.
現状の技術の正確な理解をふまえ、思想史、社会科学、教育学など多角的な視点から、人新世におけるロボット=AIと人間のスリリングな共生──この10年の社会ビジョン──を具体的に提言する人文学の挑戦。
目次
第1章 汝自身とAIを知れ「AIにはなにができないか」
第2章 制約されたデザイン「子ども、発達、ロボット」
第3章 恐怖の在処「部分と全体という近代社会原理への脅威」
第4章 AI時代の個人・社会・法「知能社会における労働と所有」
第5章 哲学の忘却「人工知能における心・意識・所有」
第6章 共存?「われわれは奴隷を作るのか」
第7章 自律機械と日本思想「仏教と武士道における所有について」
第8章 責任概念の変貌「自律機械の責任概念への経済分析を用いたアプローチ」
第9章 法体制への問い「自然言語処理を組み込んだ自律機械に関する所有と応報性」
第10章 教育の変革「初等中等教育と人工知能~学校教育における扱いの検討」
上記内容は本書刊行時のものです。