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季刊『農業と経済』2023年冬号(89巻1号) 小嶋 大造(著/文 | 編集) - 英明企画編集
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季刊『農業と経済』2023年冬号(89巻1号) (キカンノウギョウトケイザイニセンニジュウサンネンフユゴウ)

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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ12mm
重さ 330g
216ページ
並製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-909151-56-8   COPY
ISBN 13
9784909151568   COPY
ISBN 10h
4-909151-56-7   COPY
ISBN 10
4909151567   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0361  
0:一般 3:全集・双書 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年2月28日
書店発売日
登録日
2023年2月28日
最終更新日
2023年3月18日
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紹介

特集 食料安全保障を実現する国内フードシステム
   ──農業者、事業者、消費者にとっての公正な価格と取引


すべての人が、活動的で健康的な生活のために、日常的な必要と好みに合わせて、安全かつ良質で十分な食料に、物理的・社会的・経済的に接近できる状態になるには、何が必要なのか。本特集では、この「日常における食料安全保障」の実現に向け、農業者、食品製造業者、流通・小売業者を通した供給の安定、供給される食料の質、消費者の元までの供給の状態、消費者側の経済を含むアクセス状態を考える。特に農業者、事業者、消費者にとっての公正な取引と価格形成に注目し、海外動向を参考に展望する。



■巻頭言
特集に寄せて
公正な取引と価格形成から展望する日常における食料安全保障の実現
小嶋大造・新山陽子・杉中淳・安藤光義


特集
食料安全保障を実現する国内フードシステム
──農業者、事業者、消費者にとっての公正な価格と取引
小嶋大造+新山陽子+杉中淳+安藤光義 責任編集


■インタビュー
森山𥙿衆議院議員(自由民主党食料安全保障に関する検討委員会・委員長)に聞く
再生産を可能にし、農畜産業を持続させる価格形成の必要性
──食料・農業・農村基本法改正を見据えて
聞き手……新山陽子+小嶋大造


■座談会
日常における食料安全保障の実現をめざして
──フランス、イギリスからの示唆を日本にどう活かすか
……安藤光義+杉中淳+新山陽子+小嶋大造


■Ⅰ 食料安全保障を実現する国内フードシステムのあり方
   ──市場価格形成システムの変革の方向

●1 食料安全保障に向けたフードシステムの付加価値分配
   ──事後的再分配から市場ルール改革による公正な分配へ
   ……小嶋大造+杉中淳+安藤光義

●2 農業の存続とフードシステムにおける公正な価格形成
   ──生産コストの考慮……新山陽子

●3 生鮮食品の公正な価格を考える
   ──公正な取引関係の構築に向けた政策・戦略課題……木立真直

●4 消費者の食品選択行動の変革可能性
   ──価格判断から考える……鬼頭弥生

●5 食料安全保障をめぐる英仏の政策展開と
   我が国の基本政策検討への示唆……大澤誠

●6 農業者の報酬を保護するフランスEGalimII法……大住あづさ


■Ⅱ 公正な取引関係への行政施策

●1 卸売市場における取引の実態と課題
   ──求められるパートナーシップの再構築……武田裕紀

●2 食品の原材料価格等の上昇を踏まえた
   適切な価格転嫁のための政府の取組……吉松亨


■Ⅲ 品目別に価格形成を考える

●1 米の生産・流通・消費の流れと
   消費者米価・生産者米価から考える適正な価格……加藤純

●2 日本における乳価形成システムと課題……寺田繁

●3 EUにおける酪農経営の交渉力向上の取組み
   ──各段階のマージンの可視化や生産者組織の挑戦……小田志保

●コラム ドイツにおける農産物・食品の不公正な取引慣行に関する規制……工藤春代


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑦


■連載 ブックガイド──農と食を読む

目次

■巻頭言
特集に寄せて
公正な取引と価格形成から展望する日常における食料安全保障の実現
小嶋大造・新山陽子・杉中淳・安藤光義


特集
食料安全保障を実現する国内フードシステム
──農業者、事業者、消費者にとっての公正な価格と取引
小嶋大造+新山陽子+杉中淳+安藤光義 責任編集


■インタビュー
森山𥙿衆議院議員(自由民主党食料安全保障に関する検討委員会・委員長)に聞く
再生産を可能にし、農畜産業を持続させる価格形成の必要性
──食料・農業・農村基本法改正を見据えて
聞き手……新山陽子+小嶋大造


