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ジュリアンはマーメイド ジェシカ・ラブ(文・絵) - サウザンブックス社
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ジュリアンはマーメイド (ジュリアンハマーメイド)
原書: Julian Is a Mermaid

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A4横変形判
上製
価格 1,800 円+税   1,980 円(税込)
ISBN
978-4-909125-19-4   COPY
ISBN 13
9784909125194   COPY
ISBN 10h
4-909125-19-1   COPY
ISBN 10
4909125191   COPY
出版者記号
909125   COPY
Cコード
C8798  
8:児童 7:絵本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年5月30日
書店発売日
登録日
2020年4月22日
最終更新日
2024年10月9日
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受賞情報

ボローニャ・ラガッツィ賞、ストーン・ウォール賞大賞ほか

紹介

表情豊かな美しい絵で描かれた
人魚になりたかったぼく、ジュリアンの物語

おばあちゃんと行ったプールの帰り道、ジュリアン少年は地下鉄に乗っていました。人魚が大好きなジュリアンは、おしゃれな人魚の格好をしている女性3人に見とれて、おばあちゃんに打ちあけます。「ぼく、人魚なんだ」。たちまちジュリアンは想像の世界へ入りこみ、人魚になりました!
おばあちゃんに声をかけられ想像の世界からもどったものの、ジュリアンは家に帰るなり身近な物をつかって人魚に変身して満足します。けれど、おばあちゃんには不評のようで、ジュリアンはがっかり。「ぼく、人魚の格好をしちゃいけないのかな……?」
ところが、人魚の姿のまま外へ出ようとおばあちゃんに誘われ、おっかなびっくり出かけてみると、さきほど見かけた人魚姿のお姉さんたちをはじめ、海の生き物に扮した色鮮やかな人たちのパレードが!そこでジュリアンは……。

ボローニャ・ラガッツィ賞(伊)、ストーン・ウォール賞大賞(米)受賞作品。

版元から一言

【作品の背景と魅力】
ニューヨークのコニーアイランドで毎年行われるパレードが舞台です。おばあちゃんとふたりで行動していることから共働き世帯を想像させます。
本作の主要テーマはLGBTQであるとともに、ジェンダーにとらわれない、自分の気持ちを大切にすることが描かれています。また、ジュリアンが想像のなかで人魚になる場面をはじめとする色鮮やかで美しい絵が本書の最大の魅力といえます。
作者のジェシカ・ラブはニューヨーク在住のイラストレーターであり、俳優でもあります。本作は、50代になってからトランス移行された友人との会話をきっかけに生まれたそうです。人魚はトランス・アイコンとされているとか。また、はじめての絵本作りに試行錯誤するなかで、主人公ジュリアンの肌色に合うようにと、白い紙ではなく茶色のクラフト紙を選んだと語っています。


【受賞歴】
(アメリカ)
・LGBTをテーマにした作品に贈られるストーン・ウォール賞大賞受賞
・その年にデビューした絵本作家・画家に贈られるエズラ・ジャック・キーツ賞の画家部門オナー
・ボストングローブ紙2018年ベスト
・パブリッシャーズウィークリー紙記事"Booksellers' Favorite Titles of 2018" 1位

(イギリス)
・子どもたちが選ぶCHILDREN’S & TEEN CHOICE BOOK AWARDSオナー(幼稚園から2年生までの部)
・ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト
・ウォーターストーンズ児童文学賞ショートリスト
・Klaus Flugge Prize大賞受賞

(イタリア)
・ボローニャ・ラガッツィ賞オペラプリマ部門受賞

(スペイン)
・大手新聞「El pais」紙の2018年ベスト児童書の1冊に選出

著者プロフィール

ジェシカ・ラブ  (ジェシカ ラブ)  (文・絵

芸術家の両親のもと、南カリフォルニアで育つ。小さいころから絵を描いたり物語を作るのが好きだった。カリフォルニア大学サンタクルーズ校で版画制作とイラストレーションを学んだのち、演劇を学ぶためジュリアード・スクール(日本ではジュリアード音楽院として知られている)へ進んだ。ニューヨークの舞台に13年立つなかで絵本制作をはじめた。絵本作りは、芝居を演出し、すべての役をひとりで演じるように感じたという。ニューヨーク、ブルックリン在住。

横山和江  (ヨコヤマ カズエ)  (

埼玉県生まれ、山形市在住。訳書に『わたしの心のなか』『キツネのはじめてのふゆ』(ともに鈴木出版)、『フランクリンの空とぶ本やさん』(BL出版)、『わたしたちだけのときは』(岩波書店)、『300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート』(あすなろ書房)、『クマさんのいえへいかなくちゃ!』(徳間書店)、『ねこの3つのねがいごと』(岩崎書店)『ノラのボクが、家ネコになるまで』『家ネコのボクが、にんきものになるまで』(ともに文研出版)などがある。10月から「べネベントの魔物たち」シリーズ(偕成社)が順次刊行。やまねこ翻訳クラブ会員。

上記内容は本書刊行時のものです。