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がん検診は、受けた人のほうが早死にする 岡田正彦(著/文) - パンダ・パブリッシング
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がん検診は、受けた人のほうが早死にする (ガンケンシンハウケタヒトノホウガハヤジニスル)

医学
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ8mm
126ページ
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-909400-80-2   COPY
ISBN 13
9784909400802   COPY
ISBN 10h
4-909400-80-X   COPY
ISBN 10
490940080X   COPY
出版者記号
909400   COPY
Cコード
C0090  
0:一般 0:単行本 90:文学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年11月
書店発売日
登録日
2018年10月24日
最終更新日
2018年10月24日
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紹介

■“がん検診で余命は伸びず、むしろ余命を縮める”
医療統計学の第一人者が「がん検診」に警鐘を鳴らした1冊。

■マスメディアが決して伝えない不都合な真実
日本では、国が胃・大腸・肺・乳房・子宮頸部に対するがん検診を推奨しています。

しかし日本ではあまり知られていませんが、このがん検診の有効性には疑問が多く存在します。
(ざっくりいうと)死に至るようながんは治療・手術では治らず、逆に多くのがんの場合、寿命のほうが早く尽きることが多いからです。

また、厚生労働省検討会の報告書にもあるように、諸外国で同様の検診は必ずしも実施されていません。

本書は、医師であり医療統計学の専門家である著者が、がん検診を受けることで寿命を短くしてしまう危険性を説いています。
(がんは検診を受けるよりも、自分で予防すべき病気だと説いています)

がん検診は有効性が低いだけでなく、「受けた人のほうが受けなかった人よりも早く亡くなってしまっている」ことに注目します。

例えば肺がん検診の場合、世界的学術調査のすべてで、
「がん検診は、受けた人のほうが受けない人よりも早死にする」
というデータが出ているからです。

検診を受けることによってがんを誘発したり、治療する必要がない部分を過剰もしくは誤って治療することで寿命を縮めることになっているのです。

もちろん、がんの問題は人命に直結しますので軽々しく扱うことはできませんが、「なんとなくがん検診を受けていた人」は医療のもう一つの側面を知っていただく機会としていただきたいと考えています。

目次

【第1の理由】がん検診をいくら受けても余命は延びない
【第2の理由】がん検診を推進している人たちの言い分は怪しい
【第3の理由】がん検診に関する世論は操作されている
【第4の理由】レントゲン検査でがんになる
【第5の理由】がん検診で総死亡が増えている!
【第6の理由】がんの運命は最初から決まっている
【第7の理由】人間ドック、健康診断の深刻すぎる問題点
【第8の理由】抗がん剤にまつわる怪しい話の数々
【第9の理由】がんは自分の努力で予防できる

著者プロフィール

岡田正彦  (オカダマサヒコ)  (著/文

岡田正彦(おかだ・まさひこ)
 
1946年、京都府生まれ。新潟大学医学部卒業。同大学医学部教授を経て、現在は名誉教授。医学博士。専門は予防医療学で、遺伝子や細胞を対象にした基礎実験からビッグデータの統計解析まで幅広い研究を行なう。
現代医療に関する情報が歪められて世の中に伝わっていることに気づき、学会活動と合わせて一般向けに正しい医療情報を発信する活動を行なっている。『がん検診の大罪』(新潮社)、『人はなぜ太るのか』(岩波書店)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。