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踊らなきゃやってられなかった頃 ハニフ・アブドゥルラキブ(著) - TISSUE
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踊らなきゃやってられなかった頃 (オドラナキャヤッテラレナカッタコロ) ブラック・パフォーマンスを讃えて (ブラックパフォーマンスヲタタエテ) 完結

芸術
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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ280mm
408ページ
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-909287-12-0   COPY
ISBN 13
9784909287120   COPY
ISBN 10h
4-909287-12-4   COPY
ISBN 10
4909287124   COPY
出版者記号
909287   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年10月17日
発売予定日
登録日
2026年9月22日
最終更新日
2026年10月13日
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紹介

おまえが神話じゃなきゃ、だれのリアリティを生きてるんだ?
おまえがリアリティじゃなきゃ、だれの神話を生きてるんだ?――サン・ラ

私たちの生について考え、あなただけの世界について語りなさい。物語を作りなさい。――トニ・モリスン

ジョセフィン・ベイカー。アレサ・フランクリン。『ソウル・トレイン』。マイケル・ジャクソン。ビヨンセ。スパイク・リー。エレイン・ブラウン。オクテイヴィア・バトラー。トレイヴォン・マーティン。ジョージ・フロイド。
不可視とされた、すべての黒い体と魂たち。
――みんな、踊らなきゃやってられなかった。

2021年全米図書賞ロングリスト選出。
踊り、歌い、演じ、書き、生きのびて、弔い、記憶する――。
最注目の詩人/批評家が個人史の痛みとともに綴る、抵抗の技法としてのブラック・パフォーマンス論集。

【出版元より】
Borderland Booksは、わたしたちの周りに幾重にも存在する境界を、ともに生きるための変容の経由地にする言葉を探すレーベルです。

『踊らなきゃやってられなかった頃』はアメリカ在住ブラック・ムスリムの詩人/文化批評家によるパフォーマンス論集であり、同時に著者個人の痛みや喪失、暴力への恐怖や衝動を描くエッセイです。
本作が描くのは遠くから俯瞰する「差別問題」ではなく、当事者が日々体感する心身の緊張、速まる動悸、暴力による苦痛や死、自分という存在をその風景ごと抹消していくような政治・経済の圧力、そしてその時空から逃れようと身をよじるように踏み出されるダンスのステップ、舞台や路上で張り上げられる声、筆をとる手や振るわれる拳といった、生きている心身がレイシズムに対峙することの集積としての「ブラックネス」です。誰もが持つこうした身体性を思うことが、レイシズムに抗う人びとと日本の読者との間に橋をかけうると考え、邦訳刊行します。

目次

ムーブメントⅠ 奇跡を演じること
踊らなきゃやってられなかった頃/マラソンとトンネル/帰郷(ホームゴーイング)について/アレサへのエピローグ

ムーブメントⅡ 懐疑を中断して
踊らなきゃやってられなかった頃/これはすべてのマジカル・ニグロへ捧げる/ブラックフェイスを見つめる十六の視線/手足の確かな、不確かな動きについて/宇宙にいるブラックたちについての九つの考察

ムーブメントⅢ 国家/起源の問題について
踊らなきゃやってられなかった頃/ジョセフィン・ベイカーの記念碑はどれだけ大きくても足りない/スペードのゲームであんまり勝ったことがないってことは言ってもいいと思う/ドン・シャーリーの好きなところ/メリー・クレイトンにバラの花を/ビヨンセはスーパーボウルに出演し、僕はイヤだった仕事のことを思った

ムーブメントⅣ 近さの解剖学/血を追いかけて
踊らなきゃやってられなかった頃/ダンスムーブからはじまるビーフもある/恐怖:ある王座/優しさのパフォーマンスについて/ドアに板を打ちつけろ、壁をぶっ壊せ

ムーブメントⅤ 記憶するという使命
もうむりには踊らなかった頃

訳者あとがき 榎本空

寄稿:ソウル・ミュージックに寄せて 高橋一(思い出野郎Aチーム)

著者プロフィール

ハニフ・アブドゥルラキブ  (ハニフアブドゥルラキブ)  (著)

ハニフ・アブドゥルラキブ
詩人/文化批評家。米国オハイオ州コロンバス出身・在住。詩集にThe Crown Ain't Worth Much(2016)、A Fortune for Your Disaster(2019)。随筆集に They Can't Kill Us Until They Kill Us(2017)、ア・トライブ・コールド・クエストの評伝Go Ahead in the Rain: Notes to A Tribe Called Quest on the American hip-hop group A Tribe Called Quest(2019)など。本作原書 A Little Devil in America: Notes in Praise of Black Performance(2021)は2021年度全米図書賞のロングリスト入りした。2024年、There’s Always This Year: On Basketball and Ascensionで全米批評家協会賞批評家部門受賞。

榎本空  (エノモトソラ)  (訳)

榎本空(えのもと・そら)
文筆家/翻訳家。沖縄県伊江島における戦争、土地闘争の歴史と現在について研究している。著書に『それで君の声はどこにあるんだ?』(岩波書店)、『音盤の来歴』(晶文社)。訳書にジェイムズ・H・コーン『誰にも言わないと言ったけれど――黒人神学と私』(新教出版社)、サイディヤ・ハートマン『母を失うこと――大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)、『奔放な生、うつくしい実験』(勁草書房)。『母を失うこと』で第十回日本翻訳大賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。