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新 神風と悪党の世紀 海津 一朗(著) - 文学通信
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日本史史料研究会ブックス

新 神風と悪党の世紀 神国日本の舞台裏

発行:文学通信
新書判
256ページ
並製
価格 1,200円+税
ISBN
978-4-909658-07-4
Cコード
C0221
一般 新書 日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年12月10日
発売予定日
登録日
2018年10月23日
最終更新日
2018年10月23日
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紹介

それにしても、祈禱という現実的な効果のまったく期待できない政策がこれほどまでに重んじられ、大風が吹いたのも神の加護のおかげだと考えられるようになったのは、なぜなのだろう。
異国襲来と天変地異で、神威高揚はなぜ起こったのか。
民衆から中世の風景を再現して動乱の政治史を描き、神の国の勃興する時代の空気を切り取った、名著の大幅増補改訂新版。

【それにしても、祈禱という現実的な効果のまったく期待できない政策がこれほどまでに重んじられ、大風が吹いたのも神の加護のおかげだと考えられるようになったのは、なぜなのだろう。「我が朝は神国なり」と言って伊勢神宮への奉幣(宝物の献上)にこだわる朝廷、神領興行法という不可解な法令を出して武士たちの所領を奪い伊勢神宮に与えた幕府─このような神威しん いの高揚はどうして起こったのか。】…第一章より

目次

本書の主な登場人物の生没年比較
第一章 異国の襲来
 彗星
 正安の蒙古襲来
 十四世紀のキーワード

第二章 神国の誕生
 中世の神風
 神国日本の民衆運動
《コラム》時空散歩・歩いてみれば1 神崎荘東妙寺と異国降伏祈禱

第三章 悪党の烙印
 敬神の世と悪党
 殺生禁断と悪党

《コラム》時空散歩・歩いてみれば2 菅大臣社と菅原道真行列

第四章 徳政と伊勢神道
 神領興行法
 伊勢神宮の復権

第五章 荘園社会の危機
 宇佐八幡宮の「再建」
 社家改革としての徳政
 正和の神領興行法

第六章 後醍醐天皇の専制
 建武政権の徳政
 地域権力の自立と建武政権

《コラム》時空散歩・歩いてみれば3 改革派たちの宇佐八幡宮

終 章 神国日本の行方
 転換期の日本社会
 「天に二日なきがごとく」

増補章 神国紀州の誕生─紀州御合戦物語
〔旧版〕あとがき─南北朝時代研究の復権
〔新版〕あとがき─二十二年目の告白
主な参考文献
十三~十四世紀の年表─本書で取り上げた事件を中心に

著者プロフィール

海津 一朗  (カイヅ イチロウ)  (

1959年、東京生まれ。
東京学芸大学卒業、同大学院修士課程を経て、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程で単位取得。専攻は日本中世史。現在、和歌山大学教育学部教授(二〇一三~一六年 観光学研究科博士課程兼任)。
著書に『中世の変革と徳政─神領興行法の研究』『蒙古襲来』『楠木正成と悪党』、編著に『きのくに歴史探見』『中世終焉』『紀伊国桛田荘』『中世都市根来寺と紀州惣国』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。