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「ティーチャーズ・イニシアティブ」の記録
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月3日
- 書店発売日
- 2021年2月22日
- 登録日
- 2021年1月19日
- 最終更新日
- 2021年2月22日
紹介
「TIで「自分を変える」先生とたくさん出会いました。
学びは楽しいですね!」――『みんなの学校』木村泰子先生推薦!
スキルの獲得が目的ではない。方法論じゃない。
「もとより私たちに正解があるわけではなく…TIの学びとは、内省的であり、対話的であり、共同創造的です。このような学びは、もしかしたらこれまでみなさんが考えてきた「学び」とは少し様相が異なるものかもしれません。…今回、実際にそのような体験を経てきた先生方の生の言葉を通して、何か少しでも感じ取ってもらうことはできないかと思い、この本の出版に至りました。」本書「あとがき」より
目次
はじめに
第一章 21 世紀ティーチャーズプログラムとは
体験的な学びにより 教育観を拡げる
第二章 TIで何が起こったか――8人の先生の物語
1)どんな“自分”を
2)カリスマ教師症候群を超えて
3)教師の矜持
4)社会とつながり学びを起こす
5)職員室に関わる
6)人生を見せる
7)公教育の価値
8)リーダーの在り方
第三章 研究的視点から
特別寄稿:法政大学キャリアデザイン学部教授/ティーチャーズ・イニシアティブ理事 児美川孝一郎
教育界の閉塞を打ち破る――ティーチャーズ・イニシアティブという「野望」
あとがき
版元から一言
一般企業では社員研修を社外のプロに委託することも多いですが、教員においては業界外の人に学ぶ機会はまだ少ないのが現状です。一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブは、学校教員とは異なる分野でキャリアを積んだメンバーたちが、教師という仕事の持つ可能性に惚れ込み、先生発で学校を、社会を、未来を変えていく力を生みだそうと願い2015年に発足しました。オンラインや集合型(令和3年2月現在オンライン型のみ)など、管理職を含め広く教員を対象にした研修を提供しています。代表幹事である宮地勘司氏は、探求学習プログラムの「クエストエデュケーション」で知られる教育と探求社の代表取締役も務めています。
本書は8名の研修参加者へのインタビューを中心に構成。いかに自分と向き合いそれを受け入れていったか、教師を目指した頃の思いとの再会、自分が変わり教室が変わった経験(子どもたちの言葉はどれも痺れます)などが、キャリアも年齢もバラバラな教師達によって不器用なほど真摯に語られています。またこのような学びの機会が持つ意義について研究者による専門的な解説を読むことで、改めてこれからの教師に必要な資質・能力に気づかされることでしょう。
少しだけ自分を変えてみたい、もっと教師生活を楽しくいきいきとさせたい、そんな先生にお勧めします。
上記内容は本書刊行時のものです。