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沖縄芸能のダイナミズム 久万田 晋(編) - 七月社
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詳細画像 0

沖縄芸能のダイナミズム 創造・表象・越境

発行:七月社
四六判
384ページ
並製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-909544-07-0
Cコード
C0073
一般 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年4月15日
書店発売日
登録日
2020年3月30日
最終更新日
2020年5月9日
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書評掲載情報

2020-08-08 図書新聞
評者: 細川周平
2020-08-01 ミュージック・マガジン  8月号
評者: 大石始
2020-06-22 八重山毎日新聞
評者: 千葉茂之
2020-06-06 琉球新報  
評者: 奥中康人
2020-06-06 毎日新聞  朝刊
2020-06-06 沖縄タイムス
評者: 徳丸吉彦

紹介

喜怒哀楽が歌になり、踊りになる。
琉球の島々で育まれた「民俗芸能」、王朝で生まれた「宮廷芸能」、近代メディアによって広まった「大衆芸能」など、多彩でゆたかな沖縄芸能の数々。移民と共に海を渡った踊りや、電波にのって日本全国に届けられた歌など、芸能は沖縄内にとどまることなく、現代に至るまで、時空をこえてさまざまな展開を見せている。伝統と変容の間でゆらぎ、時代の変化に翻弄され、それでも人々のアイデンティティであり続けた沖縄芸能の300年を、さまざまなトピックから描き出す。

目次

序にかえて/三島わかな

Ⅰ 舞台芸能のいま・むかし──規範と多様性
第1章 八重山の祝宴に関する一考察──祭儀と饗宴/飯田泰彦
コラム① 鳩間の港の物語──加治工勇の音楽活動/飯田泰彦

第2章 近世における組踊をめぐって──上演作品・舞台・小道具、そして近代への伝承/鈴木耕太
コラム② 新作組踊の作者──大城立裕と進化する組踊/鈴木耕太

Ⅱ 表象のゆくえ──継承と創造
第3章 伝統芸能の〈担い手〉とは誰か──現代から問い直す組踊の継承/呉屋淳子
コラム③ 「マースケーイ歌」の旅──長浜眞勇の伝統へのまなざし/呉屋淳子

第4章 地域の音文化は電波に乗って──戦前のラジオ番組にみる沖縄イメージ/三島わかな
コラム④ 戦後沖縄放送の黎明──川平朝清の情熱/三島わかな

Ⅲ 越境する想い──伝播と移動
第5章 エイサー伝播の現代的状況──沖縄本島北部・中部・南部の事例から/久万田晋
コラム⑤ 「琉球國祭り太鼓」の躍進──目取真武男と創作エイサー/久万田晋

第6章 ふるさとへの希求──ハワイ沖縄系移民と芸能/遠藤美奈
コラム⑥ ふるさとへ帰ってきた芸能──仲宗根文通・宮里松と与儀エイサー/遠藤美奈

第7章 三線に積み重なる価値と人間関係──大阪の事例から/栗山新也
コラム⑦ 伝統を建て直す──仲嶺幹と三線業界改革/三島わかな

音楽・映像資料紹介
あとがき/久万田晋

版元から一言

本書の原稿の大半は、2019年10月31日の首里城火災の前に脱稿されたものです。火災をはさんで編集作業を進めたわけですが、火災前/火災後で沖縄文化をとりまく風景が一変してしまったことを痛感しました。
2026年の首里城再建を目指すというニュースが先日もたらされました。首里城再建は沖縄文化の復興でもあると思います。迂遠な方法ですが、沖縄芸能の「これまで」と「これから」を考える本書が、その文化的な一助になることを祈っています。

著者プロフィール

久万田 晋  (クマダ ススム)  (

沖縄県立芸術大学附属研究所教授。民族音楽学、民俗芸能論。
『沖縄の民俗芸能論──神祭り、臼太鼓からエイサーまでー』(ボーダーインク、2011年)、『日本民謡大観 沖縄奄美 奄美諸島編』(共著、日本放送出版協会、1993年)

三島 わかな  (ミシマ ワカナ)  (

沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員、同大学音楽学部講師。音楽学、洋楽受容史。
『近代沖縄の洋楽受容──伝統・創作・アイデンティティ』(森話社、2014年)、『文化としての日本のうた』(共著、東洋館出版社、2016年)

上記内容は本書刊行時のものです。