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四六判
400ページ
定価
3,400円+税
- ISBN
- 978-4-909544-02-5
- Cコード
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C0039
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一般 単行本 民族・風習
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年1月
- 書店発売日
- 2019年1月21日
- 登録日
- 2018年12月14日
- 最終更新日
- 2019年3月30日
書評掲載情報
2019-03-30 |
図書新聞
評者: 永池健二 |
2019-03-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 保阪正康(評論家、ノンフィクション作家) |
2019-03-17 |
信濃毎日新聞
評者: 安岡健一 |
2019-02-24 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 神崎宜武(民俗学者) |
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2019-04-10 |
紹介
日本が失ってしまったもの
高度経済成長がもたらした社会変容によって、日本人の生活と価値観は大きく変わった。
日本人が、それまで守り、また多大な恩恵を受けてきた「民俗」は、衰退・消滅を余儀なくされることになる。
最後の木地師が送った人生、電気がもたらした感動と変化、戦争にまつわる悲しい民俗、山の民俗の象徴ともいえるイロリの消滅など、人びとの記憶に眠るそれらの事象を、褪色と忘却からすくいだし、記録として甦らせる。
高度経済成長期の末期から現在に至るまで、半世紀近く日本をあるき続けた民俗学者が聞き取った、失われた民俗の記憶。
目次
序章 ムラびとの語りを紡ぐ
Ⅰ 消えゆく民俗の記憶
第一章 木地師の終焉と膳椀の行方
第二章 電灯の点った日
第三章 山のムラ・生業複合の変容
第四章 戦争と連動した民俗
Ⅱ イロリとその民俗の消滅
第五章 イロリのあらまし
第六章 イロリの垂直性
第七章 イロリと信仰
第八章 イロリもろもろ
第九章 イロリ消滅からの思索
追い書き
上記内容は本書刊行時のものです。