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季刊『農業と経済』2022年冬号(88巻1号) 『農業と経済』編集委員会(編集) - 英明企画編集
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季刊『農業と経済』2022年冬号(88巻1号) (キカンンノウギョウトケイザイ・ニセンニジュウニフユゴウ)

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A5判
重さ 390g
264ページ
並製
価格 1,700円+税
ISBN
978-4-909151-52-0   COPY
ISBN 13
9784909151520   COPY
ISBN 10h
4-909151-52-4   COPY
ISBN 10
4909151524   COPY
出版者記号
909151   COPY
Cコード
C0361  
0:一般 3:全集・双書 61:農林業
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年2月27日
最終更新日
2022年3月24日
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紹介

特集 日本の食を支える「米・麦・大豆」──国内産の価値を拡げる

新型コロナウイルスのパンデミックによって世界の食料市場の不確実性が顕在化し、新自由主義的グローバリズムの行き詰まりや大規模な気候変動と地球環境への危機的な負荷が指摘されるなか、あらためて「食料自給」について検討し行動する必要性が高まっている。
なかでも「日本人の食」を根底から支える米・麦・大豆の国内生産を拡大・拡充することには、食料安全保障のみならず、環境・生態系・景観の保全、地域社会の振興、伝統的食文化の保存など、多様な価値と意義がある。
本特集では、国内産「米・麦・大豆」の価値をあらためて整理し、さらに価値を高めるとともに多方面に展開し消費を拡大する方策を検討する。


■巻頭言
国内・地元で生産することの価値…… 青柳 斉・小池恒男・白岩立彦・辻村英之・吉田行郷


■特集
日本の食を支える「米・麦・大豆」─国内産の価値を拡げる
青柳 斉+小池恒男+白岩立彦+辻村英之+吉田行郷 責任編集


■Ⅰ 国内産「米・麦・大豆」はなぜ価値があるのか

●1 米・麦・大豆を国産することの意味と価値……小池恒男

●2「食料安全保障」としての価値
(1)「日本の食」の安全保障をどう理解するか……池上甲一

(2)国際市場における小麦・大豆の需給動向
 ──COVID-19禍における穀物等市場及び世界の食料需給見通し……古橋 元

(3)「安い日本」における穀物価格の高騰
 ──低い自給率が脅かす「日本の食」の安全保障……柴山桂太

●3「景観保全と地域活性化」の価値
○コラム1 稲と麦が創りだす景観の意義……秋津元輝
○コラム2 滋賀の酒米と地酒の活性化をめざして……喜多良道
○コラム3 地元産の小麦で住民の笑顔と経済の循環をつくる「横浜あおば小麦プロジェクト」……奥山 誠
○コラム4 九州における国産大豆による地域おこし……東 鉄兵
○コラム5 笠原棚田米プロジェクト─食べる人とつくる人で棚田を守る……小森耕太


