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役員1年目の教科書 星野雄滋(著/文) - ロギカ書房
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役員1年目の教科書 (ヤクインイチネンメノキョウカショ)

ビジネス
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発行:ロギカ書房
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
重さ 300g
192ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-909090-16-4   COPY
ISBN 13
9784909090164   COPY
ISBN 10h
4-909090-16-9   COPY
ISBN 10
4909090169   COPY
出版者記号
909090   COPY
Cコード
C2034  
2:実用 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年12月10日
書店発売日
登録日
2018年11月3日
最終更新日
2018年11月17日
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紹介

役員に就任したその日から、あなたは「経営者」です。
その覚悟はありますか。

 なぜ「役員1年目の教科書」という本を執筆するに至ったか、その理由をお話ししたいと思います。
 「役員になれる部長の仕事」や「取締役の役割」といったような本はありますが、役員1年目を対象にしたズバリの本はありません。また新任役員研修を行う教育機関も多く、新任役員は大概そのような研修を受けていることでしょう。
 では、なぜ役員1年目の教科書が必要か。それは経営環境の変化とガバナンスの強化という観点から捉えることができます。企業経営の国際化・ボーダレス化、経営環境の変化が常態化しスピードも速く時に激変する時代、それに呼応する形で進展するAIの活用、一方で価値観や人財の多様性、働き方改革が叫ばれている時代においては、役員1年目から環境変化に対応した経営が求められます。その意味では役員1年目も10年目もその使命と役割に大差はありません。端的に言えば1年目から「経営者の立場」で経営することが必要な時代と言えます。
 役員が1人でも過去の延長線上の意識で仕事をしたら、大変化の時代に対応することはできません。1年目の役員でも経営のプロとして、経営にあたらなければなりません。そのためには、役員には、覚悟、胆識が求められ、それを担保する経営力が必要なのです。
 また、1年目の役員が経営の中枢で機能する組織は、役員間の中で刺激と活性化が進み、高齢の役員が、顧問や相談役として長く残るようなこともありません。役員1年目の教科書は、役員会が活性化すること、ガバナンスが一層有効に機能することを目的としています。
 役員1年目から「経営者の立場」で経営するためには何が必要か、その指針を示すことが本書の目的です。

目次

第1章 経営理念とビジョンの浸透、戦略の立案
 ① 経営理念・方針の浸透
    自分の思いを伝える
    三段階での思いの伝達
    原点に立ち返る
 ② ビジョン策定の手法・プロセス
    従業員の巻き込み

    従業員の目線と経営者の目線
    望ましいビジョン
 ③ 戦略策定プロセスと戦略の本質
    バカな と なるほど
    基本戦略
    強みを活かす&すてる
    独自性の追求
 第1章 まとめ
第2章 人財の採用と育成のコツ
 ① 役員と従業員は立場が異なる
 ② 人財をマネジメントするとはどういうことか
 ③ 今、何が起きているのか
 ④ 価値観の合う人財を採用する
 ⑤ 人財が育つためには
 ⑥ リーダーシップを発揮する/発揮させる
 ⑦ モチベーションを向上させる
 ⑧ 人事制度を運用する
 ⑨ 労務コンプライアンス管理を徹底する
 第2章 まとめ

第3章 会計の勘所(経営者目線、役員はここを視る)、役員がおさえておくべき会計ルール
 ① 財務会計の基礎(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)
 ② 会計制度の概要(日本の会計制度・開示情報を理解する)
 ③ 財務会計の応用
 ④ 役員がおさえるべき税務のテーマ
 第3章 まとめ
第4章 管理会計のポイント(損益分岐点、投資の採算性、減損会計、のれん)
 ① 管理会計
 ② 損益分岐点分析
 ③ 新規投資の採算性(投資の意思決定)
 ④ 減損会計
 ⑤ のれん
 第4章 まとめ
第5章 経営目標達成のためのマネジメント
 ① マネジメントシステムの確立(財務数値管理と活動目標管理の有機連携)
 ② 予算管理とは
 ③ 活動目標管理
 第5章 まとめ
第6章 情報をお金に換える
 ① 情報をお金に換える「仕組み」とは
 ② 情報技術の活用による変革
 ③ 経営情報と行法技術の管理
 ④ 情報活用に対する会社の方向性
    業務における事例
    組織
    人材
 第6章 まとめ
第7章 経営の三大リスクをおさえる(不正、不作為、不人気)
 ① 不正リスク

