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欲望の主体 ジュディス・バトラー(著/文) - 堀之内出版
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欲望の主体 (ヨクボウノシュタイ) ヘーゲルと二〇世紀フランスにおけるポスト・ヘーゲル主義 (ヘーゲルトニジュッセイキフランスニオケルポスト・ヘーゲルシュギ)
原書: SUBJECTS OF DESIRE: Hegelian Reflections in Twentieth-Century France

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発行:堀之内出版
四六判
492ページ
価格 4,000円+税
ISBN
978-4-909237-38-5   COPY
ISBN 13
9784909237385   COPY
ISBN 10h
4-909237-38-0   COPY
ISBN 10
4909237380   COPY
出版者記号
909237   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年6月15日
書店発売日
登録日
2019年5月1日
最終更新日
2019年6月14日
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書評掲載情報

2019-12-16 闇雲ジャーナル(仮)(YouTube)
評者: 吉川浩満(文筆業)
2019-12-16 闇雲ジャーナル(仮)(YouTube)
評者: 斎藤哲也(編集者、ライター)
2019-11-02 週刊読書人    3313号
評者: 佐藤嘉幸(筑波大学准教授。哲学・思想史専攻)
2019-10-26 図書新聞  3420号
評者: 堅田研一
2019-10-08 REPRE    37
評者: 野尻英一
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紹介

ジュディス・バトラーについては、すでに多くの著作の訳書があり、日本でも受容が進んでいる。しかし、彼女の思想的出発点となったヘーゲル研究については十分な理解が進んでいるとは言えない。バトラーのフェミニズム、クィア理論、さらには政治的主張を理解する上でも、その基礎となっている彼女のヘーゲル理解、そしてそれに基づくフランス二〇世紀哲学についての理解を示した本著の邦訳刊行は、日本における哲学、フェミニズム、政治思想における議論に大きく貢献することになるだろう。

「現代思想の源流としてのヘーゲルを別の仕方で読むこと。それは、全体化へと向かう単一の主体をずらし、変容を生み出す思想を可能にした。哲学のみならずさまざまな社会運動にも影響を与えつづけるバトラーの原点。」(松本卓也 京都大学准教授)

目次

日本語版への序文
ペーパーバック版への序文
序文

序章

第一章 ヘーゲル『精神現象学』における欲望、修辞、承認
 欲望の存在論
 身体をめぐる逆説―主人と奴隷

第二章 歴史的欲望―フランスにおけるヘーゲル受容
 コジェーヴ―欲望と歴史的行為体
 イポリット―欲望、消失、絶対者
 ヘーゲルからサルトルへ

第三章 サルトル―存在の想像的探求
 像、感情、欲望
 前反省的選択という戦略―『存在と無』における実存的欲望
 トラブルと願望―『存在と無』における性的欲望の円環
 『聖ジュネ』と『家の馬鹿息子』における欲望と承認

第四章 欲望の生死を賭けた闘争―ヘーゲルとフランス現代思想
 疑わしき父系―デリダとフーコーにおける(ポスト)ヘーゲル的主題
 ラカン―欲望の不透明さ
 ドゥルーズ―奴隷道徳から生産的欲望へ
 フーコー―錨を上げた弁証法
 ヘーゲルの「克服」についての最後の反省

解説
あとがき
参考文献一覧
索引

版元から一言

装丁 大崎善治
印刷所 シナノパブリッシングプレス

著者プロフィール

ジュディス・バトラー  (著/文

カリフォルニア大学バークレー校教授。主な著書に『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』、『アンティゴネーの主張:問い直される親族関係』(以上、竹村和子訳、青土社)、『権力の心的な生:主体化=服従化に関する諸理論』、『自分自身を説明すること:倫理的暴力の批判』(以上、佐藤嘉幸・清水知子訳、月曜社)、『生のあやうさ:哀悼と暴力の政治学』(本橋哲也訳、以文社)、『戦争の枠組み:生はいつ嘆きうるものであるのか』(清水晶子訳、筑摩書房)、『触発する言葉:言語・権力・行為体』(竹村和子訳、岩波書店)、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性:新しい対抗政治への対話』(エルネスト・ラクラウ、スラヴォイ・ジジェクとの共著、竹村和子・村山敏勝訳、青土社)、『国歌を歌うのは誰か?:グローバル・ステイトにおける言語・政治・帰属』(ガヤトリ・スピヴァクとの共著、岩波書店)。

大河内 泰樹  (オオコウチ タイジュ)  (翻訳

一橋大学大学院社会学研究科教授。一九七三年生まれ。専門は哲学、ドイツ観念論、批判理論。著書に、Ontologie und Reflexionsbestimmungen. Zur Genealogie der Wesenslogik Hegels, Würzburg, 2008.共著に、Logik und Realität. Wie systematisch ist Hegels System? München, 2012、『マルクスの構想力:疎外論の射程』(社会評論社、二〇一二年)など。

岡崎 佑香  (オカザキ ユカ)  (翻訳

ヴッパタール大学博士課程。一九八二年生まれ。共著に『ヘーゲルと現代社会』(晃洋書房、二〇一八年)。

岡崎 龍  (オカザキ リュウ)  (翻訳

フンボルト大学ベルリン博士課程。一九八七年生まれ。共著に『ヘーゲルと現代社会』(晃洋書房、二〇一八年)。

野尻 英一  (ノジリ エイイチ)  (翻訳

大阪大学人間科学研究科准教授。一九七〇年生まれ。専門は哲学、社会理論、精神分析、表象文化論。主著に『意識と生命:ヘーゲル『精神現象学』における有機体と「地」のエレメントをめぐる考察』(社会評論社、二〇一〇年)、共著に『哲学の戦場』(行人社、二〇一八年)等。

上記内容は本書刊行時のものです。