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星の王子さま88星座巡礼
サン=テグジュペリとハレー彗星の謎
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年12月25日
- 書店発売日
- 2024年11月30日
- 登録日
- 2024年10月1日
- 最終更新日
- 2024年12月2日
紹介
『星の王子さま』ファン必見!
サン=テグジュペリが仕掛けた謎かけやトリック、そしてミステリーを、ハレー彗星と星座の旅を舞台に解き明かしていきませんか?物語の奥深くに隠された秘密を、忠実な翻訳とともに探求し、道徳の本として読むだけでは気付けなかった宇宙の謎に迫ります。驚きの星座の冒険と共に、新しい視点で『星の王子さま』を再発見!読者を**「えぇっ!?」**と驚かせる、未知の楽しみ方を提案します。
本書は、サン=テグジュペリの『星の王子さま』に隠された謎を解いていく、もう一つの星の王子さまの物語。「小さな王子」を案内役に、この王子自身が1986年4月11日に地球に最接近したハレー彗星であることを示していく。サン=テグジュペリは子どもの頃からハレー彗星に魅了された作家で、『星の王子さま』によって、惑星や月や星座などの天体を案内役に利用して、さらにキリスト教の暦を利用して、1986年に回帰したハレー彗星の軌道を詳細に予告していたことを説明する。また同時に、『星の王子さま』の各章には、彗星の移動に合わせて隠された星座が配置されていることを解明していく。ハレー彗星は約76年かけて全天の88星座の方角を通りながら太陽に近づいていく。ハレー彗星の88星座の巡礼の旅を浮かび上がらせる。
著者はフランス語で書かれた原著の文章のニュアンスをていねいに読みとることで、より詳細に謎の読み解きを試みた。2点の前著の続編として、本書ではさらに星座、キリスト教との関連を示した。
前書きなど
◇本書からのメッセージ
「小さな王子」(日本では『星の王子さま』)が世界の300もの言語に翻訳され、これほどまでにロングセラーを続けていることの根拠には、この本の奥深いところに驚愕の謎が潜んでいるからです。この謎の答えこそが「本質は目には見えない。心でしか見えない」というこの本のモットーに匹敵するのです。
本書は、「小さな王子」の隠れた3つのストーリーの中の宇宙編に当たります。約76年に1度地球に近づくハレー彗星を、それもアマチュア天文家が望遠鏡で観測できるようになった日から見えなくなるまでの重要な位置とその日付を、騙し絵とトリックでサン=テグジュペリが予告したものです。天蓋もない時代の飛行機パイロットだったサン=テグジュペリは天体を知り尽くしていたと思われます。
ハレー彗星の「小さな王子」が太陽に向かって移動する軌道は、サン=テグジュペリが自ら描いた47枚の絵の星座たちが案内役をしていているのです。絵は簡単には見破れないように騙し絵になっていますが、宇宙の全88星座を登場させたものです。
この本の謎解きはフランス語の諺、ダジャレ、連想ゲームなどの言葉遊びがたくさん出てくるせいでフランス語のネイティブでないと解明できないかもしれません。フランス語を知らない読者のために彼は47枚の絵で隠し事を暗示したのでしょう。
今年はサン=テグジュペリ没後81年になり、「Le Petit Prince」が米国で最初に出版されてからは82年になります。今の今まで、誰も見抜けなかったサン=テグジュペリの天才的な仕掛けをぜひ、日本だけではなく世界中の「Le Petit Prince(小さな王子)」ファンに気付いて欲しいのです!
版元から一言
『星の王子さま(小さな王子)』には、言葉のマジシャンとも言われたサン=テグジュペリが仕組んだ、ユーモラスで英知に富んだ謎かけ、トリック、ミステリーが潜んでいる。それらの謎を解明してきた著者は、単に道徳の本として読んできた読者の方々に、ミステリーに気付づいて欲しいと思い、その手助けになるように原本に忠実な翻訳を伴った形での本の出版を企図した。『星の王子さま』ファンに向けて、「えぇっ!?」と驚くばかりのトリック、ミステリーと謎解きを紹介し、『星の王子さま』の新たな楽しみ方を提案する。
上記内容は本書刊行時のものです。