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金時計
原書: LA MONTRE EN OR
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年5月25日
- 書店発売日
- 2019年5月25日
- 登録日
- 2019年5月11日
- 最終更新日
- 2024年11月15日
書評掲載情報
2020-01-19 | クロスワードキング 2020年03月号 王様の本棚 |
2019-07-25 |
ハヤカワ ミステリマガジン
9月号 評者: 三橋曉 |
2019-06-06 |
週刊新潮
6月13日号 評者: 香山二三郎 |
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紹介
・日本先行発売! ポール・アルテ五年ぶりの新作!
・わが国の本格ミステリ愛好家は、世界中どこよりも早く読める!
・傑作『あやかしの裏通り』に続いての、「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ第二弾。
・『2020本格ミステリ・ベスト10』 第5位
一九一一年の冬――霧深い森にそびえる山荘「レヴン・ロッジ」。貿易会社の辣腕社長ヴィクトリアが招いたのは、いずれも一癖も二癖もある男女。ヴィクトリアの弟・ダレン、アーティストから転身した副社長アンドリュー・ヨハンソン夫妻、アンドリューの秘書のシェリル。アンドリューはシェリルとの浮気に溺れ、妻のアリスはとうにそれに気づいている。ダレンは金と女にだらしない男で、山荘で出会ったシェリルにも気がある様子……そんな顔ぶれが揃った朝、森の中で死体が発見される。現場は完全な「雪の密室」だった。
一九九一年の初夏――劇作家アンドレは、子供の頃に観たサスペンス映画を探していた。スランプに陥っていたアンドレは妻のセリアの助言もあって、自身の創作の原点といえるほどの影響を受けながら、タイトルすら忘れてしまったその映画にもう一度向き合おうとしたのだ。隣人の勧めで、アンドレは映画マニアの哲学者モローを訪ね、彼の精神分析を通じて少年時代に立ち返っていく……。
金の懐中時計、磔刑像、そして“存在しない戯曲"『黄衣の王』――魅惑的な小道具を通じて、80年の時を隔てた「過去」と「現在」が奇妙に呼応する、アルテ・ミステリの新境地!
目次
プロローグ
1 蜘蛛の巣
2 金時計
3 オリエントのイヴ
4 らせん階段
5 磔刑像
6 未知の色
7 黄衣の王
8 奇妙なまなざし
9 アリスとアンドリュー
10 リタの家で
11 ダレン
12 姿なき殺人者
13 チャンドラとシェリル
14 古い採石場
15 星々
16 星雲
17 カウボーイの話
18 モロー博士の訪問
19 鉄のアリバイ
20 再びブルターニュへ
21 出発
22 風車小屋
23 最後のチャンス
24 説明
25 リヴァプール
26 逃走
27 完璧な計画
エピローグ
訳者あとがき ―― アルテ『金時計』
版元から一言
・日本先行発売! ポール・アルテ五年ぶりの新作!
・わが国の本格ミステリ愛好家は、世界中どこよりも早く読める!
・傑作『あやかしの裏通り』に続いての、「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ第二弾。
●本シリーズのカバーイラストはすべて著者自身の筆によるもの
―― ぜひコレクションに!
●本シリーズ既刊:
『あやかしの裏通り』
『2019本格ミステリ・ベスト10』(原書房刊) 海外ランキング 第2位
「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門 第8位
『このミステリがすごい!2019年版』(宝島社刊) 海外篇 第6位
『金時計』
『2020本格ミステリ・ベスト10』(原書房刊) 海外ランキング 第5位
『殺人七不思議』
『2021本格ミステリ・ベスト10』(原書房刊) 海外ランキング 第3位
『混沌の王』
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房刊) 海外ランキング 第9位
『吸血鬼の仮面』
『白い女の謎』
上記内容は本書刊行時のものです。