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普通の人々の戦い アンドリュー・ヤン(著) - 那須里山舎
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普通の人々の戦い AIが奪う労働・人道資本主義・ユニバーサルベーシックインカムの未来へ
原書: The War on Normal People The Truth About America’s Disappearing Jobs and Why Universal Basic Income Is Our Future   

発行:那須里山舎
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ23mm
重さ 360g
446ページ
並製
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-909515-03-2
Cコード
C0030
一般 単行本 社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年2月15日
発売予定日
登録日
2020年1月9日
最終更新日
2020年2月20日
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紹介

本書を推薦します
元グーグル日本法人名誉会長 村上憲郎さん
「人類社会を次の段階へと進展させる処方箋が、ここにある!」

駒澤大学准教授『人工知能と経済の未来』著者、井上智洋さん
「ここに書かれているアメリカの悲惨な現状は日本の未来の姿だ!」

異色の台湾系移民2世の米国大統領選民主党候補者アンドリューヤンの社会への提言。発売以来全米NO1ベストセラー。ある州の世論調査でトランプ大統領を8ポイントリードする意味が本書に表現されている。世界的に懸念されるAI革命による労働世界の消滅と地域経済の衰退に対する抵抗戦略を提示。それは、国民ひとりあたり、月に11万円を支給する「自由配当」=ベーシックインカムによりすべての人々の所得を保障することで、人間性を中心にした「人道資本主義」を実現すること。

AI自動化へと舵が切られ、失業の大波が押し寄せようとしている。遠い未来の話ではない。まさに「今」である。絶え間ない慢性的な失業にさらされたとき、社会はどう変わっていくのか。アンドリュー・ヤンは、人工知能、ロボット工学、そして自動化ソフトウェアが、すでに数百万件もの雇用を奪っている現実を描いている。その影響は、政治動乱や薬物乱用のような社会病理という形で、地域社会の隅々にまで広がっている。暗い将来像だが、他に道はないのだろうか。「冷静沈着」かつ「刺激的」(Kirkus誌)と評される『普通の人々の戦い』では、テクノロジーによる急速な変革の渦中で、持続的な経済や健全な社会を組み立てていくためのユニバーサルベーシックインカムなどの斬新な方法に光が当てられている。

特に注目すべきは、ユニバーサルベーシックインカムの必要性である。この本を読み、欠乏ではなく豊穣を、狂気ではなく人道を選ぼうではないか。
―スコット・サンテンス(アメリカベーシックインカムネットワーク理事)

必読の一冊。この先10年の課題を理解しようと思う起業家は、全員この本を読むべきだ。
―デイモンド・ジョン(ベストセラー『The Power of Broke』著者)

労働者解職のテクノロジーが想像を絶する勢いで強力になる中、社会全体で豊かさを傍受できるような未来を設計する道はあるのだろうか。ヤンは入念に分析し、有力な解決策を提案している。
―マーティン・フォード(ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー『ロボットの脅威』著者)

目次

目次

はじめに 大いなる解職               
第1部 仕事のゆくえ                

第1章 私の遍歴                   
第2章 ここまでの道のり              
第3章 アメリカにおける「普通の人」とは       
第4章 私たちの生業(なりわい)                
第5章 工場労働者とトラックの運転手        
第6章 ホワイトカラー雇用も消える         
第7章 人間性と仕事                
第8章 よくある反論                

第2部 私たちのゆくえ                

第9章 カプセルの中の日常             
第10章 欠乏の精神と豊穣の精神          
第11章 地理が運命を決める            
第12章 男性、女性、そして子どもたち         
第13章 亡霊階級――解職の実情           
第14章 テレビゲームと(男性の)人生の意味     
第15章 アメリカのコンディション=社会分裂     

第3部 問題の解決方法と人道資本主義         

第16章 自由配当                  
第17章 現実世界のユニバーサル・ベーシック・インカム  
第18章 新たな通貨としての時間           
第19章 人道資本主義                
第20章 丈夫な国家と新しい市民権          
第21章 雇用なき時代の医療             
第22章 人を育てる                 
むすびに 支配と従属の分かれ道            
謝辞                         