■座談会
日常における食料安全保障の実現をめざして
──フランス、イギリスからの示唆を日本にどう活かすか
……安藤光義+杉中淳+新山陽子+小嶋大造


■Ⅰ 食料安全保障を実現する国内フードシステムのあり方
   ──市場価格形成システムの変革の方向

●1 食料安全保障に向けたフードシステムの付加価値分配
   ──事後的再分配から市場ルール改革による公正な分配へ
   ……小嶋大造+杉中淳+安藤光義

●2 農業の存続とフードシステムにおける公正な価格形成
   ──生産コストの考慮……新山陽子

●3 生鮮食品の公正な価格を考える
   ──公正な取引関係の構築に向けた政策・戦略課題……木立真直

●4 消費者の食品選択行動の変革可能性
   ──価格判断から考える……鬼頭弥生

●5 食料安全保障をめぐる英仏の政策展開と
   我が国の基本政策検討への示唆……大澤誠

●6 農業者の報酬を保護するフランスEGalimII法……大住あづさ


■Ⅱ 公正な取引関係への行政施策

●1 卸売市場における取引の実態と課題
   ──求められるパートナーシップの再構築……武田裕紀

●2 食品の原材料価格等の上昇を踏まえた
   適切な価格転嫁のための政府の取組……吉松亨


■Ⅲ 品目別に価格形成を考える

●1 米の生産・流通・消費の流れと
   消費者米価・生産者米価から考える適正な価格……加藤純

●2 日本における乳価形成システムと課題……寺田繁

●3 EUにおける酪農経営の交渉力向上の取組み
   ──各段階のマージンの可視化や生産者組織の挑戦……小田志保

●コラム ドイツにおける農産物・食品の不公正な取引慣行に関する規制……工藤春代


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ──「聞き書き甲子園」作品集から⑦


■連載 ブックガイド──農と食を読む

版元から一言

『農業と経済』は、「農業」と「食」と「農村」が直面する重要課題について総合的・根底的に考究し、農と食に関わるすべての人に向けて、最新の分野横断的な学術研究の成果をもとに、課題に取り組む方向性と解決策をわかりやすく提示する季刊オピニオン誌です。

著者プロフィール

小嶋 大造  (コジマ ダイゾウ)  (著/文 | 編集

小嶋大造(こじま・だいぞう)……1974年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。東北大学大学院農学研究科博士課程前期修了。博士(農学)。1999年大蔵省(現財務省)入省。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。主な著書に『現代農政の財政分析』(東北大学出版会、2013年)など。

新山 陽子  (ニイヤマ ヨウコ)  (著/文 | 編集

新山陽子(にいやま・ようこ)……1952年生まれ。京都大学名誉教授。京都大学農学研究科博士課程修了。京都大学農学博士。2017年まで京都大学教授。2022年まで立命館大学教授。主な業績にシリーズ「フードシステムの未来へ」昭和堂、2020年、『牛肉のフードシステム─欧米と日本の比較分析』日本経済評論社、2001年など。

杉中 淳  (スギナカ アツシ)  (著/文 | 編集

杉中淳(すぎなか・あつし)……1967年生まれ。農林水産省大臣官房総括審議官。東京大学法学部卒業、シラキュース大学大学院修了(MPA)、ハーバード大学研究員。博士(総合政策)。1990年農林水産省入省。現在、農林水産省大臣官房総括審議官として新基本法見直しを担当。

安藤 光義  (アンドウ ミツヨシ)  (著/文 | 編集

安藤光義(あんどう みつよし)……1966年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。主な著書に『構造政策の理念と現実』(農林統計協会、2003年)、『日本農業の構造変動』(農林統計協会、2013年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。