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地名と風土 13号
- 初版年月日
- 2019年3月
- 書店発売日
- 2019年5月20日
- 登録日
- 2019年4月29日
- 最終更新日
- 2019年4月29日
紹介
『地名と風土』は1984年に創刊し、地名研究を通して、地名の持つ意味や地名改編への警鐘などを訴えてきました。残念ながら、第5号で休刊となりました。1992年に日本地名研究所紀要として復刊しますが、これも2号で休止し、引き継ぐ形で『地名談話室』として発行してきました。
2014年、谷川彰英第2代所長の日本地名研究所再生への姿として、『地名と風土』を復刊することができました。毎年1冊を発行する予定で編集を行っています。第11号から書店販売が可能となりました。会員だけでなく、多くの方々に読んでいただきたいと思います。
目次
巻頭言 大会の襷は強く地域を結ぶ
論 文 天竜川呼称由来
上野「新田」地名考 ―「入田」説の検討―
北海道の開拓の歴史と地名
特集1 消えた地名・消された地名・消えゆく地名
地域資源としての地名 ―消えゆく地名と村落史研究
事例報告 『四万十町地名辞典』への記録活動から
原爆で失われたものは? ―地名を手がかりに考える―
敦賀市池河内の龍神伝説に見る ―開村そして廃村のゆくえ
事例報告 古地図から読む ―消えた小字地名
津波被災地における地名変更
消えた駅名が物語ること ―北海道の駅削減
特集2 陸奥、陸の奥の風土と地名
陸奥の風土記逸文の世界
古代日高見国(北上)のエミシと律令国家
菅江真澄と地名
伊能嘉矩と地名
イーハトーブ地名学 ―宮沢賢治と地名
『遠野物語』と奥出雲町の民話
座敷わらしとバンシー ―遠野とアイルランドを結ぶもの―
『遠野物語』と遠野郷民俗誌の間 ―地名、人名の内容項目分類を通して見えてきたもの―
遠野の不地震地と地名 ―伊能嘉矩と佐々木喜善を中心に―
連 載 アイヌ語と地名(六) 川と湖沼の地名プトゥ
地名研究の先達(六) 忘れられた地理学者・山口貞夫 ―『地名の研究』の〈誕生〉
地名談話室
コラム 書籍紹介『ひろしま地歴ウォーク』
高麗寺山と高来神社
消された軍事施設―スイスにもあった「戦時改描図」
地図はつくられる ―立川飛行場と貯水池が消された「戦時改描図」―
由来が消えた地名
編集後記
上記内容は本書刊行時のものです。