■Ⅱ 私たちの選択はどうなっているのか

●1 日本型食生活の変容と米消費の展望──主食的消費の動向分析から……青柳 斉

●2「ご飯は太る」の嘘──お米の価値……岩崎真宏


■Ⅲ 国内産の拡充・拡大への取り組み

●1 米生産調整の成果と課題──米の需給動向と販売戦略を中心に……冬木勝仁

●2 国産飼料用米給与畜産物の消費者の選好と高付加価値化への課題……信岡誠治

●3 小麦を中心とした麦類の国産化の展開とその要因……吉田行郷

●4 大豆の国産化の展開とその要因──大豆加工メーカー2社の事例分析から……田口光弘

●5 加工業・卸売業にとっての国内産の意義

○コラム6 製粉業にとっての国内産小麦の意義──美味しさと健康機能の拡張をめざして……吉原良一

○コラム7 製パン業にとっての国産小麦の意義──食の安定供給とSDGsへの貢献……山田真彦

○コラム8 大豆卸問屋にとっての地元産大豆の意義──地域の食文化の保護と継承を支える……北尾幸吉雄


■Ⅳ 国内産を拡げるシステムの確立に向けて

●1 愛知県の小麦収量3年連続日本一の秘密……伴 佳典

●2 日本の大豆作はなぜ低収不安定か──開発が進んだ生産技術と普及のための課題……白岩立彦

●3 水田フル活用は地域でどう取り組まれているか
   ──農業再生協議会と直接支払交付金をめぐる方針転換の分析を中心に……小川真如

●4 持続可能性を高める生産・経営システム

(1)「水稲・麦・大豆の田畑輪換」は水田農業の未来を切り拓くか……稲村達也

(2)環境保全米の産地が抱える課題と新たな取り組み──JAみやぎ登米の挑戦……水木麻人

(3)有機農業を持続可能なものにする経営システムの探求……辻村英之

○コラム9「オーガニックといえば滋賀県」をめざして──環境保全型農業40年の歴史の先に……森野 真


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む

目次

■巻頭言
国内・地元で生産することの価値…… 青柳 斉・小池恒男・白岩立彦・辻村英之・吉田行郷


■特集
日本の食を支える「米・麦・大豆」─国内産の価値を拡げる
青柳 斉+小池恒男+白岩立彦+辻村英之+吉田行郷 責任編集


■Ⅰ 国内産「米・麦・大豆」はなぜ価値があるのか

●1 米・麦・大豆を国産することの意味と価値……小池恒男

●2「食料安全保障」としての価値
(1)「日本の食」の安全保障をどう理解するか……池上甲一

(2)国際市場における小麦・大豆の需給動向
 ──COVID-19禍における穀物等市場及び世界の食料需給見通し……古橋 元

(3)「安い日本」における穀物価格の高騰
 ──低い自給率が脅かす「日本の食」の安全保障……柴山桂太

●3「景観保全と地域活性化」の価値
○コラム1 稲と麦が創りだす景観の意義……秋津元輝
○コラム2 滋賀の酒米と地酒の活性化をめざして……喜多良道
○コラム3 地元産の小麦で住民の笑顔と経済の循環をつくる「横浜あおば小麦プロジェクト」……奥山 誠
○コラム4 九州における国産大豆による地域おこし……東 鉄兵
○コラム5 笠原棚田米プロジェクト─食べる人とつくる人で棚田を守る……小森耕太


■Ⅱ 私たちの選択はどうなっているのか

●1 日本型食生活の変容と米消費の展望──主食的消費の動向分析から……青柳 斉

●2「ご飯は太る」の嘘──お米の価値……岩崎真宏


■Ⅲ 国内産の拡充・拡大への取り組み

●1 米生産調整の成果と課題──米の需給動向と販売戦略を中心に……冬木勝仁

●2 国産飼料用米給与畜産物の消費者の選好と高付加価値化への課題……信岡誠治

●3 小麦を中心とした麦類の国産化の展開とその要因……吉田行郷

●4 大豆の国産化の展開とその要因──大豆加工メーカー2社の事例分析から……田口光弘

●5 加工業・卸売業にとっての国内産の意義

○コラム6 製粉業にとっての国内産小麦の意義──美味しさと健康機能の拡張をめざして……吉原良一

○コラム7 製パン業にとっての国産小麦の意義──食の安定供給とSDGsへの貢献……山田真彦

○コラム8 大豆卸問屋にとっての地元産大豆の意義──地域の食文化の保護と継承を支える……北尾幸吉雄


■Ⅳ 国内産を拡げるシステムの確立に向けて

●1 愛知県の小麦収量3年連続日本一の秘密……伴 佳典

●2 日本の大豆作はなぜ低収不安定か──開発が進んだ生産技術と普及のための課題……白岩立彦

●3 水田フル活用は地域でどう取り組まれているか
   ──農業再生協議会と直接支払交付金をめぐる方針転換の分析を中心に……小川真如

●4 持続可能性を高める生産・経営システム

(1)「水稲・麦・大豆の田畑輪換」は水田農業の未来を切り拓くか……稲村達也

(2)環境保全米の産地が抱える課題と新たな取り組み──JAみやぎ登米の挑戦……水木麻人

(3)有機農業を持続可能なものにする経営システムの探求……辻村英之

○コラム9「オーガニックといえば滋賀県」をめざして──環境保全型農業40年の歴史の先に……森野 真


■連載 農の美学……藤原辰史


■連載 世界の食と農をめぐるシステム転換……久野秀二


■連載 ポスト・コロナ時代の食と農を支える──担い手たちの群像


■連載 森・川・海の名人に学ぶ─「聞き書き甲子園」作品集から③


■連載 ブックガイド──農と食を読む

著者プロフィール

青柳 斉  (アオヤギ ヒトシ)  (著/文 | 編集

青柳 斉……1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了、新潟大学農学部教授、福島大学食農学類設置準備室教授を経て、新潟大学名誉教授、2018年4月より福島大学客員教授。主な著書に『米食の変容と展望』(単著)、『中国コメ産業の構造と変化』(編著)など。

小池恒男  (コイケ ツネオ)  (著/文 | 編集

小池恒男……1941年生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。滋賀県立短期大学教授、滋賀県立大学教授、一般社団法人農業開発研修センター会長理事などを歴任。主な著書に『集団的土地利用形成』、『激変する米の市場構造と新戦略』など。

白岩立彦  (シライワ タツヒコ)  (著/文 | 編集

白岩立彦……1958年生。京都大学農学部卒。滋賀県立短期大学農業部、滋賀県立大学環境科学部を経て、1998年京都大学大学院農学研究科に赴任、現在に至る。主な著書は、「ダイズ」(今井勝・平沢正編『作物学』、分担執筆、2013年)、「滋賀県にみる日本の稲作」(堀江武編『アジア・アフリカの稲作』、分担執筆、2015年)など。

辻村英之  (ツジムラ ヒデユキ)  (著/文 | 編集

辻村英之……京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。専門は農業食料組織経営学。主な単著に『キリマンジャロの農家経済経営──貧困・開発とフェアトレード』(2021年、昭和堂)、『農業を買い支える仕組み』(2013年、太田出版)、『増補版 おいしいコーヒーの経済論』(2009年、太田出版)など。

吉田行郷  (ヨシダ ユキサト)  (著/文 | 編集

吉田行郷……1962年生まれ。1985年東京大学農学部卒業、同年農林水産省入省、2021年3月まで農林水産政策研究所次長。2021年4月より現職。専門は麦類のフードシステム、農福連携等。著書として『日本の麦──拡大する市場の徹底分析』(2017年、農山漁村文化協会)、『農福連携が農業と地域をおもしろくする』(2020年、株式会社コトノネ生
活)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。