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無職本 松尾 よういちろう(著/文) - 水窓出版
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無職本

発行:水窓出版
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ12mm
168ページ
並製
価格 1,450円+税
ISBN
978-4-909758-03-3
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年7月7日
書店発売日
登録日
2020年5月31日
最終更新日
2020年7月3日
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書評掲載情報

2020-08-09 北海道新聞  朝刊
評者: 水原涼
2020-08-07 NHKラジオ第一「すっぴん!」  
評者: 高橋源一郎

紹介

どこにでもいる普遍的な人々が、「無職」という肩書がついたときに考えていたこと、感じたことを、それぞれの表現方法で自由に書いてもらいました。

目次

無職ってなに?/松尾よういちろう
職業:無職/幸田夢波
無色透明/太田靖久
平日/スズキスズヒロ
底辺と無職/銀歯
僕、映画監督です!/竹馬靖具
浮草稼業/茶田記麦
本のなかを流れる時間、心のなかを流れる時間/小野太郎

前書きなど

世間では無職期間を空白期間と呼んだり、何も積み上げていない、社会的なキャリアを成していない無為な時間という風に捉えられたりしますが、ただそれは、(屁理屈だと言われるかもしれないけど)現在の社会で上手く生き抜くための一方的な考え方とも言えて、社会と距離を取っていた孤独な時間が当人の血となり細胞となっていると考えている人もいるはずです。この本では現代社会の価値観に迎合する考え方とは別に、どこにでもいる普遍的な人々が、「無職」という肩書がついたときに考えていたこと、感じたことを、それぞれの表現方法で自由に書いてもらいました。
はっきり言って本書はビジネス書や実用書のようにわかりやすい有用性はありません。ただ、ちゃんと生きていけるような自信がなくて社会から距離を置いたり、道を外れてしまって途方に暮れていたり、いろんなことが起こる人生には無駄なことなど一つもないと言いたい気持ちがあって本書を作った気もします。不安定ながら自由である期間にどんなことを考えるのか。他の人の考えを知ることで、少しでも読者のみなさんの想像力の幅が広がっていけばと思っています。

版元から一言

「無職」について様々な立場の人に自由に書いてもらいました。同じテーマながら各人各様の考え方が表されている、そんな本です。

著者プロフィール

松尾 よういちろう  (マツオ ヨウイチロウ)  (著/文

1981年4月8日 愛知県名古屋市生まれ。
2008年~2020年3月までフォークロックバンド「井乃頭蓄音団」のオリジナルメンバーとしてボーカルを担当、フルアルバム6枚を発表。現在はソロで活動中。
日本のフォークソングに傾倒しており、中でも高田渡、さだまさしに影響を受ける。家族や故郷を題材にした歌が多く、日常の些細な出来事を切り取り、優しく温かくユーモラスに描く。
フジテレビの音楽番組「お台場フォーク村デラックス」に出演して以来、THE ALFEEの坂崎幸之助氏から恩顧を受ける。
FUJI ROCK FESTIVAL 2015(木道亭/Gypsy Avalon)&2016(苗場食堂)と、異例の2年連続出演を果たす。2016年出演の際は、鈴木慶一氏(はちみつぱい/ムーンライダーズ)と共演。ARABAKI ROCK FEST.2018ではフラワーカンパニーズ、あがた森魚氏、曽我部恵一氏他と一夜限りのユニットとして出演。鈴木茂氏(はっぴいえんど)、暴動(グループ魂)、樋口了一氏などとも共演。
松尾よういちろうHP: http://ma-yo.info

幸田 夢波  (コウダ ユメハ)  (著/文

声優ブロガー。オンラインサロン『夢波サロン』オーナー。高校生で声優デビューし大学在学中にアーティストデビュー。約8年間の声優事務所所属ののち、フリーランスとなりブロガーになる。ブログでは声優業界のあまり知られていない裏側の話やフリーランスとして働く上で必要な知識などの記事を公開中。
ブログ:幸田夢波のブログ(https://yumemon.com/)
Twitter:@dreaming_wave

太田 靖久  (オオタ ヤスヒサ)  (著/文

1975年生。神奈川県出身。2010年『ののの』で第42回新潮新人賞。2019年に電子書籍『サマートリップ 他二編』(集英社)刊行。フィルムアート社ウェブマガジン「かみのたね」にて『犬たちの状態 犬を通して世界を認識するための連作』(共作/写真家・金川晋吾)を連載。その他、インディペンデント文芸ZINE『ODD ZINE』を企画編集している。

スズキ スズヒロ  (スズキ スズヒロ)  (著/文

1992年宮城県仙台市生まれで在住。小学3年生の時、「石ノ森章太郎のマンガ家入門」を読んでマンガを描き始める。著書に『空飛ぶくじら スズキスズヒロ作品集』(イースト・プレス)がある。第2種電気工事士、危険物取扱者などの資格を保有している。

銀歯  (ギンバ)  (著/文

名前 銀歯
年齢 39歳
住処 不詳
職業 底辺労働者
田舎で生まれ育ち、底辺労働を続ける傍らで、クルマで山道をドライブしながらYouTubeにて底辺労働者の日常や仕事のこと、自己哲学を延々と垂れ流すラジオ動画を投稿し続けている。期間工、ブラック企業、工場労働、零細企業で主に働く。

竹馬 靖具  (チクマ ヤストモ)  (著/文

1983年生まれ。2009年に監督、脚本、主演を務めた「今、僕は」を全国公開。2011年に真利子哲也の映画「NINIFUNI」の脚本を執筆。2015年、監督、脚本、製作をした「蜃気楼の舟」が世界七大映画祭に数えられるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のフォーラム・オブ・インディペンデントコンペティションに正式出品され、2016年1月より、アップリンク配給により全国公開。2020年、夏より映画「ふたつのシルエット」がアップリンク吉祥寺ほか全国公開。

茶田記 麦  (チャタキ ムギ)  (著/文

1981年7月、水面と同じ高さの東京下町で生まれ、川を越え坂を上り山の手の学校に通ったため、どこ育ちと地名とともにアイデンティティを語ることが難しい。小中高をエスカレーター式の女子校で過ごし、早稲田大学第一文学部を卒業。現在は千代田区にて労働する会社員です。

小野 太郎  (オノ タロウ)  (著/文

1984年山口県生まれ。これまで東京堂書店神田神保町店、文榮堂山口大学前店、ブックセンタークエスト黒崎店で働いた。2019年秋、退職。現在、福岡県北九州市で妻とルリユール書店を営む。
HP http://reliureshoten.com

上記内容は本書刊行時のものです。