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究極の生徒指導 中嶋郁雄(著/文) - さくら社
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究極の生徒指導 (キュウキョクノセイトシドウ)

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発行:さくら社
A5判
122ページ
並製
価格 1,700円+税
ISBN
978-4-908983-28-3   COPY
ISBN 13
9784908983283   COPY
ISBN 10h
4-908983-28-3   COPY
ISBN 10
4908983283   COPY
出版者記号
908983   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年7月5日
書店発売日
登録日
2019年4月26日
最終更新日
2019年6月21日
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紹介

現在の学校で見られる児童や保護者の実態や変容、生徒指導の事例などを盛り込みながら、計画的に組織的に生徒指導を行うための解説書。
生徒指導の本質(1章)から、指導体制を確立するための手立て(2章)、集団に対する指導(4章)、個別課題への指導(6章)等網羅的に配された全章全項目において平成22年文部科学省より発行された生徒指導の基本書『生徒指導提要』を参照しつつ、実践においてはどのようにすればよいのか、著者自身の体験を基に、より具体的に活用できるように書かれています。

目次

序章 本質を理解し、効果的な指導を実現するために

1章 生徒指導とは
① 目的は子どもの自己実現(1-1 生徒指導の意義と課題)
② 全ての学習は生徒指導の場(1-2-2 教育課程における生徒指導の位置付け)
③「外圧」による指導でなく(1-3 生徒指導の前提となる発達観と指導観)
④ 質の高いクラスで強い個は育つ(1-4 集団指導・個別指導の方法原理)
⑤ 組織対応で効果を高める(1-5 生徒指導が機能する学校運営)
コラム1 校則は、誰のため?

2章 指導体制を確立する
① 実効性のある体制をつくる(4-1 生徒指導体制の基本的な考え方)
② 組織的な連携で全員対応(4-2 生徒指導の組織と生徒指導主事の役割)
③ 年間計画の整備と改善(4-3 年間指導計画)
④ 情報交換とプロセスのマニュアル化(6Ⅰ-1 組織対応と関係機関との連携)
⑤ 当事者意識を高める体制づくり(4-6 全校指導体制の確立)
コラム4 決断が必要な時期!?

3章 指導の前に子ども理解
① 偏見を排除し状況把握する(3-1 児童生徒理解の基本)
② 発達実態を意識する(3-2 児童期の心理と発達)
③ 新春期の感情コントロール(3-3 青年期の心理と発達)
④ 成功体験を味わわせる指導(6Ⅱ-2 発達に関する課題と対応)
⑤ 生活習慣を徹底指導する(6Ⅰ-5 基本的生活習慣の確立)
⑥ 自分で自分を守る指導(6Ⅰ-7 児童の安全に関わる問題)
コラム2 体罰は教師の思い上がり

4章 集団に対する指導
① 前向きに勇気と覚悟を持って(6Ⅰ-2 生徒指導における教師の役割)
② 後ろ指を指されない誠実さで(6Ⅰ-3 守秘義務と説明責任)
③ リーダーとしての一貫性ある指導(6Ⅰ-4 学級担任・ホームルーム担任の指導)
④ 自律的な規範意識を育む(6Ⅰ-6 校内規律に関する指導の基本)
⑤ 授業の力量は生徒指導の力量(2-1 教科における生徒指導)
⑥ 道徳科を日常に生かす(2-2 道徳教育における生徒指導)?
⑦ 総合的な学習の時間を使う(2-3 総合的な学習の時間における生徒指導)
⑧ 特別活動の機会を生かす(2-4 特別活動における生徒指導)
コラム3 指導は自信を持って

5章 個を救う教育相談
① 些細な変化をキャッチする(6Ⅱ-1 問題行動の早期発見と効果的な指導)
② それぞれの立場で関わる(5-1 教育相談の意義)
③ チームプレイで体制構築(5-2 教育相談体制の構築)
④ 全ての教員が適時・適切に(5-3 教育相談の進め方)
コラム 一人よがりは禁物

6章 個別課題への指導
① 薬物の恐ろしさを本気で伝える(6Ⅱ-3 喫煙、飲酒、薬物乱用)
②「手のかからない子」ほど意識して(6Ⅱ-4 少年非行)
③ 自身の行いを振り返らせる(6Ⅱ-5 暴力行為)
④「仲裁者」をつくり早期対応(6Ⅱ-6 いじめ)
⑤ 結果の重大性を叩き込む(6Ⅱ-7 インターネット・携帯電話にかかわる課題)
⑥ 学校生活の充実で性への関心を相対的に下げる(6Ⅱ-8 性に関する課題)
⑦ 自殺を対岸の火事と思わない(6Ⅱ-9 命の教育と自殺の防止)
⑧ 表情、態度、身なり、身体の注意深い観察を(6Ⅱ-10 児童虐待)
⑨ 帰宅時刻と放課後の動向を把握する(6Ⅱ-11節 家出)
⑩ 保護者を学校好きにする(6Ⅱ-12 不登校)
コラム 親と共に考える

7章 連携・研修
① 様々な情報源を確保する(3-4 児童生徒理解の資料とその収集)
② 具体的で実効性ある研修を(4-4 生徒指導のための職員の研修)
③ いざという時に役立つ資料活用(4-5 資料の保管・活用と指導要録)
④ 評価基準は児童の変容(4-7 生徒指導の評価と改善)
⑤ 専門機関活用の必要性と効果(5-4 スクールカウンセラー、専門機関との連携)
コラム5 地域と子どもをつなぐ学校

版元から一言

「生徒指導」と言えば、こわもての体育会系の教師が行うもの。勘と経験をもとに、問題を起こした子どもを厳しく指導するものだと思ってはいませんか。
実は、生徒指導とは「一人一人の児童生徒の個性の伸長を図りながら、同時に社会的な資質や能力・ 態度を育成し、さらに将来において社会的に自己実現ができるような資質・態度を形成していくための指導・援助」(文部科学省『生徒指導提要』)なのです。
では、その「指導・援助」はどのようにすればよいのか――本書でそれがはっきりとわかります。

著者プロフィール

中嶋郁雄  (ナカシマ イクオ)  (著/文

1965年鳥取県生まれ。奈良教育大学を卒業後、奈良県の公立小学校教師として勤務。若い頃から、叱り方を中心にしながら、生徒指導を活かした学級経営の実践と研究を進めてきた。現在、公立小学校の校長として、後進を育てながら学校経営に力を注いでいる。
著書に、『教師の道標』(さくら社)、『信頼される教師の叱り方』(学陽書房)、『教師のためのレジリエンス』(明治図書)、『叱って伸ばせるリーダーの心得56』(ダイヤモンド社)、『しなやかに強い子を育てる』(金子書房)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。