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ソーシャルスキルトレーニング絵カード-連続絵カード 小学生中学年版2
言動と反応の対比
- 初版年月日
- 2020年6月30日
- 書店発売日
- 2020年6月30日
- 登録日
- 2020年6月1日
- 最終更新日
- 2020年6月1日
紹介
自閉症スペクトラム・ADHDなど対人関係や社会性に弱さを持つ子の、ソーシャルスキル獲得を目的とした絵カードです。
『ソーシャルスキルトレーニング絵カード 小学生中学年版2』は、ある場面での二通りの言動とそれへの反応を対比させる構成になっています。その子の言葉や行動次第で相手の反応が違ったり変わったりします。1枚目の絵カードで提示した場面に対して、2枚目の絵カードではこうしているけれど、3枚目のような方法もあることを知らせ、「こんなとき」には「こうするよりは」「こうしてみてはどうだろう?」と提案をする形を取っています。
暗黙のルール、言葉の裏の意味を知る場面を中心に、それらを知った上で、どんな言動が相手に不快感を与えてしまうのか、また、言動をどう変えれば、穏やかな良い関係を保つことができるのかを絵カードの事例で具体的に学べます。
弊社で別売の音声ペン(アクトボイスペン)で、絵カードの吹き出しをタッチすると音声を再生します。自作用シールで指導児の音声を録音・再生も可能です。※Ver.15~対応
目次
(1)自分で決めたルールを相手に押し付けず、納得できるような伝え方をする。
(2)自分の都合ばかりを主張せず、相手の様子を見て譲ることが必要な場面があることを知る。
(3)自分の都合ばかりを主張せず、全体を見た上で適切な主張をすることが必要な場面があることを知る。
(4)学校にある遊具は、一人で使うものではなく、互いが譲り合って使うものだということを知る。
(5)怪我など緊急事態の時には、優先順序を変えることが必要だということを知る。
(6)予定は、場合によっては変更されることもあると知り、そのことを受け入れる。
(7)友達の家で喉が渇いた時は、どこの家にもある水やお茶を頼むようにする。(可能なら水筒を持参する)
(8)大勢で楽しんでいる時には、自分の言動が他の子の楽しみを奪うことのないように気を付ける。
(9)たまたま自分は知っていても、相手は知らないこともあるのだと知る。興味があるようなら説明をしてあげる。
(10)「あるから」と言われても、それは単なる説明ではなく「あるからそれを持って来て」という意味の時があることを知る。
(11)「お姉ちゃん」という言葉には、誰かの姉という意味とは別の意味や使い方があることを知る。
(12)「良い子はここで遊びません」というのは「この場所は危険なので、遊んではいけない」という意味であることを知る。
(13)同じ行動でも、見方によっては違う表現になることがあることを知る。
(14)相手の気分を害してしまう言動があることを知り、言葉の使い方に気を付ける。
(15)自分ばかりが狙われるというより、自分が狙われやすい状態を作ってしまっていることを知る。
上記内容は本書刊行時のものです。