 ② 不作為リスク(リスクテイクしないリスク)
 ③ 不人気リスク
 第7章 まとめ

著者プロフィール

星野雄滋  (ホシノユウジ)  (著/文

星野 雄滋(ほしの ゆうじ)
有限責任監査法人トーマツ 東京事業部 パートナー・公認会計士
1987年慶應義塾大学経済学部卒業後、サンワ等松青木監査法人(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所。会計監査や周辺業務に関するアドバイザリーパートナーとして、経営計画、人財育成等の企業の成長支援を行ない、また、役員・幹部向けのセミナー・研修の講師を務めている。
主要著書:『経営会計-経営者に必要な本物の会計力。』(ロギカ書房)『永続企業を創る!戦略バランスとレバレッジ会計マネジメント』(同文舘出版)
主要記事:「私見卓見~企業の価値観が不正を防ぐ~」(日本経済新聞 2016年12月14日)、「私見卓見~働き方改革の成否握る経営目標~」(日本経済新聞 2018年3月5日)

矢澤 浩  (ヤザワヒロシ)  (著/文

矢澤 浩(やざわ ひろし)
有限責任監査法人トーマツ 東日本サテライト事業部 ディレクター・公認情報システム監査人・税理士(個人登録)
1987年中央大学大学院商学研究科博士前期課程修了。同年、デロイトのコンサルティング部門に入社。2006年監査法人トーマツに入所。経営管理全般に関するに関するコンサルタントとして、大企業、中堅企業等に対して経営計画策定、経営管理制度、情報システム構築等に関するアドバイザリー業務を実施。

松林和彦  (マツバヤシカズヒコ)  (著/文

松林 和彦(まつばやし かずひこ)
有限責任監査法人トーマツ 東京事業部 シニアマネジャー

1998年国際基督教大学教養学部卒業後、2000年に監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所。組織・人事領域のコンサルティングを中心に、株式上場支援や業績管理制度高度化等の経営管理基盤構築の経験を豊富に有する。
主要著書:『会社を成長させる5つのアクション』(中央経済社)、『これですべてがわかるIPOの実務』(中央経済社)、『原価計算が病院を変える』(清文社)

三村健司  (ミムラケンジ)  (著/文

三村 健司(みむら けんじ)
有限責任監査法人トーマツ 東京事業部 シニアマネージャー・公認会計士
慶應義塾大学経済学部卒業後、事業会社にて貿易実務の経験を経て、会計士試験にチャレンジ。2次試験合格後監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所。中堅上場企業の監査や上場準備会社に対する監査やIPO助言指導業務に従事するとともに中堅中小企業に対する管理会計の導入・原価計算の構築・中期経営計画の策定支援等や現場リーダー育成支援・問題解決支援等のアドバイザリー業務にも従事。

高橋 勲  (タカハシイサオ)  (著/文

高橋 勲(たかはし いさお)
デロイト トーマツ税理士法人 東京事務所 パートナー・公認会計士・税理士
2001年10月 監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)入所。2005年5月 公認会計士登録。上場企業等の法定監査業務、上場準備支援業務に従事。2011年10月 税理士法人トーマツ(現 デロイト トーマツ税理士法人)入所。2012年5月 税理士登録。上場企業・中小企業の法人税等の申告業務、税務調査対応の他、組織再編成、国際税務に関する相談、税務デューデリジェンス、並びに経営承継支援等のサービスを提供している。
主要著書:『Q&A 事業承継をめぐる非上場株式の評価と相続対策 第9版』(共著 清文社)

上記内容は本書刊行時のものです。