版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
海に沈んだ島の伝承と伝説 林 英一(著) - 五月書房新社
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:
BookCellar

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

海に沈んだ島の伝承と伝説 (ウミニシズンダシマノ デンショウトデンセツ) 断層帯との関係を含めて

このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ16mm
重さ 300g
234ページ
並製
価格 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-909542-70-0   COPY
ISBN 13
9784909542700   COPY
ISBN 10h
4-909542-70-1   COPY
ISBN 10
4909542701   COPY
出版者記号
909542   COPY
Cコード
C0039  
0:一般 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年6月29日
書店発売日
登録日
2024年12月10日
最終更新日
2025年6月29日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

高麗島、お亀磯、瓜生島、戸島、鴨島、冠島……  
21世紀の被災経験が呼び覚ます “日本沈没“の民俗的記憶と古記録

2022年6月19日、石川県能登地方で発生した最大震度6弱の地震で「見附島」の斜面の一部が崩落した。「島」が地震によって崩落し、津波によって海没することがあるという現実に直面したとき、われわれが暮らすこの国土が、部分的にではあれ過去に沈没を経験してきた「島」である事実をあらためて思い知らされる。柳田國男の「高麗島の伝説」をはじめ民俗学は、お亀磯、瓜生島、戸島など海没したと言われる島々をめぐって日本人がいにしえより紡いできた物語を明らかにしてきたが、現代の海底調査に基づく実証的研究によれば、海没伝説は必ずしも伝説だったとは限らないことがわかってきた。本書『海に沈んだ島の伝承と伝説』は、民俗学、歴史学、地質学などの最新の知見を総動員しながら“日本沈没“の民俗的記憶に迫る。

目次

第一章 高麗島型伝説―徳島県「お亀磯」から変遷を探る
第二章 「高麗島型伝説」の原型
第三章 記録に残された海没した「島」
第四章 海没した「島」の異界性
第五章 「幻想の世界」としての海没した「島」
第六章 海底調査により海没が証明された「島」
第七章 伝承・伝説をもつ「島」と断層帯

著者プロフィール

林 英一  (ハヤシ エイイチ)  (

1958年大阪府生まれ。香川県立高松高等学校理数科卒業。國學院大學文学部哲学科卒業。博士(文学)。専攻は民俗学。獨協大学国際教養学部非常勤講師。

〔主要著書〕
『近代火葬の民俗学』法蔵館、2010年『近世の民俗的世界―濃州山間農家の年中行事―』岩田書院、2001年『民俗と内的「他者」―組織と非組織の関係―』岩田書院、1997年『地蔵盆―受容と展開の様式―』(近畿民俗叢書)初芝文庫、1997年

〔主要論文〕
「「世間」 という視点からみた現代社会―公私意識と政治家の世襲問題を中心に―」『思想の科学研究会年報』第六号、2025年「船橋市中野木の両墓制について―墓碑に刻まれた没年からその成り立ちを考える―」獨協大学国際教養学部紀要『マテシス・ウニウェルサリス』26-1、2024年 「「世間」 の動態― 「私」 の位置とその運動からみえる特質―」『思想の科学研究会年報』4、2022年「南関東における 「オビシャ」 行事について」獨協大学国際教養学部紀要『マテシス・ウニウェルサリス』23-2、2022年 「誕生儀礼と葬送儀礼における個々の儀礼対応の再検討」『マテシス・ウニウェルサリス』22-1、2020年「現代の葬儀―父の葬儀を実例として―」獨協大学国際教養学部紀要『マテシス・ウニウェルサリス』20-1、2018年「四十九日の餅の成立と意味について」獨協大学国際教養学部紀要『マテシス・ウニウェルサリス』19-1、2017年「雨乞いとして空葬礼が行われる理由―葬送儀礼の視点からの解釈―」『信濃』66-1(信濃史学会)、2014年

上記内容は本書刊行時のものです。