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残念こそ俺のご馳走。 バッキー井上(著/文) - ミシマ社
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残念こそ俺のご馳走。 ――そして、ベストコラム集

発行:ミシマ社
四六判
縦188mm 横128mm
200ページ
並製
価格 1,700円+税
ISBN
978-4-909394-35-4
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年8月
書店発売日
登録日
2020年7月30日
最終更新日
2020年8月31日
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紹介

俺はうまいものよりもっとええもんを知っている

人生の深い真理、あるいは酒場の単なる戯言――全ては読む人、あなた次第!

『Meets Regional』創刊号から休まず連載をつづけた、
バッキー井上によるレジェンド・コラムのベスト版。

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うまいものが食べられる店に行っても俺は何を食べたかいつも憶えていない。あまり眼中にない。うまいものより相棒や仲間とのそのときその場の「残念」こそ俺のご馳走だ。「残念」のない店はつまらない。(本書p68より)


例え酒場が臨時休業であってもそれは街で生きている実感であり、料理や酒が今ひとつであってもそれは残念というご馳走である。だから写真を撮る必要がない。(本書p95-96より)

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昭和、平成、令和、三つの時代を駆け抜け、いや、倒れそうになりながら、ときに倒れてもなお、ほうほうの体で歩きつづけるバッキー井上。
父・ケルト井上のこと、水道屋で住み込みをしていた時代、「先生」のもとで門前の小僧をしていた頃、街場での先輩たちとの出会い、そして別れ・・・。変化することを恐れず、三回り以上も年下の若者たちと道中する。一方、なんでも「サラ」(新品)に買い換えることに違和感をもち、「あー手練れ、あー修繕」と呟く。「もはや戦闘ではない。」「傷があるから不況に勝てる。」「古漬は曲がるが浅漬は折れる。」「バーは誘いもしないし、引き留めもしない。」「ココロ折れても、生きる」・・・哀愁やら愛着やら含羞やら色気やら真理やら、さまざまが詰まった数々の名フレーズとともに綴られた、京都・大阪の酒場の稀有で魔球な「記憶」集であり極上コラム集。

目次

第1章 百の扉、千の酒(二〇〇四~二〇〇七年)
第2章 ハプンド・ハピネス(二〇〇八~二〇一〇年)
第3章 露呈した、行きがかりじょう(二〇一一~二〇一三年)
第4章 またしてもきつい旅 (二〇一四~二〇一六年)
第5章 ココロ折れても生きる(二〇一七~二〇二〇年)

著者プロフィール

バッキー井上  (バッキーイノウエ)  (著/文

1959年京都市中京区生まれ。高校生のころから酒場に惹かれ、ジャズ喫茶などに出入りする。水道屋の職人さんの手元を数年した後、いわゆる広告の「クリエイティブ」に憧れ広告会社にもぐり込む。画家、踊り子、「ひとり電通」などを経て、37歳で現在の本業、錦市場の漬物店「錦・高倉屋」店主となる。そのかたわら、日本初の酒場でライターと称して雑誌『Meets Regional』などで京都の街・人・店についての名文を多く残す。さらには自身も「居酒屋・百練」を経営。独特の感性と語りが多くの人を惹きつけ、今宵もどこかの酒場で、まわりの人々をゴキゲンにしている。著書に『たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯ってる。』『いっとかなあかん店 京都』(以上、140B)『人生、行きがかりじょう』(ミシマ社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。