前書きなど

(本文「はじめに」より、以下抜粋)
私たちの社会は、技術革新に伴う大規模な経済変化によって、すでに大きな影響を受けている。
思えばアメリカ人は、有意義な機会の不足になんとか耐える中で、結婚をしなくなり、機能性を
失っている。結論から言えば、数十万世帯もの家庭が忘却の彼方へと押しやられている今、私た
ちはすでにディストピアの一歩手前まで来ているのである。教育や再訓練は、問題の解決にはならない。越えるべきハードルが日に日に高くなっていく一方、打撃を受ける労働者たちの多くはとっくに働き盛りを過ぎているからである。むしろ、私たちは、アップデート版の資本主義を確立しーー私はこれを「人間中心資本主義」、略して「人道資本主義」と呼んでいるーー既存の機関投資家資本主義による自動化とそれに伴う社会荒廃に歯止めをかけなければならない。人類が市場に奉仕するのではなく、市場が人類に奉仕するよう働きかけていくべきなのである。私たちは、社会の一員としてよりダイナミックになると同時に、より人情深くもなるべきである。そして、多くの人たちの想像を超える速度で、変革や成長を遂げていく必要がある。次の景気下降では、数十万人の人たちが、仕事をするために朝起きたその日に、あなたはもう不要だと宣告されることになる。彼らの勤め先である工場や小売店、オフィスや商店街、ビジネスやトラックの駐車場、仲介業者等は、すべて閉店に追いやられる。新しい仕事を探してみても、今度は何もみつからない。なんとか毅然とした立ち振る舞いを維持しようと心がけてみても、月日が虚しく過ぎていく中で徐々に元気を失っていく。そして、ほとんどの場合、彼らは自分自身を恨むようになるのである。「もっと学校でしっかり勉強しておけばよかった」「もっと別の仕事に就いておけばよかった」と自分に言い聞かせる。いくばくかの貯金もすぐに消えて無くなり、家族生活や地域社会に支障が出始める。薬物に手を出したり、長時間スクリーンにくぎ付けになったりする人たちも出てくるだろう。心や体の健康にも害が出るようになり、すでに健康問題を抱えている人たちはそれが2倍も辛く感じられるようになる。結婚生活もうまくいかなくなり、自尊心を失う。周囲の環境が物理的に廃れていく中で、大切な人たちの存在が自分の失敗を一層ひどく実感させる。ーーー(後略)

版元から一言

現在進行形でもあり、近未来の日本社会を襲う、「労働の消滅」「地方経済の崩壊」「人間の尊厳ある暮らしの喪失」などに、社会や政治はどう向き合うべきなのか?具体的なアメリカの労働と地方の詳細な分析結果から、万人への所得保障(ユニバーサルベーシックインカム)のもとに、資本主義の在り方自体を変えていこうとする、新・政治宣言の書!これからの政治・社会を憂えるすべての人々に読んでいただきたい、新世代の政治的リーダーの登場です。

著者プロフィール

アンドリュー・ヤン  (アンドリュー ヤン)  (

1975年生まれ。台湾からの移民二世。弁護士、テクノロジー系・教育系会社のCEO、共同創設者、その他の重役を歴任した後、2018年初頭に2020年アメリカ大統領選挙への出馬を表明。自身が創設した非営利団体「ベンチャー・フォー・アメリカ(VFA)」は、アメリカ全国各地の新興都市に根ざすスタートアップ会社に最優秀の大卒者を送り込み、雇用成長に加え次世代の起業家育成にも大きく貢献した。

早川 健治  (ハヤカワ ケンジ)  (

翻訳家。和訳作品では、エレン・ブラウン著『負債の網―お金の闘争史・そしてお金の呪縛から自由になるために』(那須里山舎)、ロビン・コリングウッド著『哲学の方法について』、同『精神の鏡、知識の地図』、フロスティ・シガーヨンスソン著『通貨改革―アイスランドのためのより優れた通貨制度』。英訳作品では、多和田葉子著『Opium for Ovid』(変身のためのオピウム)。

上記内容は本書刊行時のものです。